逃れられない宿命と (ちょっと追記)
ハイレゾ
レギュラーお題の最後は音関係です。
イヤホンやスピーカー、アンプなんかに拘っても、悲しいのは自分の耳が老いてくること。
しょうがないことなんですが、やはり悲しくなります。
特に、低音と高音。昔聞いてた曲を聴いて、ここでこういう音が出るはずと覚えていても、その音を認識できなくなっているのです。
聴覚診断では特に劣化は無いのですが、音を音楽として認識できなくなっているようです。面倒な言い方ですが、低音や高音は聞こえても、それがベースラインなのか、ホールの響なのか、倍音成分なのかが判別できなくなっているのです。
てことは結局聞こえてないということなのです。
さて、ここからハイレゾのお話し。
上記の様な状況であれば、ハイレゾ音源なんて聞き分けられないだろうという話になるところですが、これがそうでもありません。
ちなみに、最初にハイレゾ音源に触れたのはこちら。
sonyのNW-ZX1。最近は家の固定プレイヤーとなってます。ソフト的にはfb2kやAudirvanaなんかを使ってUSB DACを通して聴いています。
話は戻りますが、こんな耳でも、ハイレゾとCD音源の差は分ります。ただ、それがハイレゾだからなのか、マスタリングの差なのかは微妙です。
私的な感想では、ハイレゾは音の定位がはっきりします。ここにギターがいて、ドラムでもここにスネアがあって、ここにバスドラがあって何かってのがはっきりわかります。
その分、特にスピーカーで聴く時には、セッティングをきちんとしないと中抜けしてるような感覚にもなるのです。
CD音源では真ん中あたりに音が集まって、迫力はあるけど解像度は低いなって印象。
面白いのはそれが悪いかというと、そうも言えないというところです。
例えば、有名なところでNirvanaのIn Uteroなんかは、正直ハイレゾじゃない方が雑味があって好きだったりします。
リマスターという意味では、ハイレゾでは無く、同じCD音源44.1KHz/16bitでも、例えばRageのBattle of Los Angelesのリマスターを聴くと前の方が良いななんて感じます。
ここ追記ですが、リマスターは1stのRage Against the Machineでした。しかも今改めて聴くとこっちも良いななんて思ったりして。
逆にDonald FagenのThe Nightflyなんかはリマスターかつハイレゾの方が圧倒的に良いのですが。この辺は音圧、コンプレッション等を重視しているか、bit深度つまりダイナミックレンジを重視しているかどうかにも関係してるのでしょう。
うん、何を言いたいか分からなくなってきました。が、ハイレゾでもリマスターでも確かに音の違いがある。その中で自分が一番楽しくなる音源を選ぶことができるってのが、今の状況の良さなのかなと。
ちなみに、スマホに入れるときにはすべてAAC256に落としているのですが、それでも原音がハイレゾかどうかで音が変わるのは面白いモノです。それこそマスタリングの差なのかもいしれませんが。
てことで、って何も語っていませんが。
ではでは
動いたら
喉が渇く
渇いたなら潤すのです。
洗濯やら、掃除やらも済ませて、喉を潤す作業に入ります。
潤すと言えばビール。
Brewdog、Ace of Equinoxです。
印象はグレープフルーツの皮。爽やかな香りと苦みが美味しい一本です。どちらかというと夏向けですね。
しかし、Equinoxと聞くとエキノコックスを思い出すのは道民の性なのでしょうか。
で、潤した後は味わうのです。
せっかく桜を見てきましたので、桜色ラベルの一本。
岐阜は百十郎。赤面でも黒面でも無く、見た目は桃面。桜Versionです。
見た目の印象も相まっているのでしょうが、甘みを感じて、桜餅というか、桜を感じます。酒器は爽やかに白磁を合わせました。
秋田酒こまちの酒は初めてかも。
てことで、春らしい酒を合わせてみた、といいますか現在進行形の酒でした。
ではでは
ちょっと早かった
散歩
レギュラーお題の2弾めはカメラと散歩風景。タイトル回収は少し後にして、まずは春の風景から。
ハマダイコンの花がもう咲いていました。こちらは紫バージョン。
白バージョンは青空をバックに。今日は、薄曇りでコントラストは低めだったんですが、この時は上手い具合に青空バックになりました。
さて、ちょっと早かったのはこちら。
以前も行った多摩川沿いの桜並木なんですが、そろそろ河津桜以外も咲いてるかなと訪れて見たものの、河津桜が葉桜気味になっていた以外、その他の桜は咲いていませんでした。まだ、早かったようです。
でも、葉桜と花桜が合わさった見た目も好きなのです。
こんな風に、風景に緑が入るのが良いなと。
方向によっては、このように桜色一色にもなります。
たまたま青空と飛行機雲が綺麗に出ましたので、それをバックに一枚。桜は殆ど葉桜ですね。
桜は幹から直接花が出ている風景が好きなのです。
ここからは逆光、透過光です。
花びらの重なったところや、茎の影になったところが濃い桜色になっていますね。背景は現像時にかなり飛ばしています。
ラストは幹をグイッと。もう少し空が青ければ黒、青、ピンクが綺麗に出たのでしょうが、この季節、花粉やら黄砂やらで空が霞むことが多くなるのです。
てことで、色んな種類の桜が見られるかなと期待していったのですが、そこは残念でした。
ですが、この季節ならではの桜の姿も見られて満足です。
ではでは
ワークブーツ 9870 1300Km
いつの間にか
さて、本日はレギュラー話題勢ぞろいなんですが、まずはブーツから。
9870が1300kmになりました。
履き始めから数百キロの間は、金属的でカラッとした艶が特徴だったのですが、いつの間にかしっとりとした艶に変わってきました。
オイルを入れたのは結構前ですし、ブラシも馬で変わっていないのですが、クローンダイクの表層が落ちてきたのですかね。この雰囲気も好きです。
とはいえ顕著な茶芯はまだまだ。満員電車に乗るようになって、擦れたり踏まれたりして変化も大きくなるかなと思っていたのですが、意外にみなさん周りに気を使って乗っているのですね。
まぁ、以前田園都市線を使っていた時には、まさに阿鼻叫喚でしたので、そこに突っ込めばあっという間にボロボロになりそうですが。
後ろのシワは、まさに自分だけの一足という証しです。
ソールはもう一期くらい行けそうな雰囲気。
ちょっと迫力を出した一枚。
てことで、カラッとからしっとりに変わってきた9870。ここから先どう変わって行くのかが楽しみです。
ではでは
影響される夜
つい一本
風呂上りに、他の方のビールブログを見るとつい飲みたくなってしまいました。
開けたのはこちら。
正直買っては見たものの、開け時を逸していた一本。
BrewdogのAbstrakt AB:21です。アブストラクトシリーズの第21弾でインペリアルスタウト、アルコールは12%とちょっとしたワイン並み。
開け時を逸していた一番の理由は原材料。
ブラックカラント(カシス)は良いとして、リコリスってのが、どうにもサルミアッキを思い出して怖かったのです。
ボトルは長期熟成にも耐えられるようにと、レッドトップの様に封印がされています。
実際賞味期限は2026/8/31と10年後まで設定されています。でもこの封って開けるときにバラバラに散らばったり、欠片がグラスに入ったりと、結構厄介なんですよね。
さて、長々と説明してきましたが、肝心のお味。
黒バックにスタウトだと何が写っているか全然わかりません。
インペリアルスタウトにしてはロースト感は少なく、意外にライトな印象。カシスの酸味と香りが効いているせいもあるのでしょう。
懸案のリコリスですが、これもそんなに主張しておらず、スタウトに良い甘みを加えています。といいますか、サルミアッキの味のヤバさはリコリスでは無く、塩化アンモニウムですね。
アルコールの高さと、酸味、甘み、苦みという要素で考えると、ちょっと開けるのが早かったかも。10年後にどうなるかは分かりませんが、これらの味が上手く熟成し混ざり合った味も飲んでみたくなる一本です。スモールバッチなので、これから手に入るかは分かりませんが、もし見つけたら買って放っておきましょう。
てことで
ではでは
カメラ話をもう少し
ちょっと不安定
しかし、直前のエントリを改めて見ると、そんなに収差は目立ちませんね。
実は最近カメラの話題が多くなってきてるのは、この不安定さにあるのです。
E-P5を2年と少し使ってきて、撮った枚数は約5万枚ってところなんですが、最近、ソフト的にはAELが外れ無くなったり、LVと実際の画の明るさが全然違ったり、一番怖いのは電源を切れなくなったりという現象が出始めました。
電源を切れなくなった際は、スイッチ操作ではどうにもなりませんので、バッテリーを物理的に抜くしかありません。この時、先にSDを抜くか、バッテリーを抜くかが悩ましいのです。下手するとデータが飛びそうで。
物理的には、バッテリーのフタが取れたりと、やはり少しづつガタが来ています。
それがあるので、何かいつもと違う写りがあった際に、それが正常なのか、ボディの異常から来るものなのか判断を付け難いのです。
この収差もそうで、最初に気になった程の収差が出ないのは良いことなんですが、なんか不安なんです。
かといって、ボディを買い替えるほど懐は温かく無いし。
と、悩ましい毎日。
てことで
ではでは
ディストーション その2
なるほどねと
最近週末にあんまり出歩かないのは、二日酔いってのもあるのですが、平日に歩き過ぎて、少し疲れが溜まっているからのようです。で、部屋でボケっとしていても何なので、先日のディストーションをもう一度確認してみました。
レンズはもちろんM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。F4.0で固定。
以下記載の焦点距離は35mm換算で、現像はOlympus viewer 3。歪み補正は自動で、色以外の補正はかけていません。
ではワイド端から。
24mm。樽ですね。ワイド端だとこうだろうなというイメージ通りです。
50mm。ちょっと糸巻きになってきました。ラベルは元々曲がって張られているようで、歪みではありません。
70mm。これも少しだけ糸巻きですが、50mmとそんなに変わりません。
100mm。少し糸巻きが強くなってきましたが、まだ耐えられるレベルです。
150mm。これは気になりますね。以前糸巻きが気になった一枚が132mmでしたので、この辺りが一番収差が目立つようです。
テレ端200mm。少し戻ったように見えます。他の写真でディストーションが気にならないのを確認すると、やはりテレ端で撮っているようです。被写体との距離も関係してるのかな。
結果として、こういう縦の線がキッチリしていないと気持ち悪い被写体であれば、テレ端か50mm前後で撮るのがよいかも。画角は単焦点と同じく自分が移動すれば良いし。
単焦点という言葉が出ましたので、試しに単焦点でも撮ってみました。
まずはHeliar 75mm(150mm)。
電子接点無しの完全に素のレンズ性能ですが、綺麗なもんです。
続いてUltron 35mm(70mm)。
こちらもキッチリしています。
そもそも、ズームレンズと単焦点を比べるのはフェアじゃないし、特にこの2本はフルサイズのイメージサークルを、m4/3センサで真ん中あたりの美味しい部分を切り取っている形になっているので、こういう結果になったのでしょう。ちなみに、今は貸し出し中なので手元にありませんが、m4/3用のNOKTON 25mm F0.95ではかなり強い樽型収差がでます。
でも、やはりこの素直な描写があるので、単焦点は手放せません。
てことで、基本ワイド端以外は糸巻きというのを頭に入れつつ、焦点距離と、被写体との距離の美味しいところを探していくってことになりそうです。これはこれで楽しい作業かな。
ではでは