締めは
日本酒で
最近ジンに浮気していましたが、やはり締めは日本酒でということで、まずはこちら。
有名どころ島根、 吉田酒造の月山です。このブログを始めてからは初めて呑むかなと書こうとして過去記事を調べると2015年の6月に呑んでいるようです。
その時はマスカットの様な味で、あまり好みでは無いと書いていますが、こちらは変なフルーツさは感じず、角の取れた柔らかな甘さを感じます。酒米は同じのはずですが、ひやおろしのせいでしょうか。燗でもいけそうですが、相変わらず冷で呑み切りました。
実はこの写真は先週の金曜に撮ったモノですが、徹夜明けで呑んだ瞬間にひどい頭痛に襲われて、今まで残っていたものです。
やはり酒は体調の良い時に呑まないと勿体無いですね。
で、この残りを空けて、今はこちら。
川鶴の秋あがり。
あれ、川鶴ってこんなにバナナだったっけ?と思う程のバナナ。
なんか高知の久礼を思わせるほどです。これはこれで美味いですが、秋の鍋とかに合わせるのは難しそう。
てことで、連休最後の酒でした。
ではでは
ワークブーツ オイルアップ
汗だく
帰ってきたブーツのご紹介は先日しましたが、乾燥しきってましたので、昨夜からオイルアップ作業です。
まずは完成品、9875から。
綺麗にし過ぎず、古いワックスを落とす感じでステインリムーバを使い、いつものレーダーバルサムで仕上げてます。
昨日の見た目とは違い、しっとりとした艶になり、革もふっくらしています。
これまではダークブラウンの革紐を使っていましたが、今回はトリッカーズの組紐に変えてみました。純正タスランのブラウンはなんか持ちが悪いのです。
続いて9870。
こちらもいつものマスタング。
一晩おいて、完全に浸透してからワイプオールで余計なワックスを取り、ブラッシングです。先にステインリムーバで汚れを落とすのは9875と同じ。
いつもはワイプオールは使わずに、浸透したら豚→馬ブラシの順番で磨くだけなのですが、今回は量を多めに入れたので、その分浮いてくるワックスも増えたため、ワイプオールというひと手間を加えてます。そのせいか、初めから結構な艶が出ています。
さて、久し振りに手入れについて語りましょう。
まず、ステインリムーバですが、肯定否定で分かれているようですね。正直どっちでも良いのですが、レーダーバルサムの様に強いワックス層を形成するモノを使っているのなら、古いワックスは落とした方が良いかと思います。新しいオイルが入らないし、汚れも溜まるし。
マスタングの様に、ワックス層を作らないモノはブラッシングさえきちんとしてれば、どっちでもいいかなと。私の場合はクロンダイクの色が落ちてワイプオールが真っ黒になるのが面白くて使っています。
次にオイルの塗布ですが、ペネトレイトブラシを使うかどうか。これは使った方が圧倒的に作業が楽です。コバや縫い目に沿ってオイルを入れ易いし、後はそれを伸ばすだけなので、厚塗りも防止できます。
続いてオイルそのもの。
マスタングの様にオイル成分だけ(ワックスはオイルを固めるようにだけ入ってます)のモノはとても塗りやすいですが、クロンダイクの様に浸透しにくい革の場合、一晩置いて、完全に艶消しになってから磨く必要があります。
そして、レーダーバルサム。これが難敵。開けたての頃は滑らかなワックスなので、塗るのも楽なのですが、時間が経つとカッチカチになります。それでも成分上は問題ないので使うのですが、とにかく塗り難い。ペネトレイトブラシと手のひらの体温を使って塗り広げます。先日リペア屋さんの兄ちゃんと話していると、彼は電子レンジで溶かしたそうです。
そんな硬さのワックスなので、ブラッシングも大変。かなり抵抗というか引っかかりがあるのです。でも、塗った後時間が経ち過ぎると余計なオイルをぬぐうこともできなくなりますので、塗ったらすぐに硬めの豚ブラシで余計なワックスを落とします。これが結構力を使います。
そして、マスタングもレーダーバルサムも一晩おいた後ブラッシングです。この頃にはバルサムも磨きやすくなってるはず。
私の場合は、動物性、植物性用の二つのブラシを用意して、それぞれ豚→馬と磨いていきます。
革紐を使う場合はこれにもオイルアップが必須ですね。
で、磨き終わったら、紐を通す前にデリケートクリームをフットベッドに塗ります。紐を通してしまうと、つま先の方まで手が届かなくなるので。
塗る量は結構多めです。おそらくスーッと入って、直ぐサラサラになります。更にフットベッドに着いた汚れや溜まったほこりを取る効果もあるので、やった方が良いでしょう。
ここまでやって、ようやく紐を通して、もう一度馬ブラシで磨いて完成です。
文章で書くとこの様に長々と面倒に見えますが、実際、面倒で体力も使います。汗ダラダラでその汗がブーツに落ちないように気を遣う程。
革の状態に依っては工程を追加したり、省いたりもしますし。
でも、趣味だから良いんです。
これが仕事なら、最小限のコストで最大の効果を狙いますが、趣味なんで面倒な工程も楽しみのうちなのです。
てことで、久しぶりに手入れ話しを書くと妙に長くなってしまいました。
ではでは
あっという間の
連休最終日
この連休は疲労回復をメインにして、散髪とかたくち屋さんのイベントに行ければいいかと考えていたのですが、思いがけずブーツが帰って来ましたので、オイルアップという作業が増えました。
このオイルアップ、なかなかの重労働なのですが、その辺りのお話しは後でするとして、まずは落ち着いて一杯。
久し振りのスカルピンですが、こちらはUnfiltered Sculpinです。先日寄った東京駅のリカーズハセガワさんで見つけたもの。いやー美味い。
Balllast pointのページを見るとless bitternessなんて書いてありますが、そんなことは無く、かなりの苦さ。ですが、同じページに書いてあるようにとにかくFreshで、果物のピールを強く感じます。これは新鮮なうちに飲み切るのが良さそうです。
話題は変わって、久しぶりの青空。台風一過で真夏並みの暑さなんですが、狂った体内時計をアジャストするにはちょうど良いかということで、直射日光を浴びながら外をぶらぶらしていました。
暑いと言ってもそこは秋が忍び寄っていますので、湿度は低く、空気もクリアです。久し振りに二子橋から富士山が見えました。
冠雪前の富士山です。何故か富士山が見えると気分が晴れます。
てことで、それなりに充実した連休の締め。スタートです。
ではでは
Red Wingソール交換 その2
9870
続いてクロンダイクの9870です。こちらも変更の方向性は同じです。
こうなりました。
こっちはサンドベージュのビブラム #2060です。やはりシューレースの色に合わせています。
見た目は先ほどのビブラム #2021とほとんど一緒ですが、ほんの少しヒールがある分、あまり厚底感はありませんね。
素材もビブラム #2021と同じなので、こっちも1000Kmが限界でしょう。
こちらは、ミッドソールの交換はしていません、というかできませんでした。
ミッドソールの交換にはコバの糸を一端抜いて、同じ縫い穴でミッドソールを縫うのですが、この9870の場合、縫い穴がコバギリギリになっていて、再度縫うと、穴が切れてしまう可能性があるためです。縫ってからコバを削るとこうなることがありますね。
ウェルトを交換すれば、問題無くミッドソールの交換もできるのですが、今回はそこまでせずに白のミッドを残し、3層の色合いになりました。
サンドベージュにすることで、何となく落ち着いた感じになりました。
さて、写真で見るとこの9870も先ほどの9875も艶々に見えますが、実際は乾ききっています。本当は春にオイルアップしようと思ったのですが、どうせならソール交換した後にしようと考えているうちに今になってしまったからです。
本日は両靴ともオイルをたっぷり目に入れて浸透待ちです。
明日には履ける状態になるのですが、なんだか明日は30度を超えるとの予報が。
デビューはもう少し先になりそうです。
てことで
ではでは
Red Wingソール交換 その1
9875
最長1ヵ月半かかると言われていたソール交換ですが、先日完了したとの連絡がありました。同じ作業の靴がある程度溜まったら、一度に作業することもあるので早くなることがあります、とは言われていたのですが、実質2週間の待ちで済みました。
まずは9875から。
ダークブラウンのビブラム #2021にしてみました。
舗装路での歩き易さと、シューレースの色に合わせてみた結果です。
結構な厚底ブーツ感がありますが、重さ的にはずいぶんと軽くなりました。
軽くなったのは良いですが、その分減るのも早そうです。おそらく2期1000Km行かずに終わりかな。しかし、しっかり踵のある風景は見慣れていないのでなんか違和感が。
地味にミッドソールもダークブラウンに交換しています。アウトソールとの一体感も出ますし、今後他の色のソールにしてもそんなに違和感はないだろうということで。
今回は比較的保守的な方向で交換しましたが、次はもう少し過激な見た目も良いかも。
てことで、これからの季節に間に合ったブーツのソール交換9875編でした。
ではでは
気持ち切り替えとしての
ご褒美
久し振りに仕事が怒りのデス・ロード状態になり、しかもラストが崖から真っ逆さまというビターエンド。
でも、まぁこのまま沈んだ気分で連休を過ごすのも嫌だしってことで、こちらに行ってきました。
お馴染みかたくち屋さんの東京イベント。今回は銀座三越です。
徹夜明けのちょっとフラフラした足どりで向かいました。
残念ながら店主さんにはお会いできませんでしたが、今回も目移りしまくりのラインアップ。
その中から厳選の二つを購入しました。
まずは、上記にも写っているこちら。
打田翠さんの炭化ぐいのみです。
同じ形で白磁と黒いのもあったのですが、この微妙な色合いが気に入り購入です。
底の方の一部が少し膨らんでいて、たまご型の形が可愛らしい一品。
ひっくり返すと、たまご型ってのが良くお分かりになるかと。
高台無しで、このかたちのバランスがしっかり取れてるのはなかなか考えられた形だなぁと。
続いて、こちらも。
最近嵌っている、ジントニック用に大き目のロックグラスが欲しかったのですが、コレもおなじみ橋村大作さんのクラックシリーズで、ちょうど良いロックグラスがありました。
微妙な表情と形違いで3つあったのですが、一番個性的なのを購入。
適度な重さと、クラックの表情がお気に入りです。
てことで、これらの新入りで飲んでいる(呑んでいた)酒は後程ご紹介。少しは気持ちも緩んだかな。
あ、一応宣伝しておきますと、この展示は9/19銀座三越までやってます。
てことで
ではでは