RYEMASHの日記

がんがん使って、しっかりお手入れ

ブーツ準備は

虫干しから

前回のジンとトニックの記事直後から風邪を引き、現在も完全復活とは言えないのですが、やることはやらんとならん。

まずは、風邪で汗を吸ったシーツ達の大洗濯アンド外干しを敢行。

ベランダで干し作業していると、天気も良く、更に太陽高度が下がって、結構ベランダの奥まで日光が入ってくるのを発見。

ならばということで、これから活躍するブーツたちも虫干しすることにしました。

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行儀よく並んだレッドウイング達。

気温はそんなに高く無いですが、直射の日光は中々の強さ。夏場の保管も風通しのよい、ホコリなんかのかからない所に入れているので、カビなどの心配はないのですが、こうやって紫外線に当てると、殺菌効果も多少は期待できるかなと。

あと、やはり表面温度は結構上がるので、ワックスやオイルの再浸透なんて効果もあるかも。実際触った感じも革が柔らかくなります。

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角度を変えて、ブーツの中まで日の光が入るようにもしています。左に見える黒っぽいモノは干してるシーツ達。

さて、原則論として、革製品を長時間直射日光に当てるのはお勧めできません。過乾燥でひび割れたり、紫外線で急激すぎる色の変化や、劣化が起こります。

ただ、よっぽどデリケートな革で無い限り、数時間日に当てるくらいなら何の問題もありません。

精神衛生上でも、一度日に当てるとスッキリした気がして、今期のブーツが始まるねという節目にもなります。

ま、今年は11月からの登場かな。

てことで、久々のブーツ噺でした。あ、今度A-2/G-1も干しておこう。

ではでは

ド定番オニツカ

スニーカー

プライムフライデー並みにバカバカしい上意下達だと思っている、スニーカー通勤。その話はまたいつか書くとして、ウチにあったオニツカをメンテしてみました。

モノはオニツカ、Mexico 66。メンテ前後をまず。

メンテ前。

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メンテ後。

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うむ、違いが分からない。ファイルの時間を見ないと私も分らない。

ちょっとアシックスラインが綺麗になってるのはステインリムーバを使ったからかな。

戻って、このMexico 66でこのカラーは本当にド定番で、履いてる方もよく見かけます。ソールが薄くて疲れやすいという話もありますが、慣れると裸足感覚で気持ち良い一足です。

購入したのは7~8年前でしょうか。一時期は良く履いていたのですが、しばらく下駄箱に入れっぱなしでしたので、改めて手に取るとカラッカラ。オイルドレザーではないのですが、やはり乾燥はするようです。

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この見た目ですとシワが入った程度に見えますが、手触り的にはひび割れしそうなレベルです。

ならば潤いをという話になるのですが、先ほども書いた様にオイルドでは無い。かつ艶消しなので、ロウ成分が入ってるモノは不向きでしょう。

となると、手元にあって使えそうなのは、モウブレイのデリケートクリームなんですが、試しにマスタングも入れてみました。

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向かって左側のバッテンの上がデリケートクリーム。バッテンの下がマスタングです。

右の処理前に比べると、双方ふっくらして潤いが戻ってます。

楽なのはデリケートクリーム。スーッと浸透しますし、その後に防水スプレーをかけるのが多分正解。

ただ、今回は防水スプレーもきれてたし、マスタングをなるべく消費したいという意向もありましたのでマスタングを入れてみました。

もしかすると、マスタングは浸透しないかなという懸念があったのですが、普通に浸透したのも一因。

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で、先の処理後写真もそうですが、マスタングで潤いをもどしたのがこちら。

裸足に一枚薄皮をかぶせたような履き心地にしなやかさが戻って、快適な一足になりました。

数年ぶりに活躍しそうです。

てことで

ではでは

Red wing 9875 オイルアップ

悩みもあり

何はともあれオイルアップのBefore/Afterから。

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Before

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After

写真ではほとんど分からないのですが、質感が全く変わっています。原因はこちら。

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レーダーバルサムを新しいモノに変えました。

左側が4年以上前に購入したもの。まだ残ってますがカッチカチです。手の温度でもほとんど溶けません。

要はオイル成分は殆ど抜けて、ワックスのみになっているのです。

前回、半年前にオイルアップした際には何とか溶かして使ったのですが、革表面にワックス成分は乗るモノの、オイルを浸透させることは殆どできなかったのです。

なので、ちょっと勿体ないけど新しいのにした次第。

これが、まぁ塗りやすい。

ペネトレイトにも簡単に乗るし、オイルがスッと馴染んでキュッと引っかかる、本来のタピールの感触です。

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革全体が潤って、小じわが取れた様。

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潤ったおかげで、ヘタっとしたフォルムも立ち上がり、何というか全体にヌーンとした印象。どんな印象だよ。

しかし、オイルの消費期限は悩ましいモノです。

実は少し前にG-1にマスタングを入れたのですが、マスタングも新しくしました。

オイルはどうしても、乾燥したり劣化したりしますので、2年くらい、できれば1年くらいで使い切りたいのですが、よっぽどの量のブーツやら革ジャンを持ってない限り、多分無理です。

しかも革の世話に慣れれば慣れるほど、オイルアップの回数も減るし、一回に使う量も減るという傾向があるので尚更なのです。

複数人でオイルをシェアするようなことが出来れば、いつも新鮮なオイルが使えるのですがね。そういう仕組みが作れないモノかなぁ。

とりあえず、少しでも劣化を抑えるためにパラフィルムで密封して保存しましょう。

てことで

ではでは

また作り

また飲む

先日やらかしたヘッドフォンの修理ですが、そのままって訳にもいきませんので再修理です。

出来上がりはこちら。

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同じ馬革ですが茶色系を使いました。本当は最初からこっちの革を使いたかったのですが、ちょっと厚手なので躊躇していたのです。

敢えてオリジナルとは違う色合いなのが好みです。

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厚手なので、内側のシワも細かくは出なく、大きく波打つ感じです。これでクッション性は保てますので今回は頭側の薄いウレタンは入れていません。

前回の反省を踏まえた今回の改良点はこちら。

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革スキで両サイド3cmくらい、イヤーパッドの中に入る部分を薄くしています。更に全体も少し薄く。

革スキは昔細かいモノを作ったり、縁の折り返しで厚みを薄くしたい時なんかに使っていましたが、久し振りに使うとなかなか勝手が分からないモノです。慣れるころには剃刀の両刃ともなまってました。

ちなみに、この作業は昨夜行いました。やろうと思えば縫いから完成まで行けたのですが、夜中の作業はまたやらかすということで、ここで中止。

あとは、同じく両サイドの幅を少し斜めにカットして、イヤーパッドに収めやすくしたくらい。

そして作ったら飲む。

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Foundersのsession IPAです。香りは控えめで、良い苦み。

個性的では無いですが、安心して飲めるIPAです。

さて、今回有線ヘッドフォンを再修理して、少しブラブラしてきたのですが、冬服のように内ポケットがあるなら、そこにスマホを入れると線も気になりません。もちろんBTの様に音切れも有りませんし、電池切れも無いので余計なストレスが無い。

これから少し持ち出す機会が増えるかもしれません。

てことで

ではでは

夜中の思い付きは

朝に見直せ。

このありさまですよ。

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真夜中に、そういえば無理やりイヤーパッド部にねじ込んだ革は切込みを入れれば良いんじゃね?なんて思い立ったところで寝ておくべきでした。

結果、調子に乗って失敗。失敗の詳細は割愛しますが、夜中テンションは怖いわ。

まぁ、自作部分の破壊のみで済んだので、作り直せば良いのですが。

てことで

ではでは

ヘッドフォン修理

電気系以外で

切っ掛けはこの記事。

そういや、色々売っぱらった中で、一つだけ手放さなかった有線ヘッドフォンは大丈夫だっけかと確認したところ。

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テクニカのATH-ES10なのですが、ダメっぽい。

これ、チタンハウジングで音が好みってのが残した理由なのですが、側圧が絶妙に緩く、メガネでも痛くなりにくいってのも好みなのです。

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ヘッドパッドがボロボロです。PU素材で日光も当たりまくる場所なのでこうなったのでしょう。触れば触る程ボロボロと崩れてくるレベル。

最近は登場機会も殆ど無かったモノの、これではあまりに可哀想ってことで、交換することにしました。自作で。

まずは構造把握ってことで分解です。

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ケーブルは両出しなので、ブリッジ内の配線は無い。ならばこのネジを外せばユニットが取れるはず。

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予想通り、パッド部分とブリッジは分離できるようです。

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本当にボロボロ。マスキングテープは一応左右の目印のためです。

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金属レールからスポッと抜けるかなと思ったのですが、意外に複雑な構造で結局切り開きました。

金属レールを中心として、パッドで滑り良く挟んでいるようです。

この構造をどこまで保つかは行き当たりばったりとして、まずは外装の革を作って行きます。

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素材的には0.5mmくらいの薄くて柔らかいラム革とか、クロム鞣しの革が合ってるのですが、そんなものは持ってないので、余っている中で一番薄い馬を使います。1mmくらいでしょうか。

この時点で、失敗する可能性のある工程が浮かぶのですがとりあえず進めます。

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元のサイズを測り、円周60mmの筒を作ります。

この位の大きさで馬革ならばハンマを使わずに、菱目を力任せで押し付けて穴を開けることができます。これ以上の距離が有ったり、硬い牛革ならば体力が持たないのですが。

正直5mmの菱目でも良かったのですが、際ギリで縫いたかったので結局3mm菱目を使いました。

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先ほど書いた失敗する可能性のある工程と際ギリで縫いたい理由はこれです。全体をひっくり返すことができるかどうかが不安だったのです。

布レベルで薄い革や、もうちょっと径が大きければ案ずることも無いのですが、1mm強厚の革で、この直径の筒をひっくり返すのは大変なのです。

ですが、ここは過去4mm厚の革をひっくり返した経験と、革の強さを信じて、グリグリ揉みながら返していき、ある程度進んだら、棒などを使って一気にひっくり返します。

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で、出来がったのがこの筒。

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金属レールの上側のパッドはそのまま使うことにして、頭に当たる下側はこの薄めのウレタンを20mmくらいの幅に切って挿入します。

後で気付いたのですが、この作業、プラ板とかでウレタンの双方を挟んで筒に入れればスムースに行ったはず。

頭が回らず無理やり入れたので、摩擦でかなり苦労しました。

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で、出来上がりがこちら。

ずいぶんと荒っぽい造りですが、実験としてはまぁ成功。

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内側はシワシワ。このシワがクッションになって、パッドが薄くても意外に快適です。

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モウブレイのデリケートクリームを入れて、出来上がりがこちら。

世の中唯一の一品が出来上がりました。替わりに補償対象外になりましたが。

次に作り直すならば、内側の革を短くしてきちんと立体構造にしたりとか、色々考えるところもあるのですが、多分その前に断線するでしょう。

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ちなみに、イヤーパッドもPUなのですが、こちらは一度交換したので、まだ大丈夫なようです。

今後ダメになっても、売ってしまったATH-ESW11LTD用のラム革のパッドがあるので問題無し。

しかし、このATH-ES10、決して安くないヘッドフォンなので、こんな形で使えなくなるのは勿体なさすぎます。

テクニカの音は好きなモノもあるし、愛着もあるのですが、数年でダメになるようなモノ作りは残念なのです。

ほんと残念。

てことで

ではでは

評判は悪かった

気に入ってんだけどなぁ

先日作った超シンプル鞄ですが、流石にシンプル過ぎというか、入れたモノ落としそうだなと悩んでいたところ、ふと思い出しました。

そう昔買ったオーガナイザーがあったはず。

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これが計ったようにピッタリ。これで問題ないだろうと、飲み屋に持って行って常連客や店の人に感想を聞いたのですが、とにかくストラップの評判が悪い。カメラストラップは無いだろうと。

まぁ、ストラップくらいしかツッコミ要素が無かったのだろうなという自虐的な考えは置いといて、やはりストラップも革製にすべきとの意見が多かったのです。

自分的には伸縮が楽で使い易いし、縫い糸もストラップと色を合わせたのですが。。。

うーん、周りの意見も取り入れるべきだよねってことで、今度ストラップも作りましょう。

ですが、革をやってる方は共感して頂けると思うのですが、ストラップにステッチを入れる作業ってひたすら修行なのです。ながーい距離をひたすら真っ直ぐ縫う。しかも縫い目が見えるので気も抜けない。

ま、練習にはもってこいなのですが。

てことで

ではでは