ワークブーツ 9870 300Kmのオイルアップ
簡単です。
せっかくなので、9870のオイルアップの様子でも。
まずは、レースを外して、馬毛ブラシで綺麗にします。
特にここ。
普段のレースを付けたままのブラッシングでは届かない所なので、入念に汚れを落とします。
次に写真は無いですが、ステインリムーバでソールを拭きます。
ちなみに、この9870はマスタングオイルを使っていて、革表面にはワックス成分が残らないため、本体部分は目立つ汚れが無い限りはリムーバは使いません。
で、ここまでで綺麗にしておいて、次はいよいよオイルアップ。
使用するのはペネトレイトブラシ。
これで、コバの縫い目から始まって、各縫い目と皺の部分にマスタングを塗りこんでいきます。
塗るオイルの量を考えると、全体に塗る必要はありません。
で、縫い目や、コバに付いたオイルを手のひらで全体に伸ばします。
手の温度を使って、揉み込む感じで行います。
そうすると、こうヌメッとした見た目になります。
半日くらい置くと、オイル分が浸透して、ワックス成分だけが表面に残りマットな見た目になります。
但しこのワックス成分はTapir等と違い、艶出しや表面保護の効果は無く、オイルを固めているだけのものですので、綺麗にふき取ってしまいます。
ここが他のオイルと違うところでしょうか。
そういや、外したレースも、濡れたウエスで拭いておきます。意外に汚れてるもんです。
ってことで、これでしばらく置いて仕上げます。
完成品はまた明日。
ではでは