レザークラフト 久しぶり
まだ途中ですが。
一月以来どうにも手を付けていなかったレザークラフトですが、ふとこの前買ったソムリエナイフケースでも作ってみようかと思い立ちました。
簡単に袋状に縫って完成でもいいのですが、せっかく久しぶりなので、ウオーターフォーミングをやってみます。
まずはオス型から。
EVAの上にナイフを置いて、ざっくりと形をとります。
今回は厚さ1cmを2枚重ねています。
表面が荒れてますが、この程度は問題ありません。
続いてメス型。
MDF板を後でクランプがかかる程度の耳を残して切り出し、先ほどのオス型に合わせて切り抜きます。切り抜き方は、以前のエントリで書いたように、彫刻刃のように左右斜めから刃を入れていきます。
この時カッターの刃先を使いますので、欠けたらすぐ折ります。そのため、奥に写ってるポキは必需品。
で、切り抜いて、切り口を仕上げるとこうなります。
ここで重要なのはオス型とメス型の間に革の厚みの分の隙間を空けること。
以前にぴったりで作ってしまい、いざ革を型にはめようとすると、入らないなんて失敗をしたことがあります。今回は1.2mm革なので、隙間はコレくらい。
厚い革では当然隙間も大きくします。
ここまで用意したところで、必要な大きさの革を切り出して、ぬるま湯につけます。きちんと耳が出るように大きさを考えます。
これが漬け込み中。
ボウルでも桶でもなんでも良いのですが、このくらいの大きさのときはジップロックを使います。革が浮いてきたりもしないので便利です。
漬け込む時間はこの厚さの革で40分くらいですかね。ま、取り出してみて、まだ硬いなと思ったらもう一度漬ければいいだけの事です。
で、この革を型にはめる訳ですが、メス型の下の台になる板だけはMDFではなく、木のような硬いものの方が良いです。MDFは水分を吸って柔らかくなって、最悪折れてしまいますから。
型に入れて、クランプで締めたのがこちら。
なんというか、タラコっぽいフォルムですね。こういう形が出来るのがフォーミングの面白さ。オス型にEVAを使っているので、角の部分がいい感じで丸みを帯びているのがお分かりになるかと。
クランプするときに耳の部分に皺がよるのはある程度しょうがないですが、革を引っ張りながら、なるべく皺がよらないようにします。
で、このまま一晩ほど置いて、完全に乾燥させます。
今日の作業はここまでです。
いつものように、失敗するかもしれませんが、それもまた醍醐味。では無いか。
でも、気楽に作っていきましょう。
ではでは