超久しぶりのレザークラフト
やめたわけじゃないですよ
ふと思い出すと、前回のレザークラフトは3/15のソムリエナイフ入れ作成。それ以来全くやっていませんでした。一応理由はあるのですが、それは後ほど。
しかし、このままでは勘やら何やらを忘れてしまう、それはもったいないということで、久しぶりにやってみました。
では、お茶でも飲みながらユルユルと書いていきます。
今日の抹茶は水で作った後に牛乳を加えるタイプ。夏場はこの方がスッキリしていいかも。
では、始まり始まり。あ、完成はしてませんよ。
まずは。どんなを作ろうかなということで、ざっと絵を描いて寸法を考えます。
ずっと前から頼まれていた、シンプルなトートにしました。
トートであれば、簡単なので型紙も要りません。ざっと形と寸法を決めるだけです。もっと部品の多いものとかは、きちんと原寸型紙を作ることもあるのですが、私の場合は大体こんな感じですね。
続いて革の準備。
以前購入した馬革がありましたので、これで行きます。
ただココで問題が。思ったより革が小さかったので、先ほど考えた寸法を80%程縮小しました。先に革を見ておけよって話しですね。
次に、革を切り出して、トコ面の処理をします。
こういうときは、大きな紙や、雑誌なんかが下敷きとして役に立ちます。
処理はいつものトコノールですが、ここで重要なのは、トコ面をなぞって、起毛の向きを確かめることです。特に今回のように元が大きな革の場合、一枚の革でも途中で起毛の方向が違っていたりします。
この革の場合、真ん中から上下に分かれるように起毛の方向が違っています。
なので、毛が寝る方向にトコノールとガラス板で磨いていきます。塗るのはお徳用のスポンジを切って使います。
はい。ムラムラです。乾けばもう少し目立たなくなるから問題なし。というか、塗り方を微妙に忘れていました。綺麗なのがよければ既製品を買いなさい。←逆ギレ。
あ、本来部品的には横に切れ込みが入るのですが、先に切ってしまうと、トコノールが銀面に付いたりしてしまうので、可能ならなるべく後で切った方が楽です。
ということで、切ってみます。
以前にも書いた気がしますが、作業を行う際には、必要な道具以外は置きません。不意な事故防止になります。
カッターはOLFAの黒刃。しばらく使ってなかったので、ポキで折っておきます。さすがの切れ味です。
ちなみに今日の作業はふちの折り返しとステッチとしましたので、まずは折り返し部分を接着します。
その前に、接着面をマスキングし、ヤスリで荒らします。
トコノールを塗るときにマスキングしておいても良いのですが、どうせ接着剤をつけるときにマスキングするので、こっちの方が効率的。
接着剤はGクリヤです。接着層が見えないときにはこれが便利。
塗ってヘラで伸ばして、手にくっつかなくなるまで、5分以上待ちます。
ちなみにマスキングテープを剥がした後がガサガサになってますが、これは後でトコノールで修正すればOK。
乾いたら、真ん中から折り返して、写っている棒などで思いっきり圧着します。
片面だけに塗ったり、ベタベタしているうちに付けたり、圧着が弱いと全く接着できませんので注意です。ま、この場合はどうせこの上から縫うのであんまり気にしなくても良いのですが。
くっ付いたら穴あけです。この程度の直線であれば、ステッチングルーバーを使う必要はありません。銀ペンで線を引いて、その上に穴をあけていきます。
今回は革が薄めなので、3mmの6穴を使いました。2穴重ねて曲がらないようにします。
台は以前もご紹介した消音仕様。階下の人とまた揉めたくないですから。
ちなみに、この時あんまり力を入れる必要はありません。革を貫通して、ゴム板に刃先が当たるとハンマーに伝わる感触が変わりますので、そこまでで十分です。
力を入れすぎると、穴が大きくなりすぎて、縫い跡が汚くなります。
さて、以前なら穴を上手くあけ終わった時点で一安心なんですが、今回は久しぶりすぎて、縫い方を忘れていました。
私の場合は向こうから手前に向けて縫っていくのですが、はて、銀面はどっちに向けてたっけとか、針はループの上を通してたっけ、下だっけとか、思い出すのにずいぶん時間がかかりました。
なんとか、思い出しましたけどね。
今回使用した糸はビニモのダブルロー中細。生成り色です。久しぶりに作業する分にはビニモはやはり楽です。麻糸にロー付けも面白いんですけど。
なお、ビニモの中細の場合は、先端をしごいて細くする必要はありません。別にやっても良いのですが、麻糸と違って、細くならないんじゃないかな。
ってことで、今日の進捗はココまで。
んー、微妙に曲がっているような気もしますが、縫い目に破綻は無いようです。
いつもなら、折り返しにこんなに幅を取らないのですが、今回は久しぶりと言うことで、安全方向で行ってみました。
しかし、久しぶりにやってみましたが、やはり調子に乗ると失敗しますね。
特に縫う作業は、心が無になるのですが、調子に乗ってスピードを上げると、反対側の糸を食ってしまったりします。とはいえ、慎重になりすぎても上手くいきません。なんというか、あせるのでは無く、上手くリズムに乗って作業をすると良いようです。
次の作業は持ち手を縫って、本体への縫いつけと、本体の縫いつけですが、いつになることやら。
さて、予想はしていましたが、ずいぶんと長い文章になってしまいました。
おや?、お茶の色が白く変わってる。
あ、そういえば、しばらくクラフトをしていなかった理由を書き忘れてました。
理由は汗です。今回も、トコノールを縫ってるときに革に汗が落ちてしまいました。頭に手ぬぐいを巻くのを忘れてたんです。
これは靴磨きのときも同じですね。特にリムーバで表面のワックスを落としたトコに汗が落ちたりするとガッカリします。
ってことで、完成はもう少し先になりそうですが。
ではでは