RYEMASHの日記

がんがん使って、しっかりお手入れ

振り返り月間 19

オオネタ

さて、久しぶりの振り返りです。

今年も色々やって来たような、何もしていないような一年でしたが、実験と実用を併せ持った1件がこちらです。

加水分解

主に化繊のバッグなんかを使っていると、逃れられない宿命の加水分解

あんまり使わない鞄なんかを久しぶりに使おうかねぇなんて取り出してきたときにガッカリなんてことがよくあるのです。

原因はポリウレタン(PU)の加水分解なんですが、ポロポロと剥がれてくるし、変な臭いがするし、今まではこれが起こると、洗濯機で洗うか、それでも改善しなければ諦めるという状況でした。

んで、この春もいつも使っているグレゴリーのクイックポケットの中に入れてるモノの表面になんか汚れがついているのを発見。見事に裏地が加水分解していました。

ただ、この一品がシエラとのコラボモデルで思い入れもあるので、簡単に捨てたくはない。

そこで、色々調べてみたところ、どうやら使えそうな一品がありました。

f:id:RYEMASH:20151227102315j:plain

3Mのシャープシューターです。

詳しいことは、以下の記事から始まるシリーズで書いていますが、強アルカリの洗浄剤です。

ryemash.hatenablog.com

まぁ、この記事で書いているほど危険なものではないので、説明書通りに使えば問題はないものです。

これが効果抜群でした。

f:id:RYEMASH:20150412171148j:plain

こんな感じで、加水分解したところにシュシュとして、ワイプオールでガシガシこすります。

f:id:RYEMASH:20150412171328j:plain

そうしますと、こんな風にPUの層がポロポロ取れてきますので、そのまま洗濯機にいれて洗い流します。

 

f:id:RYEMASH:20150412184001j:plain

すると、このように、綺麗になるのです。

綺麗になるというのはちょっと誤解がありますね。

加水分解したPU層ごと剥がしてしまいますので、綺麗というか除去です。

なので、当然布の強度は下がりますし、防水性もなくなります。

そういう意味では、内張りには使えますが、外張りには使えない技かもしれません。

しかし、捨てるしかないと諦めていたものが、形はどうあれ復活するというのはうれしいものです。

さて、このシャープシューター。本来の用途はPU落としでは無く、掃除用です。

これからの大掃除にも活躍してくれそうです。

てことで

ではでは