酒器とRAWと
同時進行で
これまで、撮影は全てjpeg撮って出しだったのですが、今回のように初めての場所、光も複雑、対象がガラスってことで、初めてRAWで撮って現像作業をしてみました。
以下、今回購入した酒器と、RAW現像のお話しを同時進行で。
まずはこちら。
今回はこちらの2種類を購入。ぐい呑みサイズの片口と、家モチーフのショットグラスです。
片口はぐい呑みを作っている最中に口元に泡が入り、そこを修正しようとしてこの形にしたそうです。なので、モノはこの一品のみとのこと。形は片口ですが、ぐい呑みとして使います。
ショットは、今回のテーマに沿った一品。普段モチーフものはあまり購入しないのですが、このちょっと童話みたいな風景が気に入りました。
写真の話ですが、右が修正前、左が修正後です。
ちょっと暗めで、色が暖色方向になっていましたので、露出とWB、トーンカーブをいじっています。といいますか、初めてのRAW現像ですので、この3パラメータしかいじっていません。
グラスのクリアさと、ショットのちょっと青の乗った緑が表現できました。
ショットは青い空に浮かぶ細い三日月が好みです。
RAWの現像方針は先ほどと同じで、下の方の青緑が氷河のような色になるように青を強めています。
こちらの片口はバーテンダーさんや他のお客さんにドレッシング入れと言われました。確かにその通りですが、小さい片口って形がお気に入りです。
RAW現像はこれも同じ方針。
さて、ここからはRAWのお話しメインで。
今回RAW併用しようと思ったのは、頭に書いた様に撮影条件が良くわからんと言うのもあるのですが、ギャラリーのようなところですと、じっくり時間をかけてWBや露出を調整してしまうと、他のお客さんやギャラリーの邪魔になってしまうのです。
なので、構図とざっくりした露出だけに注意して素早く撮影して、後からじっくり色を決めようと思った次第です。
今回特に大きく色を調整したのはこちら。
先ほども上げた一枚ですが、撮って出しの右側では、赤すぎました。実際の記憶色でも、特に真ん中の一輪挿しの底の緑が印象的でしたので、そこの色を出すように調整しました。
ここまでの調整は、たとえ時間をかけても、撮って出しでは難しそうです。
またビルの写真もこんな感じです。
ちょっとワザとらしくなった気もしますが、古い建物の重量感と、雨の濡れた雰囲気が出たかと思います。
さて、こんな感じで、初めてのRAW現像を行ってみましたが、これは確かに楽しい作業です。ただ、もちろんファイルサイズは大きくなるし、ブログにぱっと上げるときなんかは、少し面倒ではありますね。
この辺りは、何を撮るかを考えつつ、RAWを使うかどうか決めていきましょう。
いずれにしても、カメラを購入して一年半で少し表現の幅が広がりました。
てことで
ではでは