BE6i チューニング
大分見えてきた
以前から話題として上げているBTイヤホン、NuForceのBE6iですが、他の方々の感想を見ますと、やはり低音域が弱いという点が挙げられています。私のエントリを参照されている方もいらっしゃって、大変嬉しく、でもちょいっとムズカユイのですが。
あ、先に言っておきますと、これは製品の不備とかでは無く、そういう方向に音作りがされているだけであって、逆に高音域の伸びやかさを生かしたバランスという意味では素晴らしいイヤホンなのです。もっというと、ダイナミック型一発でこんな綺麗な高音域や広がりを聴かせるイヤホンはそうそうありません。
とはいえ、大枚はたいて手に入れた一品、どうせなら自分の好きな音に調整しましょうってのが、これまでの経緯なのです。
で、例のエアダンパ調整リングです。
ようは、この穴をどう塞ぐかですね。
がっちり塞ぐと気持ちの悪い音になるし、緩すぎると意味ないしというところで試行錯誤していました。
ここで、ちょいと寄り道して、リングの作り方ですが、たまたまレザークラフトで使っていたポンチ径がピッタリだったので、メラミンスポンジを薄く切った後、ポンチで穴を開けています。
ただ、問題は内径はポンチで綺麗に揃うのですが、外形を揃えるのが難しいのです。素材がフニャフニャしてるので切りにくいのです。綺麗なリングが作れないのです。
が、ここで考えを変えて、小さな穴を塞ぐだけ、かつその部分だけの厚みを考えるなら多角形でも良いじゃないかと、思いつきました。
結果がこちらです。
ポンチで開けた穴の回りに、敢えて不均等にスポンジの厚さを変えています。
これを装着しますと。
穴はこの写真で見ると左側、ケーブルが付いている側にありますので、そこに当たるスポンジの薄さを変えようという算段です。
上記の写真は一番薄いとこを選んでみたところ。
こちらは厚いところを選んでみたところ。リングを回して選択できるので調整も楽なのです。
で、結論。
一番薄いところ、1mmくらいの厚みが好みでした。
ベースのゴリゴリも表現できるし、高域の広がりもマスクされません。
これを、厚いところに合わせると、確かに低域は増えるのですが、もやっとした音になるのです。
しかし、こんな風に遊べるのは、元々のイヤホンの特性がフラットだから何でしょう。これを自分の色に変えていくのが趣味の醍醐味。
仕事じゃないからこその熱意なのです。
てことで
ではでは