素人が語るカメラ話 その2
マウントアダプター編
最近の短い期間で手に入れたのが全てMマウントレンズの様に、ミラーレス一眼はMFのオールドレンズを使うのに非常にあってます。HeliarもUltronもオールドって訳では無いですが、電子接点無しのMFって意味で。
私自身普通のガンレフを使ったことは無いのですが、ファインダー像の拡大や、実絞りで絞っても設定次第でファインダー像を明るくできる(私は使ってないですが)なんてのが、その理由なんでしょう。オリンパスに関してはボディ内手振れ補正が強いのも大きなアドバンテージです。あ、もちろんセンサーサイズが小さいので、基本どんなレンズでもイメージサークルをはみ出さないってのも。
で、そういうレンズを使うときに必須なのがマウントアダプターですが、これが結構悩ましいのです。
私が使っているのはこの三つ。
全てM→m4/3アダプタですが、左から、NOVOFLEX、フォクトレンダー、ホークスファクトリー製です。
そもそも、真ん中のフォクトレンダーのアダプタを酔って買ったところから沼にはまったのですが、今回はそういうお話では無く、使い勝手という意味で。
結論から言いますと、フォクトレンダー"型"のアダプタはちょっと危険なのです。
理由はこのロックレバーの形状。
これ、実際にカメラに付けるとこうなります。
グリップを握った時にロックレバーがちょうど指先に来てしまうのです。
全てのアダプタで位置は同じなのですが、この形はレバーが大きい分だけ知らずのうちに、レバーを押してリリースしてしまうことがあるのです。更に、レバーを押したときのクリック感も無いので気が付かない。
実際、Heliarでは何回か外れそうになりました。
気を付ければ良いだけの話しではあるのですが、不意に被写体を見つけた時なんかは意識が行かないので、ついレバーを押してしまって、ピントリングを回すとレンズが外れるのです。
他のシチュエーションとしては、Heliarの様に握ってしっくりくる鏡筒の場合、鏡筒を握った時に小指側がレバーにぶつかって、ここでも外れるのです。
じゃあ他の二つはどうかと言いますと。
NOVOFLEXはレバーが飛び出ておらず、右下のポッチをカメラ側に引くことで外れるので無意識に外れてしまうことはありません。
こんな感じで、不用意な干渉はありません。
ホークスファクトリーはどうかと言いますと。
こんな風に、レバーが小さく、かつヘリコイドの分だけカメラから浮いているので、こちらも比較的安全です。
こんな感じで、アダプタにも個性があるのですが、私の場合はこのレンズに付けています。
比較的軽いUltronにはホークスファクトリーのヘリコイド付きアダプタ。重いHeliarにはNOVOFLEXです。
何となく、重いレンズにヘリコイド付きのアダプタは良くないかなってのと、そもそも150mmのレンズを近接で使うことも無いしってことで。
もう少しだけ、この三つのアダプタの違いを語りますと、NOVOFLEX以外の二つは板バネが付いていて、全くガタがありません。
NOVOFLEXはバネが無く、おそらく削り出しの生の金属でレンズを付けた時にはほんの少しガタがあるように感じるのですが、カメラに付けると全くそのガタを感じません。不思議なもんです。
マウントアダプタはピンキリで、KIPON等が種類も多く手に入りやすいのですが、先ほどのレバー形状による外れやすさ等、意外に見落としやすい穴があるもんです。
ただ、造りの良いアダプタは、中古レンズを買えるくらいの値段がするのも悩ましいところ。
気付かなきゃよかった、こんな気持ち。By アネモネ。
てことで
ではでは