有線ヘッドフォンとHF Player
何故今頃なのか
BTの無線全盛の時代に何故今頃になって有線ヘッドフォンの修理を始めたかと言いますと、どうも接続が安定しなくなってきたのです。スマホ側かヘッドフォン側かどちらに問題があるのかは不明ですが、最近スマホの挙動が安定しなくなったり、Suicaの反応が極端に悪くなってきたことを考えると、スマホ側に問題があるのかも知れません。
が、それを理由に買い替えるのも勿体ないしということで、原点に戻って有線なのです。
ここで問題が一つ発生。
普段BT用のプレイヤーアプリはfb2kを使っているのですが、これはandroidのvolume stepがおかしいのでreplaygainを-12.0dB下げて使うためというトリッキーな理由です。
このためfb2kを有線用のプレイヤーで使うと音量が取れないのです。
であればと久しぶりにOnkyoのHF playerを使ってみたのですが、これが大きく改善されていました。特にPlaylist周り。
以前の使い難さは下記の記事にも書いていますが、ちょっと常用にはきついレベルでした。
ですが、最新のHF playerを試してみると所謂普通の操作体系になっています。
新規のPlaylistはPlaylist menuから作れます。これは前もそうだったかも。後述しますが他の方法でも作れます。
で、一般的にはここでplaylistを作って、曲の追加という手順になるのですが、ここが直観的に操作できるようになりました。
例えばアルバムmenuに移って、アルバム名を長押しするとサブメニューでプレイリストに追加が出来てきます。これを選ぶと。
現在存在するPlylistに追加することもできますし、ここで新規Playlistの作成も出来ます。
まぁ、他のplayerでは普通の操作がようやくできるようになったってことなだけなのですが、これだけでも使い勝手は飛躍的に向上しました。
アプリ内課金をすればアップサンプリングやDSD系の拡張機能が使えるのですが、今のところ素で使っています。広告もそんなに気にならないし。
あ、あとお遊び機能ではあるのですが、歌詞が表示されて、曲の再生に合わせて色が変わりスクロールするのも面白かったりします。全ての曲に対応している訳では無いのでしょうが、特に歌詞取得操作とか行わなくても使用できるので、歌詞を聴きとれないときの確認に便利。
さて長くなりましたが、記事を分けるのもなんだし、修理したヘッドフォンのその後です。
結局イヤーパッドも交換することにしました。ES10用は合皮なので、ESW11LTD用のラムスキン製を使います。型番は違いますが、EARSUIT系列のいくつかの製品は互換性があります。少なくともES7、ESW9、ESW950、ES10、ESW11ltd辺りは同じなはず。
それぞれの型番に専用のパッドは用意されていますが、素材とか見た目で好きなを選んでも良いかと。もちろん上手く嵌らなくても個人責任です。
ちなみに、今回使ったESW11ltd用パッドはES10純正とは素材だけではなく造りも微妙に違います。
左がES10、右がESW11ltd用。素材は合皮とラムスキンという違いがありますが、ESW11ltd用は耳に当たる部分とサイドウォールが別部品で縫い合わせています。
その分付け心地も微妙に違ったりするのですが、まぁ軽微なもの。それよりやはり厚みの違いと素材の違いが大きいですね。
なんか見た目もごつくなりました。
長々と書いてきましたが、一番驚いたのは、このATH-ES10が2009年発売で未だに現行製品であることです。ヘッドフォンは移り変わりが早い製品なので、10年近く現役なのはかなり珍しいことです。ある意味テクニカのアウトドア用ヘッドフォンのリファレンスになっているのかもしれません。
今では売値もだいぶん下がったので、お勧めとまでは言いませんが、一聴の価値はある製品です。
てことで
ではでは