RYEMASHの日記

がんがん使って、しっかりお手入れ

久し振りに気になるイヤホン登場

フルデジタル?

BTイヤホンも市場が成熟してきて、今は完全分離型が増えています。

ですがB&OのE8なんかは何故か私のXperia Z5とペアリングできなかったりと、もう少し待った方が良いかなっていう状況。更に、B&Oで言えば、新作からはapt-xが消えてAACのみになったりとか、業界も色々あるようです。

と、そういう細々したことは置いといて、オッ!という製品が今日発売になりました。

こちら。

www.audio-technica.co.jp

こちらの記事を拝見して、そういや今日発売だなと思い出した次第。

speadfreaksbabyrocketdive.hatenablog.com

このイヤホン、何といってもドライバまでフルデジタル転送ってところが技術屋的には響くところ。

実はテクニカは2014年くらいからヘッドフォンではフルデジタル転送の製品を出していました。それをイヤホンで、かつ一番メリットのありそうなBTワイヤレスでってところが魅かれるポイント。

ここで、そもそもフルデジタルってって話ですが、普通はデジタルデータをD/Aコンバータを通し、アナログに変換してドライバに送り込みます。

有線ではプレイヤ側でD/A変換、BTならイヤホン側でD/A変換します。本質的には有線、無線は関係ないのですが、基本そうなっています。実際、無線でも昔はプレイヤ側でD/A変換して、FMでヘッドフォンやスピーカーに飛ばすなんてシステムもありました。

戻って、今回のイヤホンはDnoteという技術を使っています。

デジタルデータでも、DSDの様な1bitデータはアナログ波形の粗密波をそのままデジタル化してますので、ローパスフィルターをかませてドライバに流し込めば、音質は置いといて音は聞こえるのです。PCMとDSDの本質的な違いです。

とはいえ、人間の耳がデジタルデータを解析できるわけはありません。耳に届くときには空気のアナログ振動になって無ければなりません。

フルデジタルの場合、そのD/Aコンバートを担うのはドライバそのものになります。

ここからは私の独自解釈なので間違っているかもしれませんが、ドライバも空気も、デジタルの矩形波を完全にトレースできるなら、この技術は成り立たないのかなと。

超高周波の矩形を流し込んでも、それに物理的なドライバは追従できないので、結局、サンプル周波数の高周波成分はキャンセルされ、うねりとしての可聴域に変換されるのかな。

ただ、DSDの1bitではジッター等の問題が出てきますので、それを解決したのがDnoteです。

この辺りは、こちらの記事をご参照ということで逃げておきます。

av.watch.impress.co.jp

この、ATH-DSR5BTの記事もあるのですが、こちらの方が技術的には分り易い話になってます。

なんて、ゴチャゴチャ書きましたが、結局は音です。

すいません。聴いていませんので、何とも言えません。気軽に買える値段でも無いし。

何処かで視聴できる機会があれば、また書いてみます。

てことで、尻切れトンボになりましたが。

ではでは