今日のブーツ
絶賛鍛えられ中
予定では、Q acousticsのスピーカの話題を中心に書こうと考えていたのですが、こいつが本当に書くことが無い、というか、素直でセッティングも楽なので、特になにもしなくても良い音でなってくれてるのです。
なので、今日もブーツの話題になってます。
Red wing 9870 Brack "Klondike"です。
店舗限定で売られている、通称犬タグというこのブーツ。とにかく革が硬い。というかオイルが極端に少なく、指でたたくと厚紙のような音がします。なんでそうなってるかは、製品の説明にも書いている通り、黒色を芯通し無しで仕上げているかららしいです。なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、芯通しの革はこういうやつです。
たまたま家にあった芯通しのタンニンレザーです。
分かりにくいですが、断面まで黒くなってますね。
これに比べて、このブーツに使ってる革は、
こんな風に裏側は茶色のままで、色が浸透していません。
これによって、表面がすれたり、傷が付いたりすると、地の茶色が見えてきて味が出るという革なんです。
こんな革なんで、買ってきてすぐに前にも書いたマスタングを入れて少ししっとりさせてます。それでも痛い。特にタンの部分の皺があたって痛い。でもそれがいい。
気持ち悪いことを書いてしまいましたが、ま、RWの洗礼です。現在30キロ程はいてますが、少しずつ痛みも弱まってきてます。靴が鍛えられているのではなく、足が鍛えられてます。
実はこのブーツ、RWの直営店で買った、ワイズがEEのものです。私の場合、RWモックトゥではワイズEでUS8なんですが、こいつの場合はUS7.5です。普通、幅広の足の場合プレーンのほうを大きくするほうがフィットするのですが、EEまで上げると、その法則は当てはまらないのですね。
最初US8 EEを履いてみるとレングスが長すぎて全然だめでした。で、US7.5, US7と下げていって、US7.5にしたのですが、正直US7でも良かったかなぁと、ちょっともやもや中です。特に足がずれるわけではないのですが。フットベッドが完成したらもっとしっくり来るかな。
家のUS8 Eのモックと比べると、ソールのレングスがまったく同じ。ワイズが広い分フォルムを保つために、少しレングスを長くしてるのかも。
やっぱり、靴は履いてみないと分からんもんですね。
そういや、南青山の直営店の店員はとても親切で丁寧。これを選ぶまで1時間近くかかったのですが、嫌な顔ひとつせず、気持ちよく対応してくれました。
こいつの手入れは先ほども書いたとおりマスタングなのですが、もう一つ、全てのブーツに使ってるのがあります。それがこれ。
消臭木というやつです。
手前にある木っ端が中身なんですが、ヒノキを蒸したものです。これを出汁袋にいれて、履いた後の靴に入れてます。消臭と湿気取りにかなりの効果があります。お勧め。
この冬でどのくらい育つか楽しみなブーツです。また100キロくらい履いたら表情も変わるでしょう。
ではでは