ブーツシリーズラスト
稼働中では最後
これまで2つブーツをご紹介してきましたが、これで現役最後です。
RW 9875 ゴールドラセットセコイアです。
これも前回ご紹介した黒いのと同じで、30キロほど履いたところです。
商品の説明の場では無いので、その辺は紹介ページなど見て頂くとして、こいつの革は通常の875よりは厚い気がしますが、普通の柔らかさで、履きやすさは上々です。サイズはUS8 Eで、RWの日本正規品の中では唯一のEです。(最新の875はEみたいですが)
購入したとき、オイルがたっぷり入っているので、しばらくは入れなくても大丈夫と言われましたが、触った感じと、製造から1年程経っているようですので、ごく薄くオイルを入れました。
BEE outdoorsです。
柔らかめの革なので、あえてマスタングは使わずに、革をほとんど柔らかくしないBeeを使ってます。マスタングとの経年変化の違いも楽しみです。現状でも、少し横の部分に表情が出始めてますね。
これまで、3種類のブーツをご紹介しましたが、これを使って、履きやすさの目安をちょっとご説明。あくまで私の基準です。
3つ並べてみました。
サイズ表記は左からUS8 E、US7.5 EE、26cm ワイズ広めとなってますが、ソールの実測レングスはミリ単位でも全て同じです。私の場合はつま先が広いものを選びますので、指付近が痛くなることは無いのですが、紐を上までしっかり締めるので、甲の部分が痛くなることがあります。所謂タンといわれる部分の皺があたるんですね。
この痛さが出る目安の一つが、タンの縫いつけ位置です。
非常に見難いのですが、左のオレンジは下から5番目の穴の位置まで縫ってあります。真ん中の黒いのは4番目、右のは3番目です。これが下になるほど、紐を締めた時に、タンに皺ができ難くなるのです。また、タンが前に出るので、履き脱ぎも楽になります。
ま、基準の一つなので、実際は革の硬さやラストによっても変わるのですが、一つのご参考として頂ければ。
もちろん店で実際に履いてみるのが一番なのですが、これも、その時は大丈夫でも、後から痛くなることもあります。インソールも同じで、入れてみて、家の中で履いたときには快適でも、実際外で履いてみると駄目なこともあります。実際RWは両方ともインソールを一度入れて、今は抜いてます。
結局、初期の印象だけで決めずに、ある程度履きこんでから、あれこれ模索するのが得策かな。あれ、じゃあ何のために目安を書いたんだ?
気を取り直して、ブーツ話題の最後に普段のお手入れ方法です。
基本ブラッシングのみです。
小さいほうは、コバにオイルを入れるときに使うので、年に数回。大きいほうは、履くたびに使います。特に、コバの埃やごみは丹念に取ります。後は、前回もご紹介した、消臭木だけ。革の一番の敵はカビです。で、これの元がホコリ、ごみと湿気ですので、これを取り除くのが、長持ちの基本です。ブーツ以外の革製品も全て同じですね。
さて、ブログタイトルにもちょっと加えましたが、なんだかんだ言って、ワークブーツなんで、履くときは汚れとか気にせずにガンガン履く、履いたら手入れするってのが身上。革にとっても、刺激を与えることでオイルが浸透し、柔らかくなります。この時期は湿度も低いので、一日おきとかしなくても大丈夫です。
では、ブーツの話題はまた100キロ後くらいで。
ではでは