カスタマイズ
愛着を持つために
今日は寒かった。何故か会社が間違って冷房設定になっていたとのこと。なにやってんだか。。。
さて今日のお題はカスタマイズです。
これまで、ブーツやクラフト、自転車などご紹介してきましたが、大体何かしら手を加えています。部品を換えたり、無ければ自分で作ったりと。レザークラフトもきっかけは親に頼まれた形のカバンが売ってなかったため、だったら自分で作ろうってのがきっかけだったりします。
で、今回はブーツのカスタマイズです。
レースを取り替えたりってのが自分で出来る基本ですが、今回はもう少しだけ踏み込んでいます。(逆にレースは今のところ純正のトラ紐です。)
まずはカスタマイズ後の写真です。
以前もご紹介した9875です。
何が違うかお分かりでしょうか?って、カスタマイズ前の写真が無いので、分かるわけないですね。
と言うことで、こちらをご覧ください。
革を切ったときの断面(コバ)はこんな感じでボサボサしてます。
このままだと、見た目も悪いですし、水も浸透しやすくなります。
なので、こういう処理をします。
革の裏面(床面)を磨くトコノールってのがあるのですが、これを断面に塗ります。
ここはレザークラフトをやる人がある意味一番こだわるところだったりします。
私はトコノールですが、専用のコバ磨き剤を使ったり、ちょっとスコッチを加えたりと、皆さん独自に研究しているようです。
私の場合は一番お手軽に、トコノールで、塗り方は色々試した結果、指でちょんちょんと乗せてます。
で、同じく指で広げます。
ここで、気をつけるのは、表面(銀面)に付かないようにすることです。この写真だと、写ってない裏側ですね。銀面に付くと色が変わってしまいます。
次に半乾きのところで、トコスリックという木の棒で磨きます。
ちょっと見難いですが、そうすると、この3角形の上の方のように艶が出てくるのです。トコスリックは別にその辺の木を削っても代用できます。
さて、ここで、最初の写真に戻ります。
ちょうど見えている、レースを入れる部分の断面をトコノールで磨いたんですね。
磨く前は例で出した革のようにボサボサでした。それはそれで荒っぽい味ではあるのですが、どう見ても水が染み込むとしか思えないので、磨いたわけです。ただ、あまりピカピカにはならないように、控えめにはしています。微妙すぎましたかね。
こんな感じで、カスタマイズ好きとは言っても、基本的に性能をスポイルしない、もしくは上げる方向で行います。気分を変えるために靴紐など部品の色や素材を変えたりもしますけど。
こうすることで、物に対する愛着がわいて、大事に使うようになる気がします。やり過ぎると何がなんだか分からなくなりますが。
今後、やりすぎた例もご紹介するかもしれません。
ではでは