自然、特許、アナロジー

今日は理屈っぽいですよ

理屈っぽい話になるかもしれませんが、単に私が何かを買ったり、飲み屋を選ぶ際の基準の話です。

で、それがタイトルの3題噺なんですね。あ、3題噺のような綺麗な落ちなんて無いですよ。

では、自然から。

良く自然素材とか有機とか無農薬とかありますが、これを過剰に謳うものは疑います。でっかく語れば、自然じゃないものなんて無いし、それが体に良かったり、美味しかったりという因果関係があるあけじゃないだろうと思ってしまいます。私は科学万能主義ではないのですが、科学的な手法である、仮説を立て、実験して、再現する。または観察して、仮説を立てて以下同じ。と言う流れは信頼しています。最低で因果関係は現在の科学で解明できなくても、相関関係くらいは示せと言うことです。

分かりにくいですね。要は、理由は分からないけど、こうしたら美味しくなった、しかも毎回とか、そういうレベルくらいまでは検証してくれよと言うことです。

自然＝安全、美味しいじゃ、ちょっと思考停止で嫌ですね。極端に言うと完全に自然に出来るマイトトキシンはどうなのよって話です。

ちょっと拡大解釈しますが、人間原理と同じ胡散臭さを感じるんです。安全、美味しいも”人間にとって”という注釈があるわけで、なんか人間だけ特別視していて、自然じゃないじゃんと。

漢方薬なんかも同じかな。さすがに漢方には副作用が無いと今でも言ってる人は少ないと思いますが、作用も副作用も結局漢方の薬理による結果であって、それが人にとって有益かどうかなだけだろうと。副作用が無ければ、作用も無いよと。

ま、この話はちょっと私怨も入っていて、以前に天然有機野菜を売りにしている居酒屋で、えらく不味いものを食わされた上に、これを分からないのは本物を知らないからだ的なことまで言われたからですね。いやいや、もともと自然の野菜は苦かったり、えぐかったりしていて、それを美味く調理するために様々な方法(灰汁抜きやら)が考え出されたのに、あんたの腕が悪いだけだろうと。ちなみにまだ覚えていますが、その時はナスの素揚げでしたが、えぐくて油べちゃべちゃで食えたもんじゃなかったな。

だめだ、悪いことを書き始めるとなんか、嫌な文章になる。

ちなみに、この3題噺は全て0/1で決まるものじゃないです。程度の問題ですね。当然変な農薬は嫌だし、下水油も嫌ですし。でも路地物で虫の卵が付いたままなのも嫌なんです。さらに３つに共通するのは、それを謳うのはいいとして、それで、値段を吊り上げたり、本来の効果から目をそらそうって魂胆を感じさせるのが嫌。逆に変な科学用語を使って煙に巻くのも、本質は同じかな。ジヒドロモノオキシドの話しが良い例かも。

やっぱだめだ。今日は1題目だけでやめとこう。

ではでは