RYEMASHの日記

がんがん使って、しっかりお手入れ

ワセリン

気にすんなと

今日は久しぶりに甘いものを食べたので、頭が回ってるというか、書く気満々状態なので、3連投。

このブログへ至るキーワードに結構ワセリンが含まれてます。以前に革用オイル比較の際に書いたエントリーに引っかかるのでしょう。

別に、それに関して言及することも無いのですが、ちょっと前に、理屈っぽいことを書いた件とも関連しますので、ちょっとだけ私の考えを。

まず、前提としてアレルギーの件は置いておきます。ワセリンに対するアレルギーは正式には認められていないようですが、アレルギーは原因が完全に判明していない以上、否定することもできません。私も毎年同じ時期に全身蕁麻疹が出るのですが、パッチテストでも血液検査でも全くアレルゲンが分からず、毎回疲れとか、ストレスで片付けられます。なので、ご自分でアレルギーだと感じる方は、誰がなんと言おうと使わないに限ります。これは、以前私が書いた、相関関係があるが因果関係が現代科学では分からない例です。

で、それ以外の方々に関しては、おそらく成分などを見て気にしているのだと思います。wikiを見ると、製法、成分等が簡単に載ってます。アレを読んでちんぷんかんぷんの様でしたら、それ以上調べてもたぶん無駄です。逆に、もっと簡単に説明しているものは、何らかの意図を持って書かれている可能性が高いので、危険かもしれません。この話は、今後書くかも知れない、アナロジーの件で触れます。

更に言うと、引っかかるのは鉱物性ってところでしょう。味の素と同じですね。石油からできる炭化水素系のロウ状物質なので、体や革に悪いんじゃないかと。でもね、これって有機物ですよ。みんな有機野菜とか、有機栽培とか好きじゃないですか。なんで、有機ロウや有機溶媒だけ怖がるんでしょうね。特にワセリン・パラフィンなんて目にもぬれるほどですよ。

って、これも、2センテンス前に書いた”何らかの意図”ですよ。

意地の悪いことはここまでにして、ラナパーを含めたワセリン系の革用オイルですが、私が使わないのは、単に仕上がりが好みでは無いからです。これは経験的ですが、ワセリン系の革用オイルは、他のオイルやワックスに比べ、新品の状態を保つのに適していると感じます。なので、常に綺麗に仕上げたい様なものには合うかと思います。

私の場合は、経年変化を愉しみたいので使わない。ただそれだけの理由です。

あ、気になるのは、レビューとかで”たっぷり使ってます”なんて記載がありますが、ワセリンに限らず、全ての革用オイルはなるべく少なく、薄く塗ることが重要です。そして、塗った後はしばらく置いて必ず表面をふき取る。その後は少なくとも1ヶ月ほどは使いながら様子を見て、少ないようならまた薄く塗る。塗りすぎるくらいなら、何にもしないほうが、かえって革にはいいくらいです。かぴかぴになるまで放っておくのは論外ですが。

ってな訳で、どこまでが私の意見で、どこまでが意図を持っているか、本来は私の職業や、利害関係、バックグラウンドまで見て判断するべきでしょう。それが無い以上、判断つきませんよね。

所詮そんなもんです。

ではでは