ワークブーツ 9875 スペシャルケア
半年経ったし
前回に引き続きです。
考えてみると、もう履き始めてから半年近く経つんですね。
ぱっと見はそんなに汚れてはいないようですが、今回はワックス落としも兼ねて、ステインリムーバから始めます。ここから写真多目です。
まずはレースを外して、ざっとブラシをかけた初期状態。光の当たり方にもよりますが、大体見た目の艶もこんな感じです。
ちなみに、この9875の場合、スクエアの縫い目裏に汚れがたまりやすく、かつ、落とし難いので、入念に行います。
続いてリムーバです。
今回は紙ウエスを15cmくらいに切って使いました。
こんな風に指に巻きつけて、指先にリムーバをちょっとつけて、ササッと拭きます。擬音が多いですが、リムーバを付け過ぎない、ゴシゴシこすらないってのがコツです。
この時のウエスは白い方が、汚れ移りもしませんし、汚れも見やすいので良いかと。
両足分拭いたウエスはこうなります。(ソールを拭く前)
結構汚れてるもんです。で、こんな風に、指先の場所を変えながら汚れが戻らないように拭いていきます。
ここで、サッと拭いて落ちるのが汚れ、落ちないのが味と考えてます。
リムーバですっぴん状態がこちら。
こっからは、30分くらい置いてリムーバの水分を完全に飛ばしてから、Tapirをいれるのですが、前回とはやり方を少し変えて、一気に作業しましたので、途中の写真はありません。
言葉で説明しますと。
1.ペネトレイトブラシでコバにTapirを塗りこむ。
2.手で、全体に塗りこむ。
3.塗り終わって、全体に揉みこんだら、摩擦を確認して塗り残しが無いことを確認。
4.すぐに、豚毛ブラシで、表面に残ったオイルとワックスを適度に落とす。
5.続いて、馬毛ブラシで艶を出す。
ここまでを一気に行った状態がこちら。
前回と違うのは、一晩置かないこと、ウエスで拭きとらないことです。
以前に盛り上がったdepwingさんのエントリ後に色々試した結果の方法です。
実際行ってみるとわかるのですが、Tapirは塗った後の表面のワックスがかなり固いので、ウエスではふき取り難いんです。無理にゴシゴシやると革を傷めますし。そんな訳で、豚ブラシに変更した次第。
なお、写真ではべたついているように見えますが、触ってみるとそんな事は無く、ホコリを吸い寄せるようなこともありません。
しかし、ずいぶんと色が濃くなったもんです。雨の影響も結構あるでしょうね。
と、今回のケアはこんな感じなんですが、やはり、まだ試したいことがあり、次に行うときは、上記手順の4の後にしばらく置いて、残ったワックスが完全に固まってから、5の馬毛磨きをしてみようかと。
ただ、このレベルでケアするのは年に1~2回なので、しばらく後になりそうです。
さて、次はレースを入れて完成です。
ではでは