加水分解 再度挑戦
フム
さて、以前あせって行った加水分解の処理ですが、今回もう少し落ち着いて行ってみました。
モノはまたしてもグレゴリーのクイックポケットの裏地。以前のモノと同じくソトポケのある面だけが加水分解を起こしています。なんかこっちの面だけ起きる理由があるのかな。
まずは処理前。
Made in USA時代のスペクトラですので、古さがお分かりになるかと。
ベタベタして、酸性の嫌なにおいもあります。茶色の汚れも見えますね。
ただ、前回処理をしたクイックポケットよりかは分解は進んでいない様子。
で、シャープシューターをかけます。
で、前回と同じくウエスでこすります。
横にチラッと見えるウエスに茶色い汚れがついてます。
茶色い消しゴムカスのようなものは、前回ほどは出てきませんでした。
で、洗濯機にぶち込んで、洗剤もいれずに洗い流しますと。。。
フム。
真ん中あたりと、端の縫い目辺りに茶色い生成物が残ってしまいました。
ですが、手触りはサラサラになり、匂いは完全に無くなってます。
一枚目の写真と見比べて頂くと、表面の薄い膜が取れて、リップストップナイロンの表面がよりくっきり見えているのがお分かりになるかと。
さて、ここで今後の課題。
1. 前処理はどうするか。今回は水でぬらしたりしないで薬剤を吹き付けましたが、ぬらしておいた方がいいのか、それもお湯の方がいいのかどうか。
2. 置いておく時間。製品の説明書きには3秒ほど置いてからとありますが、もっと置いた方が良いのかどうか。
3. ふき取り方。今回はウエスでゴシゴシでしたが、タワシや使い古した歯ブラシなんかも併用した方が良いのか。
このあたりがポイントですかね。
なかなかに工夫のし甲斐がありそう。
ではでは