Vulnicura
忘れてた。
Bjorkの新しいstudio albumが出てましたね。今Moraでハイレゾ版を買って聞きながら書いてます。夜中なんで小さな音で。
もう色々なところで語られているようですし、音楽の専門的なことなんか分りませんが、前作、前々作と、世界が広がりすぎて、また政治的メッセージもあってちょっと食傷気味でしたが、一気に世界が私的になりました。私小説です。
確かにVespertineと世界観は似ているかも知れませんが、音楽的には隔世の感がありますね。彼女のこれまでの挑戦が詰まっていて、でも主題は私的ってのがたまりません。
familyなんてタイトルをつけるなんて驚きです。
クラシックから現代音楽まで、様々な武器を身につけた彼女ですから、これからもいろんな意味で驚かせて欲しいですね。
あ、でも昔の感じに戻ったからこのalbumが好きとは言いたくないです。
それじゃただの懐古趣味。昔は良かったと言うオヤジにはなりたくない。
そういう意味では聞き手も試されてるのかも。
良い曲だけど、なんで良い曲と思うんだろうと、こちらの感覚も試されています。
そういえば、spotifyに代表されるstreamingに対する彼女の考え方は腑に落ちます。否定するわけではないが、何か腑に落ちないというところ。
やっぱり、色々考えさせられるartistです。
ではでは