レッドウイングの羽根
初めて気が付きました。
よくコメントを頂くDさんのエントリで上がっていた9874と9870を比べてみると、モックとプレーンで結構違いがあることに気が付きました。
カカトの違いはずいぶん前に書いた覚えがあるのですが、羽根自体の縫い方が違うんですね。縫い方というかコバの処理です。
まずは9874のようなモック系。
切りっぱなしの革を2枚重ねて縫ってますので、コバ面がそのまま見えてます。
ちなみに、この9875のコバは購入時にはちょっと毛羽立ち過ぎている感がありましたので、トコノールで磨いています。
続いて9870のようなプレーン系の羽根。
羽根のコバ面の上側の革は、革を折り返して、コバ面が見えないようになってます。このため、前から見ると、切りっぱなしのコバ面が隠れて、すっきりした印象になってます。
参考までに8103を見てみると。
こんな感じで9870と同じく、折り返しの革が上になってます。
そういう意味では、モックかプレーンかには関係なく、靴の仕上がりの方向性で縫い方を決めているようです。もしくは、履き口の処理がどうなっているかで、羽根の縫い方も変えているのかも。
試しに9895の写真を見てみると、こちらもモックではありますが、9870や8103と同じように、折り返しの面を縫い付けているようですね。
9895は9875の上を切っただけかと思ってましたが、意外にディテールが違うもんです。
ま、普通靴を購入するときこんなとこまで見ないし、そもそも私が発見したのも、買ってから一年近くたった後なので、こだわるトコでもないのでしょうが、細かくディテールを見てみるもの面白いものです。
てことで。
ではでは