コバ磨き
楽しい
レザークラフトをやっていて、一番面白いというか、好きな工程はコバ磨きです。
こう、作りかけの粗っぽさが、完成に向かうというか、なんとも言えない充実感があるのです。
で、このコバ磨きですが、クラフト趣味の方以外でも、ベルトやカバンなんかのちょっとした修繕に使える技ですので、ちょっとご紹介。ま、某Dさん向けではあるのですが。
用意するものは、トコノールとティッシュ、それと勿論革。
今回はそこらへんに転がっていた4mm厚の革。
コバはサンドペーパで敢えて荒らしています。
で、この断面(コバ)に塗っていくわけですが、まずは指先にトコノールを取ります。
さすがにちょっと、少なすぎかな。でも、せいぜいこの2割増しくらいの量を人差し指の先に取ります。
で、それをコバにちょんちょんと置いていきます。
1cmおきくらいです。
なるべく断面の真ん中に置くようにするのがコツ。
で、置いたらすぐに指をティッシュでぬぐって、置いた範囲を伸ばします。
まずは軽く伸ばします。
今回わざとに少しだけ銀面側にハミ出させてみましたが、このようにはみ出たところは、しっかり伸ばす前に、綺麗な指かティッシュなんかで拭き取ります。
で、さらに指でしっかり磨くと。
こんな感じで、毛羽立ちが綺麗に整います。
クラフトであれば、この後8割位乾いた後に、ちょっと写っているスリッカーで艶が出るまでしっかり磨くのですが、毛羽立ちを整えるのであれば、指でも十分です。
てな感じでコバの処理を行うのですが、もちろんこれは一つの例です。
コバの処理は専用の製品もありますし、磨き方も皆さんこだわりを持っていると思います。
私も色々試してみましたが、トコノールを使うのは、一番失敗しにくく、かつ効果も高いかなと。
てな感じで、手軽で革製品が生き返る簡単な方法でした。
てことで
ではでは