お初にお目にかかりますってる
ライ
それなりに長い間酒を飲み続けてますので、完全に見たことも聞いたことも飲んだことも無い酒ってのはあんまり無いのですが、こちらは本当にお初です。
昨日上野に行った帰りに、東京駅のリカーズハセガワさんで、なんか無いかなぁと探していて見つけた一本です。
一応バーボン棚にあった一本なんですが、裏面を見ると。
フィンランドなんですね。しかも輸入元がリカーズハセガワさん。そりゃ見たこと無いわけです。
メーカーはキュロ・ディスティラリー・カンパニー。このVERSOという名前は、フィンランド語で芽という意味とのこと。他にもinnovation革新という意味もあるようです。
フォイルキャップのデザインも凝っています。
栓はコルク。キャップ本体も木製と、こちらもなかなか凝った造り。
コルクへの液の染み込み方を見ると、ボトリングした後、そんなに時間は経っていないようです。
液の色合いは薄めです。
肝心の味ですが、バーボンメーカーが作るライとは全く方向性が違います。
まず、非常にオイリー。ちょっと飲んだ後のグラスのふちに残る液体もかなり多め。
味は、確かに甘みと苦みがあってライではあります。
ただ、正直なところ、最初に口に含んだ感想はテキーラです。甘いテキーラ。
香りも、樽香や香ばしさでは無く、なんというか植物のような香り。これもリュウゼツランを使っているテキーラを思わせます。
じゃあ、美味いかどうかという主観的な評価で言うと、面白い味ですと軸をずらします。
先日飲んだKOVALもそうですが、酒のカテゴリにとらわれず、面白い味のモノが増えてくるのは、酒のみとしては歓迎です。
ただ、トラディショナルなモノも廃れないで欲しいなと。
てことで
ではでは