革手入れの一日 その2
9870オイルアップ
続いて、9870のオイルアップです。続いてと書きましたが、こちらはオイルをじっくり浸透させるために、昨日から準備していました。
まずは同じようにリムーバで軽く拭きます。
汚れというよりも、クロンダイクの黒色が落ちています。でも、まだまだ真っ黒。
ここから、いつもと同じようにマスタングを掌で塗って一晩放置します。
このジワジワと浸透していくのが好きです。クロンダイクはかなり浸透しにくい革ですので、このように浸透途中はマダラになりますが、その他の革では塗ったそばから浸透しますので、待つ必要はほぼありません。
一晩おいて、豚ブラシで余分なワックスを落とし、こちらも久しぶりに馬ブラシで仕上げました。
ちょっとオイルが多かったので、艶が少ないですが、これから暑い時期で乾燥も早くなるためこれくらいで良いかなと。
クロンダイクは硬めの革ですが、こうやってオイルを入れると、革質がふっくらした感じになります。
さて、今まで通り、豚で行くか、馬に戻るかは何回か履いてみてから決めましょう。
最後に、ちょっとしたTipsですが、革の靴紐を使っている場合は、紐を外した際に、左右どちらの紐かを覚えておくと後々楽です。革紐は型が付きますので、紐を入れる際に、元の左右通りに入れると、シューホールの鳩目にピタッと紐がハマって長さのバランスとかそういう細かいことを考えずにすみます。もちろん、外した紐は忘れずにオイルアップです。
てことで、結局2足ともオイルアップした週末でした。
ではでは