KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 その3
実写編
実写といいましても、全く使いこなせていませんので、まだまだお試しです。
ちなみに、購入した日に部屋の中で何枚か撮ってみたのですが、余計なものまで写り込むので、これは外専用機になりそうです。一応20cmまで寄れるので、物撮りでも普段とは違う一枚が撮れるかもですが、それはもう少し慣れた後です。
では、始めます。
まずは、新しいレンズを付けるといつも撮る壁。歪みチェック用です。
電子接点を持たない、デジタル補正無しで、この真っ直ぐさは驚きです。奥のマンションの壁も真っ直ぐです。
超広角ならば、パースの強い画だよねということで、試しに撮ってみたのですが、パースよりもゴーストが気になりました。
まぁ、あの程度のフードならば、ハレ切りの効果もほとんどないでしょう。
試しに手のひらでハレ切りをしてみたのですが、何せかなり遠くに手を置かないと画面に入ってしまうので、手を一杯に伸ばすくらいの位置に置いてみました。
それでも、一番下の赤いゴーストは残ってしまいました。かつ、片手撮りですので、水平もずれてます。
更に近づいて見上げています。
やはり壁の線が真っ直ぐ。
強烈なパースです。が、とにかくちょっとした水平のずれがとても気になります。
角度を変えると、パースがグリングリン動きますので、ずっとファインダーを覗いていると酔います。
これもほんの数ミリ左が下がってます。ここがズレると、パースもズレるので、撮影後に画を回転させて修正しようとしても不自然な画になります。そういう意味では、かなり集中力が試されるレンズです。
基本的に被写界深度が深いので、ピンを大きく外すことは少ないかもしれませんが、カチッとピンを合わせるのは結構大変です。今回は、まず開放でできるだけ深度を浅くした上で、EVFで14倍まで拡大し、ピンを合わせ、その後で絞るという手順を踏んでいます。
それでも、目での確認よりピン山の前後の位置を、ピントリングで確認し、手の感覚でその真ん中に持ってくるという感じです。これは慣れが必要です。
とにかく、なんでも写り込んでしまいますので、適当に撮ると散漫な画になってしまいます。
と、こんな感じで、川崎駅周辺を撮ってみたのですが、建物の真っ直ぐさが気持ちよくもあり、が、ちょっとズレた時のパースが気持ち悪かったりと、撮影時の姿勢、構図等かなり頭と体を使って撮る必要がありそうです。
その分、上手く撮れれば、このレンズでしか撮れない一枚ができそうで楽しみです。
あ、試しにちょっと近接で撮ったものも。
街の写真でもそうでしたが、ピンの来てるところは開放でもカリッとした描写です。ボケは、ボケ味を楽しむようなレンズではないので、特にマイナス面は感じません。
てことで
ではでは