三脚バッグ試作
プロトタイプ
さて、先日三脚バッグでも作ろうかね、なんて書きましたが、昨晩寝る前にデザインの着想があって、早速本日午後に試作してみました。
その前に、ちょっと調べると純正マンフロットのバッグも使い易そうで、かつメーカーロゴも目立ち過ぎない感じで良さそうなのです。
これを真似て、ただ革製で自作しても面白味が無いよなぁ、なんて悩んでいたところ、ちょっと違うアプローチでのデザインを思いついたのです。
ちなみに、着想10分、素材集め20分、制作30分のトータル一時間で作ったモノですので、かなり適当です。
では、まずは素材から。
本体は、人工皮革のエクセーヌ。後は、使っていない鞄の大型バックルと、ゴム紐付きバックル、そしてNinjaストラップです。全て家にあったものなので、追加費用はゼロです。
エクセーヌは色んな用途に使えるので、でっかいのを買っておいたもの。プロトタイプには十分です。
これをチョイチョイと加工するとこうなります。
何にもしていないように見えますが、一応大型バックルと、ナスカンを縫い付けています。本当はDカンを使う予定だったのですが、手持ちが切れていたので、とりあえずナスカンで代用です。
これをどう使うかと言いますと。
まず、畳んだ三脚を端に置きます。両端に革が余っているのがミソです。
次に、手前にパタパタと回しながら折り込んでいきます。
二カ所をゴム付きバックルで留めます。
両端の余った部分に付けた革を折り返し、そこに付けたバックルを留めて絞めます。
これで、完了です。
ナスカンにはNinjaストラップを付けています。
そうすると。。。
こんな感じで、ストラップ付の三脚バッグになるのです。
デザインを着想したと書きましたが、風呂敷で長物を包む方法にストラップを付けたってところですね。
が、意外に使い易そうで、肩掛けでも袈裟懸けでも使えます。これはNinjaのおかげですが。
更にこの形ならではの利点もありまして。
基本四角い革にストラップが付いているだけですので、使わないときにはコンパクトにまとまります。
また、四角いシート状ですので、例えば野外でレンズ交換をしたり、何か部材を広げるときのシート代わりにもなります。
てな感じで、プロトタイプとして、使えることは確認できましたが、本当に常用するためにはもう少し改良が必要です。
まずは巻きをまとめている、ゴム紐付きバックル。
これでは強度が低すぎですので、もう少し強いバックル付きテープを本体から外れないように付ける必要があります。
ナスカンとテープの縫いが適当過ぎですので、ここはもう少し強度を上げる必要があります。
更に、ナスカンはDカンに変えて、Ninjaストラップをピークデザインのアンカーリンクスで付けられるようにします。
あとは一番大事なんですが、安全性を高めるために。
この置いただけの三脚の足を、革側にリングを付けて一本の足だけを差し込み方式にし、もしクルクルがほどけても落ちないような仕様にします。
てな感じで、プロトタイプとしては、利点と弱点が見えたので成功なのですが、悩ましいのは素材ですね。
大きさ的に、50デシくらいの革が必要になるのですが、使える形の革を手に入れるのは結構大変。
また防水性とか、先ほどのシートとして使うなら洗濯もしたいしね、なんて考えると、革では無くバリスティックナイロンとかの方が良いのかも。でもミシンなんて持ってないし。
結局、このまま、このプロトタイプをばらして、作り直して使うようになる気もします。いつか完成品をご紹介できれば良いのですが。
ま、なんにしても、オリジナルのモノ作りは面白いねってことで。
ではでは