Aurora HDR 2017
初めての有償ソフト
これまで、エフェクトを使うことに何か抵抗があり、興味が無かったのですが、Aurora HDR 2017の記事を見て、とりあえずデモ版を使ってみるとこれが結構面白い。かつRAW現像にも少しづつ慣れてきて、画を作るということに抵抗感が薄れてきましたので、つい購入してしまいました。
デモ版ではHDRの操作はできるのですが、Exportができないので画として取り出すことができないのです。
調整項目は大量にあり、まだ全く把握できていませんが、プリセットを使う分には簡単です。
まず、露出を変えたファイルを用意し、Aurora HDRに読み込ませます。
ここでは1step毎に5枚用意しました。撮影には三脚とレリーズケーブルを使い、EVブラケットで撮っています。用意するファイルはRAWファイルでもjpgでもOKです。OlympusのORF形式も問題なく使えました。
ここから、HDR作成を押すと、1分くらいでHDR処理された画像が生成されます。
ここでは、BasicのBrightを選んでいます。上のEV0.0では逆光でラベルが暗くなってますが、合成された画像ではラベルもはっきり見えます。
まぁ、これでは、逆に画面の明るさが一様になって、ダイナミックレンジが狭くなっている気もするのですが、普通はこんな用途に使うものではないのでしょう。
ちなみに、元画像は複数枚用意する必要は無く、一枚の画像からHDRを生成することもできます。
EV0.0の一枚だけを読み込ませてみました。これで生成しますと。
同じBasic Brightでもずいぶんと違う画になりました。というか暗いですね。この辺りはRAW現像と同じ感覚で調整できます。
こんな風にプリセットとちょっとしたRAW現像の処理を行うだけなら、特に悩みません。
が、レイヤーや部分処理なんかを使いこなせば、より表現の幅が広がるのでしょう。
ちなみに、動作環境ですが、Mac mini(Mid2011)、Core i5 2.3GHz、memory8GBで、読み込みに1~2分(前処理のオプションと枚数によります)。読み込んだ後にプリセットを変更するのは一瞬。exportで1分弱ってところです。
何十枚も一気に処理するようなものでは無いので、そんなにストレスは感じません。
さて、HDRでより記憶色に近づけるのも一つの用途ですが、とんでもないエフェクトをかけるのも面白いというか、まずはこちらで遊んでばかりいます。
特にトレイ・ラトクリフさんのプリセットは遊べます。
例えば以前に挙げた、電波塔も。
こんなになったり。
多摩川の風景も。
夕焼けも。
こんな風になります。
上の3枚は全てX-Rated HDR Don't Lookというプリセットで、入っている中では、一番過激な表情になります。
実は、前エントリの中の数枚もHDRで生成したものです。そちらでは、記憶色に近づけるようにしています。
とりあえず、常用するようなものではないでしょうが、使いこなせば奥が深そうです。
てことで、飽きるまでは色々と遊びましょう。
ではでは