FISCHER AUDIO Omega Infinityって
びっくりするほど
普通だ。
って、タイトルから3段も使うような話では無いのですが、2日程使ってみての感想なんぞを。
遮音性
そもそもの購入目的である遮音性、これは満足です。電車の中でも音量を上げる必要性を感じません。
バッテリーが入っていることで、ハウジングが大きくなり、耳にフィットする形状と共にカスタムイヤホンの様な遮音性を発揮しているのかも。
ただ、右にあるBe6iと同じような形状の10proも遮音性は悪く無かったので、やはり問題はポートの穴なのかも。
そういや、遮音性が高くなることによって、歩くときの足音というか振動が気になるようになるのですが、過去の経験では、これはいずれ慣れて気にならなくなるはず。
装着性
Shure掛け部の曲率半径が大きく、かつアジャスタブルでも無いので耳に引っ掛けるという形にはならず、浮いている状態になります。が、本体がそんなに重くないので、ズレたり外れたりするようなことも無く、特に問題は感じません。逆に言うとShure掛けになっている意味も無いのですが。
使っているうちにケーブルの重さで上手くフィットするようになるかも知れませんね。
操作性
3ボタンの操作性ですが、とにかくボタンが硬い。かなり強く押し込まないと反応しません。誤動作防止と言えないことも無いのですが、曲送りをするつもりが力が緩んで音量を上げてしまうことが多々あります。
おそらく壊れるとしたらここからでしょう。
BT接続安定性
これは表現が難しいのですが、Sensitiveです。満員電車の中で他の電波と干渉して切れたりなんてことは無いのですが、送信部であるスマホの位置と、受信部である操作部の位置関係がクリアでないと切れやすくなります。例を出すと、このイヤホンのケーブルは比較的短く、デフォで長さ調整用のゴム部品がついていました。
ケーブルの長さはこんな感じ。ケーブル調整ゴムは外しています。
外した理由は、付けてしまうと更にケーブル長が短くなって、イヤホンの操作部が首の右後ろ側に行ってしまい、シャツの左胸にいれたスマホとの通信が途切れがちになるからです。ならばと、シャツの右胸ポケットにスマホを入れると切れなくなります。それくらいSensitiveなのです。
右胸にポケットのあるシャツも少ないし、そこまで気を遣うくらいなら、調整ゴムを外して、首の右前に操作部を垂らすようにした次第。
これ、距離というより、途中の遮蔽物(この場合は首)に敏感なのでしょう。実際、室内では二部屋位離れても問題無く通信できてますので。
音質
まだ二日しか使っていないので音質への言及は早いのですが、しょっぱなのドンだけの印象では無くなってきました。いかにもダイナミック型の音って感じです。
最初にドンだけと感じたのは、その前に使っていたBe6iがかなり高域よりというかフワッと広がる音質でしたので、脳がついて行かなかったのでしょう。
ダイナミック型と言っても、IE80の様な引き締まったゴリゴリ低音でも無いし、SE215の様なサラッとした感じでもありません。
一か月くらい経てば脳もイヤホンも慣れて真っ当な評価ができるかも。今は保留です。
で、総評として普通なのです。いい意味でも、悪い意味でも個性が無い。問題も無い。値段相当の満足感があるかと言われると、それはあるねと答えるけど、絶賛する程ではない。
いや、こういう普通の製品を作るのが一番難しいのでしょうが、この価格帯はBTイヤホンとしては激戦区。もうひとひねり欲しかったというのも本音のところです。が、これも当初の遮音性をクリアしてるからであって、贅沢を言い過ぎなのかもしれません。
てことで、このイヤホンはもう少し使い込んでから、また語ってみましょう。
ではでは