RYEMASHの日記

がんがん使って、しっかりお手入れ

ハイポリッシュ実験

ポリッシングクロス比較

さて、先の連休中唯一やったことは、ポリッシングクロスの違いで、どれだけ艶に違いが出るかの比較実験です。

実はこの実験、幾つか失敗しているのですが、そのお話しは後にしてまずは作業の様子から。

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用意したのは牛のヌメ革とモウブレイのHigh shine polish。

クロスはモウブレイのポリッシングクロス、使い古いしたコットンT、紙製のワイプオール、東レのトレシーです。モウブレイは水磨きとバーボン磨きを試しています。

まずは、なし以外のところにpolishを塗ります。

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結構染み込んでます。実は一枚目の写真に写っている革と違っているのですが、それは後程。

続いて、コレに水を垂らして磨きます。

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結果はこちら。

直上から見ても違いは分かりません。

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少し角度を付けると、艶が出ているのが判りますが、その違いまでは判りません。肉眼だとわかるのですが結構微妙です。

実はやってみて分かったのですが、違いは艶の出方よりもその作業のし易さです。そして、その作業のし易さと艶の出方は比例しています。

その意味で順位をつけると、使い易い順から以下になります。

モウブレイ水=モウブレイバーボン>コットンT>>>ワイプオール>>>>トレシー。

使い難い方から説明した方が分り易いのでトレシーから見ていきましょう。

・トレシー

マイクロファイバー製ですので、垂らした水が一瞬でクロスに染み込み拡散してしまい、水磨きになりません。水磨きは適度に表面に水が残るのが重要なようです。更に、マイクロファイバーの汚れを吸着する特性のせいで、本来艶となるべきワックス成分もこそぎ落としてしまいます。

・ワイプオール

トレシー程ではないモノの、こちらも直ぐに水が無くなってしまい、かつゴワゴワしているので、ワックス成分を落としてしまいます。

・コットンT

これは適度に水が残りますので、優しく磨くことができます。専用のポリッシングクロスが無い時には十分代用できますが、糸くず等が付着しないよう気を使う必要があります。

・モウブレイ水

バーボンを飛ばして、水磨きを先に。コレは文句なく一番使い易い。水も適度に残りますし、軽く引っかかり無く磨くことができます。High polishの水溶成分を溶かして吸い込んでいる感覚が指先に伝わります。

・モウブレイバーボン

スコッチで磨くと良いと話に聞いたのですが、スコッチが無かったのでバーボンで代用してみました。結果は水とあんまり変わらないかな。磨いている間の香りが良いので、酒が飲みたくなるのが難点。うん実験関係ないです。

こう見てみてみると、ある意味下馬評通りの結果です。今回手元に無かったのでできませんでしたが、ストッキングが良いというのも、水の染み込みや糸くずの付かなさから、さもありなんという感じです。

てことで、結果自体は予想通りで面白くないのですが、この後の失敗談の方が勉強になった今回の実験でした。

ではでは