酒器の振り返りと
中華小皿理論
意味が分からんタイトルですが一つずつ。
気が付くと酒器の数もずいぶん増えましたが、そもそも酒器集めに嵌った原因が幾つかあるのです。
今回はそのうちの一つ。
能作のはなしべです。
収集の最初期。2年ほど前に買った最初の金属器のはず。
用途はもちろん日本酒用として購入したのですが、これでバーボンストレートを飲んだ時の美味さが色んな酒器を揃えようと思った切っ掛けの一つなのです。
口が窄まって、香りを閉じ込める形はまさにテイスティンググラスですし、常温のバーボンを入れても、スッと冷える感じが蒸留酒を美味くさせるのです。
能作さんは鋳造の錫ですが、鍛造に比べると口当たりも優しく感じます。
ほんと、ウイスキーやジンなどの蒸留酒好きの方にはお勧めです。
で、中華ですが、単に器を洗わずに違う酒を注ぐと面白いというお話です。
中華の取り皿は大皿から色々取っているうちにソースの味が混じって何故か美味くなるという、雑な理論というか、高級中華屋でやると怒られる酔っ払い理論です。
同じように酒も敢えて酒毎にグラスを替えたり洗ったりせずに、香りが残った状態で次の酒を注ぐと味が変わって面白いのです。
流石に酒の種類は変えませんが、バーボンやジンのようにブレンデッドであったり原材料が複数あるモノは、混ぜても美味い。
ちなみに今は、ヘンドリクスをベースに、ビクトリアンバットと梢が混ざってます。
いや、バーボンとジンに関しては、フランシスアルバートがあるので、種類をまたいでもOKなのか。
てことで、梢のSAKEメンティーニをやばいと言ってる場合じゃないというお話でした。いやそんな話じゃない。
ではでは