RYEMASHの日記

がんがん使って、しっかりお手入れ

sonet IPv6プラス(間違いあり)

あらためて

11/27追記

といいますか、タイトルから間違ってます。大筋では間違っていないのですが、IPv6プラス(v6プラス)ってサービス名はJPNEが提供しているIPv6 over IPv4トンネリングサービス名で、@nifty等でIPv6を使うときにはこちらになるようです。SONETの場合は同じサービスでも、インターネットマルチフィードのtransixという名前です。もう少し細かく言うと、方式的にも違いがあり、v6プラスはMAP-E、transixはDS-Liteという方式ですが、これはユーザには関係ありません。ただし、使える機器(ルータ)は方式により違いがありますので、各プロバイダの推奨機器を確認してください。

前回のIPv6記事が、酒のせいにはしたくないモノのあまりにひどい文章でしたので、改めてご紹介です。技術的な話は出来るだけ無しの方向で書いていこうかと。

私の家の環境はsonetの光コラボ環境、速度は昔ながらの100Mbps設定なんですが、ここ最近はDLで早くても30M、それも全く安定せず、昼間でも急に1M以下まで落ちたりしていました。

夜の9時ころを過ぎると、常時1M程度。youtubeとかの動画系は見れたものでは無いですし、数十Mのアプリのアップデートパッチですら、落とすのにいつまでかかるんだという状態になっていました。

流石に耐えきれなくなり、IPv6環境に変えようと思い立った訳です。

少しだけ技術的なお話をすると、IPv6自身はタダのプロトコルですので、IPv6だから早いという訳ではありません。住所表記を拡張したもの、昔でいうと、携帯の電話番号が足りなくなって、11桁になったと同じようなモノです。その他にもいくつか特徴はありますが、気にする必要は無いでしょう。

じゃあ、なんでIPv6にすると早くなるかと言いうと、単純にインフラが空いているのです。IPv6専用の道路があって、そっちはまだあんまり車が走ってないというイメージです。もっと正確にいうと、IPv4は道が混んでいるというより、料金所のゲートが混んでいるという方が近いのですが。

ただ、問題は現状かなりのサービスがIPv4のみに対応しており、かつIPv4IPv6の互換性が無いということ。これが肝です。

ここからsonetの話に戻りますが、sonetのIPv6のページを見ても、正直よくわかりません。何を用意すればいいのかすらわからない。一応私は仕事的に専門家なんですが、それでも首をひねるレベルです。

ページを見て頂ければわかりますが、なんか、NTT提供の光電話対応ルータが必須の様にも見えますし、それが無ければ、やはりNTT提供のトンネルアダプタが必要のように見えます。

穿った見方をすると、IPv6化を勧めていない様にしか思えません。

で、実際はどうかと言いますと、導入は非常に簡単。ただしタダという訳にはいきません。

大体のご家庭では、ONU(光ファイバーが接続されていて、LANケーブルの口がある機器)があり、そこから無線LAN対応ルータを繋いでいるのではないでしょうか。

ONU-->無線LANルータ-->PC or 携帯など

こんな構成。

今回出費があったのは、この無線LANルータです。

sonetのIPv6サービスが使えるルータ、というか使えることが確認されているルータは一応指定されていまして、以下のページに書いてあります。

transix DS-Lite 接続確認機種情報

急にtransixなどという、聞きなれないモノが出てきましたが、これがsonetのIPv6の肝であり、先ほどのIPv4/IPv6の互換性を提供するものなのです。IPv6プラスという名前もこれです。

また、少し技術的な話ですが、IPv4のパケットはIPv6の皮をかぶせることで、IPv6の道を走れるようになります、これがIPv6 over IPv4トンネリングといわれているものです。

戻って、私の場合は、I-O DATAのWN-AX1167GRってのを購入しました。ヨドバシで6千円くらい。ポイントもあったので、一番安く買えたのが理由です。

で、コレを先ほどの構成図の無線LANルータの場所に置き替えて完了です。これだけです。

設定は何も触っていません。すべてオートでtransixに接続されました。オートで行かない場合は手動でも簡単に設定できます。

あ、一応PC側でIPv6対応になってるかどうかは確認した方が良いですが、基本デフォルトでOnになってるはず。

纏めると、手続きから始めて。

1. sonetにIPv6 IPoEを申し込む。これは無料で、webからの申し込みでも半日で開通のメールが来ました。

2. transix対応のルータを用意。上記の様に設定する。というかおそらく何もしなくてOK。

3. 一応IPv6が通ったか確認。ここにアクセスしてtransixという文字列があれば良し。http://ipv6-test.com/

これだけです。

思い立ってから、ほぼ半日でIPv6開通でした。

効果は、超がつくほど快適。そりゃ1Mから常時100Mになったのだから当たり前です。

ただ、これも、IPv6の道が混んでくればどうなるか分かりませんし、一応v6で使えないサービスもありますので、その辺は多少注意です。が、普通に使う分にはほぼ問題ないでしょう。

この後無線LAN関係の設定ですが、これはv6関係ないので、機会があればまた書きます。

てことで、面倒なようでやってみると簡単かつストレス激減のIPv6化でした。

ではでは