SFづく
というか
小説づいてます。
寝込んでいる際にイーガンの大作三部作を読み切った訳ですが、やはり小説、活字の没入感は癖になります。
映画もアニメも面白いですが、疲労感すら覚えて、世界が変わって見えるほどの影響という意味では、活字に勝るものはありません。
特にイーガンの本の場合は挿絵がほとんど無いので、全てが想像力任せってところが大きいのかも。
ならば活字慣れしてるうちにってことで、アマゾンで直交三部作を見た人が買ってますってのを適当に選んで購入してみました。
原本が最新という訳では無いのですが、訳本が出たのは2017後半の作品です。
あんまり解説を読まずに買ったのですが、素直にSFと呼べるものが無いような。。。
一番上のダグラスアダムスは
真ん中のテルリアは今写真を撮る段になってソローキンだと気が付きました。この人の本はSFとかそういうジャンルをはるかに飛び越えています。清濁というか濁を煮詰めて天才的な文章でまとめた、変態小説です。疲労感という意味では右に出るものはいないかも。
ただ、まだ氷三部作を読んでないので、その後かな。
一番下の誰がスティーヴィー・クライを造ったのかもSFというよりメタ・ホラー・エンターテインメントだそうです。ま、ソローキンと一緒でこれもジャンルは関係なく面白そう。疲れそう。
ちなみに、今回紙の本を買ったのは、電子書籍のメリットデメリットが見えてきたからです。
まずメリットですが、軽く場所も取らないのは当たり前として、端末間で同期を撮ればタブレットでもスマホでもどちらでも栞を付けて読めること。
デメリットは、本の形態にもよりますがページ番号表記が無く、あれ、これ誰だっけ?なんて忘れた時に簡単に戻れないこと。検索もできるけど、検索するとページ組がズレたりします。
また、ページ進捗がシークバー形式なので、読み終わるのに後どれくらい掛かるかが直観的に分からないこと。
ただこれはメリットにもなります。
おそらく今回の直交三部作も紙の本で読んでいたら、その厚さに圧倒されて一気に読む気が無くなったでしょう。
その点、電子書籍ではもうやめようという切っ掛けがつかめず、結果的に読み切ることが可能になったのです。
で、メリットデメリットを秤にかけると、ページに指を挟んで、ここまで読んだかぁという満足感のメリットは携帯性を凌駕しますし、複雑な構成の本の場合ページを行ったり戻ったりを繰り返しますので、これも紙の本の方がアドバンテージがあります。
ま、うだうだ書きましたが、まずは今のテンションで読み切ってみましょう。
てことで
ではでは