タッチノイズは軽減できるのか? その2
実践編
では液体ゴムで処理してみます。の前に下準備を。
始めに長さ調整用の部品が邪魔。コレ取り外しができるタイプでは無いので、無理やり取っ払います。
カッター等刃物を使うと、誤ってケーブルを切断するおそれがありますので、ペンチで慎重に割って取り除きます。
更にイヤホン本体部分とリモコン部をマスキング。
後は液体ゴムスプレーを吹き付けるだけ。
今回は範囲も狭いので部屋の中でやりましたが、本来屋外や広いところでやるべき作業です。
流石にレンズにゴムが付くのはまずいので、噴射中の画像はありません。
ここから4時間ほどで乾きます。
処理後のケーブルです。見た目では分かりませんが、かなり抵抗が増えてます。
さて、肝心の効果。
結論から言うと微妙。確かに滑りは悪くなってますので、ケーブルが変にズレることは無くなり、それによるノイズは低減されています。
ですが、襟もとに当たるノイズは消えるわけでは無いので、効果てきめんと言えるほどではない。言ってしまえばプラシーボレベルかも。
ただ、私の”何か手を加えないと気が済まない”という欲求は満たされましたし、この製品への愛着もさらに増しましたので結果OKなのです。
実際、この結果は予想の範囲でもあったのです。ゴム処理をするならドブ付けするレベルじゃないと顕著な効果は無いでしょうし、滑りを良くするなら、それこそ熱収縮チューブでも入れなきゃならない。
ただ、どちらもどう考えても副作用の方が多そうですし、熱収縮チューブに関しては、ケーブルをいったん切らないと入れることすらできないということで、実質不可能。
そう、肌のかぶれに関しては2週間ほど使いましたが問題は無い様です。
結果的に私の工作熱を満たしただけになりましたが、効果が無いとも言い切れない。じゃあ、やらないよりはやったほうが良いかというと、そうでもない。有機溶剤を使ってますので、ケーブルの素材によっては悪影響を与える可能性もある。
なので、お勧めはしません。でも愉しい。
まぁ、現実的にタッチノイズを減らしたいなら、首の後ろに回さずに、前に垂らすのが良いってのは分ってるんですけどね。それじゃあ面白味が無い。
てことで、今後も何か思いついたら積極的に試していく方向で。
ではでは