PCファンのお話
切ないお話
今宵も新PCのお話です。先に書きますが、長いうえに実りの無いお話です。
調子良く使っていた新PCですが、どうもファンの一つのシャーっという音が気になっていました。静かなことは確かなんですが、静かだからこそ気になるというか。
そんな時に見つけたのがこの情報。
Shuttleのファンを交換したよって内容です。
お、これは同じように静音化できるんじゃないかと思い立ったのが今回の始まりです。
とりあえず、ファンサイズは上記記事と同じなのですが、配線上同じ構成を取れるか、まずは現状の構成から見ていくことに。
とはいっても、いきなり新PCを触るのは怖いので、ほぼ構成が同じな旧PCで見ていきます。
ヒートシンク上に2つのファンが付いていて、配線は4ピン一つにまとめられています。
更に詳しく見ていくと、回転数をモニターするパルス線は片方側のみ接続されているようで、回転数制御用の4番ピンは双方につながっています。
向かって左の1番ピンからマイナス、プラス、パルス、制御ですね。
パルスの線だけが一本です。
制御もPWMというファンコン仕様なのかどうかは不明です。BIOS上にもPWMという表示はありません。
とはいえ、これで分かったのは、4ピンすべて使用してファンコンをしてるってことです。
で、今回用意したファンはこちら。
3ピン仕様のファンです。
確かに3ピン。つまり、ファンコンはできなくなる=2500RPM程度で回り続けるということになります。パルス線はつながるので、モニターはできるはず。
新PCの全コアに100%負荷をかけた時の回転数が2700RPMくらいなので、これで、静かならば行けるんじゃないかと判断しました。
ただし、一つ問題がありまして、参考にさせて頂いた記事のマザーではファンソケットが2つあったようなのですが、今のマザーでは一つしかありません、ならば分岐ケーブルも必要だなということで、こちらも用意。
WMP用の4ピン分岐ケーブルです。どうせ4番ピンは使わないので、どうでもいいのですが、これで、期待した動作はできるはず。
まとめますと。
既存
ファンコン有りの、シャー音が気になる構成。
新規期待
ファンコン無しでも、静かならOK。回転数モニターはできる。
と、ここまででも十分長いですが、まだ続きます。
この期待を持って、まずは旧PCに換装してみました。
長い配線の処理は後でするとして、とりあえずサイズもぴったり。
この状態で、電源を入れてみたところ、BIOSでも回転数モニターできてますし、何より静か。windowsを立ち上げて、最大負荷で温度をモニタしても問題はなさそう。
これならイケルと、ようやく新PCに組み込んでみました。
配線もまとめて、きれいにしています。
ですが、ここで不安が一つ。上側のファンですが、ビス2本のみで取り付ける仕様なのです。一応ファン中心に厚めの両面パッドが挟まっていて3点支持にはなっているのですが、対角線の2点ですらないので、トルクのかけようでファン自体がゆがみそう。
ちなみに旧PCは4つ角とまではいきませんが、3つ角はビス止めになってます。
それでも、この状態で電源を入れると、非常に静か。シャー音もありません。CPUの温度も問題なさそう。
さてと、ここから落ちです。
この状態で満足して、上蓋をかぶせて、電源を入れると。。。
ヴォーンと今度は低音が響くようになってしまったのです。
ファンコンも無いので、どんな負荷でも常にヴォーン。
なんだろう、筐体との相性とかなのかなぁ。これなら、まだシャー音だけどファンコンが付いてるほうが良かったなぁ。
結局元に戻しました。
いや、このファンが悪いわけでも無く、精神衛生上、とりあえず試してみるってのは良いことでした。
ただ、旧PCが、ファンを一回外して、付け直したら静かになったのは切ない。なんなら新PCより静かでやんの。
ま、予防交換なのだから、新PCの意味はあったのさと納得はしてるんですけどね。
てことで、長々と書いてきて、結局元に戻ったお話でした。
ではでは