RYEMASHの日記

がんがん使って、しっかりお手入れ

Sennheiser MOMENTUM True Wireless その2

イヤーチップ編

その2は音質編にしようかなとも思ったのですが、音質は専用アプリのEQでもいじれますし、完全ワイヤレスではチップの安定性も重要ってことで、イヤーチップ編です。

まず、前提としてこのイヤホン、結構チップを選びます。

理由はこちら。

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マクロで見ると、ノズル横にQRコードっぽいものが印刷されているのに気が付きました。製造の自動化で使われてるのかな。それはおいといて。

ノズルが太くて、かなり短いのです。従って、ポロっと外れやすい。普通のBTイヤホンなら、あ、外れちゃったで済みますが、完全ワイヤレスの場合そのまま本体落下、紛失という事態にもなりかねません。

さらにこのイヤホンは軽いモノの、それなりに大きさがあるので、より外れやすいとも言えます。

いくら音質が気に入ったチップでも、外れやすい様では安心して使えないというところが、チップを選ぶミソです。

さて、そういった点も確認しつつ、今回試したチップはこちら達。サイズは全てM。

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左から付属のシリコンチップM、Final、Ts-400、Crystalline Audio(CA)、コンプライTW用。

更にこちらも。

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Ts-167(本物)とSonyトリプルコンフォートです。

以上7つですが、コンプライTW用は比較するまでも無くダメでしたので、今後登場しません。

これらを以下の3ポイントで比較です。

1. ピースと耳のフィッティング

2. ピースとイヤホンのフィッティング

3. 音質(完全主観)

1と2が紛らわしいですが、1はピースが付いたまま本体が耳から外れる事態、2はピースが耳に残ってしまう事態等に対応しています。

スケールは〇>>>>>>>✖で右に行くほどイマイチになります。イマイチとは言っても使い物にならないレベルのモノはありません。では、ファイ!

1. ピースと耳のフィッティング

Ts-167=Ts-400>CA>Sony>final>付属

CAまでのウレタン勢はほぼ同等です、Sonyは特殊な構造かつサイズが少し小さめなので、Lサイズにすればウレタンにも匹敵するかも。finalはシリコンの中ではシッカリしている方、付属はコレでMなのですが妙に小さめ、Lにしても安定感はあまりありません。

2. ピースとイヤホンのフィッティング

付属=Ts-167=final>Sony>>Ts-400>CA

ほぼ逆です。付属とTs-167は専用というだけあってピッタリというか、短いノズルでも外れないようにキツメに調整されています。finalも同等。sonyも意外にキツメなので今のところ外れてはいませんが、Lサイズにするとどうだろうという懸念はあります。

Ts-400は実際に外れそうになりましたし、CAはポケットに入れてる最中に外れてました。

3. 音質(完全主観)

ここだけはスケール変えて、低音迫力系←バランス→高音広音場系って感じです。私の好みはこの中心付近、バランスの辺りです。

Ts-400=Ts-167>CA>sony<<final<<付属

大体sonyを中心として左右に分かれる感じです。音質だけで言えば、最も好みはCAです。低音の迫力を出しながらも、高音のスポイルも少ない。シリコン勢は静かなところで聴くなら良いかもです。

さて、この3点で比較して、結局使用するのはTs-167にしました。最初に間違えたモノを選ぶのは何か恥ずかしいモノがあるのですが、それはそれ。

普段なら好みの音質重視でCAというところなんですが、本体から外れやすいのは致命的です。

問題はTs-167はお高すぎ。値引きされても1ペア¥1000はちょっとひどいなぁ。あとほんの少しノズル外径を太くしてくれればTs-400/500やCAも普通に使えるのに。

次点を考えるならsonyは面白いかも。上記スケールでも常に真ん中あたりをキープしています。

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右の緑芯がsonyです。今回初めて試したのですが、シリコンゴム、シリコンフォームで中空構造、洗えるらしい。付け心地もウレタンとシリコンの中間くらい。先ほども少し触れましたが、Mだと少し小さめだったので、Ts-167がヘタって来たらLサイズを試してみましょう。

てことで、とりあえずはチップ選択終了です。次は操作やアプリ系かな。

ではでは

Sennheiser MOMENTUM True Wireless その1

基本スペック編

の前に一つ訂正です。前の記事でコンプライ167が使えないと書きましたが、どうやら違うチップを試してたようです。実際はカッチリ使えます。その辺りのお話はまた別途。

もとい。2~3日使用して、まずは基本となる接続安定性と電池の持ち、充電あたりから。フィッティングに関しては音質、チップ編で書きます。

接続安定性

xperia XZ1とBT5で接続しaptXで試聴していましたが、全く切れません。瞬断すらなし。

これまで結構な数のBTイヤホン、ヘッドフォン。プレイヤーもスマホ数台、ipodを使ってきましたが、安定性は最高です。大きな駅構内、ヨドバシの売り場、歴代の製品では必ず切れる様なホットスポットでも全く問題無しです。これは、文句なしに素晴らしい。

電池の持ち

普通に聴くような音量、aptXで、満充電から実際に音楽をかけ続けた結果、4時間9分で切れました。

この製品はR側がメインで、LRはNFMIで接続されます。なので、R側の方が早く電池切れとなり、通信も切れます。ちなみに切れた際の電池残量はL:R=37%:0%でした。

最近の製品では、電池残量の多い方をメインに切り替えることにより持続時間を延ばすものもありますが、このイヤホンにはそのような機能はありません。でも4時間使えれば十分かな。

充電

充電は付属のケースでのみ可能です。

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先ほどのR側0%の状態から満充電まで1時間半です。緑LEDで満充電です。

コネクタはUSB Type-C。ケースはファブリック仕上げで高級感がありますが、少し大きめ。かつカバンに入れてたら表面は擦り切れそうです。

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イヤホン自体がマグネットでケースに固定され、更にケースの蓋もマグネットです。

イヤピースがハマる穴は深めなので、大き目のウレタンチップでも問題無く収容できます。

てことで、まずは完全ワイヤレスとして気になるところを確認してみましたが、特に接続安定性には驚かされました。これでスマホと別にiPodを持ち歩く必要も無くなりました。

続いては、操作性や音なんかの感想でも。

ではでは

抗えない魅力に

抗わない

ま、結局こうなった訳です。

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MOMENTUM True Wirelessが何故か手元に。

NUARLも確かに悪くない。ですがコレはレベルが違いすぎる。正直MOMENTUM Freeよりも好みなほど。一度聴いてしまうと抗うことは出来ませんでした。

詳細はまた後日にしますが、とりあえずイヤーチップで音がガラッと変わります。付属のシリコンではカラッとしたMOMENTUM系統の音、音場が広くなる替わりに、低音の押し出しがイマイチ。

これをコンプライTs-500に交換すると、一気にIE80系の音になります。これはタマラナイ。

一応eイヤホンの情報を見ると、適合するコンプライは167になってますが、167だとちょっと軸が細すぎますし、音がこもり過ぎ。反対にTs-500はちょっと緩くて、耳から外すときに少し気を付けないと耳の中にチップが残ってしまいますが、パワー感と音場の広さのバランスは素晴らしい。

タッチコントロールは少し癖がありますが、その辺りはまた後日。今はTrue wirelessでもここまでの音が出るんだってことで感動に浸ってます。

あ、ちなみに少なくとも室内ではxperiaでかなり距離をとっても全く音切れはありません。これで、外のノイズが多い環境でも切れなければ言うことなしです。

その辺りは明日の通勤時に確かめましょう。

てことで、今夜のところはとにかく音に興奮しているということだけをお伝えです。

ではでは

NUARL NT01AXかゼンハイザー MOMENTUM True Wirelessか

悩ましい

所謂完全ワイヤレスイヤホンに慣れて、もう外出時にはこれ以外の選択肢は無いなというくらいになっているのですが、ここに来て待望のゼンハイザーMOMENTUM True Wirelessの発売日が決まりました。

12/20です。

スペックを見ると、BT5.0対応で電池の持ちや接続性も良さそうだし、曲の送り戻しに加え、Transparent Hearing functionもあるので、付けたままの会話も可能ってことでまさに求めていた機能が全部入り。かつゼンハイザーの音は好きなので、買わない理由がありません。

en-us.sennheiser.com

ボーナスも一応出たしねってことで。

ですが、もう一つ気になるのがこちら。

NT01AX | NUARL

現在使用しているNUARL NT01のUpgrade版である、NT01AXです。

まず、音が気に入っているのに加えて、中華ホンにも関わらず、絶えず進化しているところに好感が持てるのです。

NT01Bになって、曲の戻しができるようになって、更にAXではqualcommのQCC3026を採用することにより、プレイヤーから左右同時に通信が出来るTrueWireless™ Stereo Plusが使えます。ま、対応するプレイヤーは今のところありませんが。

ですが、現状でも左右両方で電池の多い方を親機とすることで、カタログ値ですが10時間以上の再生時間を誇ります。aptXに対応したことにより、もしかするとxperiaでも接続性が上がったかもという期待もあり。

更に悩ましいのは、アップグレードプログラムがあり、今持っているNT01から1万円でAXに変更することが出来るのです。

これで、AXにも外音取り込み機能が付いていれば、悩みなくNUARLを使い続けるのですが、この機能が結構ネックだったりするんです。

悩ましいけど、アップグレードプログラムが始まる1月中旬くらいまでは悩みますかね。

ちなみに、細かいことですが、完全ワイヤレスイヤホンが手放せなくなった理由の一つは、マスクの干渉問題が解決されたってことが大きいのです。

冬場空気が乾燥するので、外出時にはマスクを付けることが多いのですが、この際にマスクの上からイヤホンを付けたか、下から付けたかによって、マスクやイヤホンを外すときのイライラがあったのです。それが解消されるだけでも、価値がある。いや、そのイライラが顕在化されたってことで、いってこいなのか。

てことで

ではでは

iPodとfoobar2000と音量調整

色々意外なことが

さて、先日長々とNuarlイヤホンのお話を書きましたが、今日の様な結構な雨の中でも、バックパック内のiPodとNT01の接続には何ら影響なし。非常に快適です。

そんな環境でもちょっとストレスになるのが音量調整。このイヤホンはどうやら効率がかなり良いようで、音量がかなり大きくなります。その分ボリュームステップ毎の音量変化も大きくなって、この中間くらいの音量が良いのになってところに上手く合わないのです。

そこで登場するのがfb2kことfoobar2000

まず以外だったのが、そもそもiOS用のfb2kがあること。何となくapple系とfb2kは仲が悪いと思っていました。

これならば、UIもandroidのfb2kと共通で使い易いし、FLAC等の音源もそのまま使えます。

さて、音量問題に戻りますが、fb2kのReplayGainを使うことでそれなりの解決ができます。

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細かい説明は省きますが、ちょっと大きめかなというボリュームにした上で、このReplatGainを好みの音量まで下げるというのがその方法。

別にステップ数を細かくする訳では無く、音量の軸を全体的にずらすだけなのですが、一応の解決は可能。

ここで意外なこと2点目。上記の方法で調整できるなら、逆にボリュームを小さめにして、Gainを上げることでも同じことができるだろうと試してみたところ、音が割れてしまいます。android版のfb2kでも同じです。

preampの段階で音量を上げてしまうと、mainのイヤホンのDSP処理でオーバーフローしてしまうのかも。てことはGainを下げるとダイナミックレンジも狭くなってるのかな。いや引いて足してるから同じか。

デジタル音源は難しいですね。

てことで、多少癖はありますが、音量調節も出来るし、扱えるファイル形式も多いし、操作も軽いので、fb2kはお勧めです。あれ、そんな話だっけ?

ではでは

NUARL NT01 音質とこれから

好みの問題

いや、本当に好みの問題なのです。

完全分離型のイヤホンだからと言って、別に特性的に音が悪くなるという要因はありません。

しょっぱい音が多いのは、左右で電池とDSPが必要なので、その分ホームファクタに制限が出てしまい、音質とのバランスを取る際に自由度が減るからです。

で、このNT01ですが、好みで言うと好きな音です。

ドンシャリ気味な派手な音調ですが、外で聴く分にはちょうどいい。ドンと言っても、最低音の100Hz以下の音なんか期待しないし、どちらかというとボーカル帯域の音が綺麗に鳴るのが好ましい。

低音好きにはちょっと物足りないかも。ベースやバスドラの分離が甘いので演奏者の指が見える様な描写にはなっていません。

ですがこれは何度も言うように完全分離型だからでは無く、単にイヤホンとしての性能がそこまでってことです。

先日のIFAではゼンハイザーを含め各社が完全分離型のイヤホンを出品していたようですので、今後に期待できるところです。

さて、今後の話ですが、必須な機能が見えてきました。

まず、外音取り込み機能は必須。電池はqualcommのBT5 native chip採用製品が増えてくると思われますので、5時間越えも可能でしょう。安定性に関してはA2DPでは無く、マルチシンク可能なprofileが出てくれると嬉しいのですが、これは期待薄かな。

あ、今でも出来るのに、何故かやって無いこととして充電器を別売りにしてほしい。

通勤中に切れることは無いけど、イチイチ充電器を持ち歩くのは面倒なのです。家と職場においておけば、カバンから取り出して充電なんてしなくてもいいのに。

なんて、一度楽な道を見つけると、更なる楽さを求めてしまうのです。

てことで、総論として、xperiaで使う以外であれば、このイヤホンはお勧めです。

うーん、なんか解せませんが。

ではでは

NUARL NT01 操作性

2台持ちと慣れ

まずは2台持ちから来る問題。

先ほどは接続性について書きましたが、とりあえず音楽を聴くという意味では障害は無くなりました。が、ここで問題になるのは、私が使っているのはiPodなので、通話はできないのです。いわゆるハンズフリー通話。

まぁ、実際にはハンズフリー通話は周りから見ると突然独り言を言い始めたようにしか見えないし、特に完全ワイヤレスではケーブルも無いので異様過ぎることもあり、普段は結局端末から普通に通話するのですが、着信があったことすら気が付かないのはちょっと問題。

解決策としてはxperiaiPodを同時に接続することなのですが、このNT01では諦めざるを得ません。

複数台繋がるというと、BTのマルチポイント対応であれば可能と思われるかもしれませんが、ここで問題になるのは同時接続数です。

NT01はマルチポイントに対応しており、複数の端末を登録することは出来ます。例えばxperiaiPodの様に。ただし、同時に接続できる端末は一台なので、iPodに繋げるとxperiaにはつながりません。一度切る必要があるのです。

この点、例えばゼンハイザーのモメンタムならば、xperiaiPodを同時に接続でき、iPodから音楽を聴いている最中にxperiaに着信があると自動的に通話に切り替わります。

が、先ほども書いた様に、着信さえ分かれば良いのなら、xperiaの振動で察知できるので、許容範囲かなと。出来るに越したことはないですが。

続いて慣れのお話。

以前も書いた様にこのイヤホンはボタン操作です。

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右のイヤホンボタンはボリューム。ワンクリックでダウン、ダブルクリックでアップなのですが、ボタンが結構硬く、ダブルクリックは結構慣れが必要。ただ失敗してワンクリックになっても音量が下がる方向に動くので耳を傷める心配はありません。その辺は考えられてるなと。

左ボタンは、ワンクリックで再生停止、ダブルクリックで曲送りです。通話で使うならワンクリックで着信。

これも、結構失敗しますね。

と考えると、タッチ操作の製品が多いのも分かる気がします。私も次に買うときには評価基準にはならないかも。

続いて充電環境。

このイヤホンの充電ケースはこちら。

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オシャレな形では無いですが、必要十分。2回程度の充電ができますので、途中の充電時間を挟むとスタンドアロンで12時間程度の試聴が可能です。4つのインジケータはケースの充電具合です。

オシャレでは無いと書きましたが、この形の恩恵もあるのです。

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こんな風に、イヤホンを収納して上から蓋で押さえつける形ですので、多少出っ張ったチップを付けても問題無く収容/充電が可能なのです。

実際、こういう短いチップから。

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長めのチップまで、

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問題無く収容できます。

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ノズルは太めなので、コンプライなら500番台、クリスタルならMコアでちょうどです。

更に装着性。

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一応こんなフィンが付いていますが、柔らかすぎるので、装着の安定性に寄与しているとは思えません。それでも、使用中に落ちそうになったりどころか、ヒヤッとしたことすらない程に安定しています。

落とすなら、外音を聞く際に外した際でしょう。

そう、そういう意味で、外音の取り込み機能は必須です。コード付きのワイヤレス(なんだこの表現)ならば、耳から外しても首にかけておけますが、完全ワイヤレスではそれが出来ません。外して手に持つか、ポケットに入れるかでしょうが、誤って変な操作をしがち。

買い物とか急に声をかけられたときなどは外音の取り込み機能が必須です。

さて、また長くなりましたので、音質含めた総評は後程。

てことで

ではでは