加水分解!!!
おぉ!
以下の記事は強アルカリ製品の使用について書いていますので、御使用の際には製品の使用法を守って、十分にお気をつけてお使いください。
くどくてすいませんが、この効果はおそらく素材や、使用法に左右されると思いますので、使用される際には、必ず何かで試してから行ってください。
写真が無いのは、アルカリの付いた手でカメラを触りたくなかったからです。
前回の記事のdepwingさんのコメントで加水分解の対処について少し書いたのですが、アレを書いた直後にアマゾンさんからこれが届きました。
ある筋の方々には有名なスタパ斉藤さんの記事で、加水分解にはアルカリが使えるというのを読み、コレを購入してみたわけです。
で、本当は休みの日にでもゆっくり試してみようと思ってたのですが、箱を開けて、ちょっと持っていると、液漏れが!
冷静に考えると、アマゾンさんに突き返せばよかったのですが、何故か、いっそのこと使っちまえと思い、やってみました。
結果、驚きのサラサラに。
クイックポケットを裏返して、加水分解している面に吹き付けて3秒ほど待って、ウエスでゴシゴシ拭くと、べたべたしていた表面がボロボロと取れてきました。
で、全部取りきったら、そのまま洗濯機へ。
水で思いっきり流します。
これは使える。
ただし、ここからは注意です。
この製品は水酸化カリウムaqでpH13と強塩基です。このため、市販品として濃度は薄められているものの、手の皮は溶けますし、目に入るとやばいものです。
アルカリはある意味酸よりやばいのです。
学生時代NaOHaqで白衣がボロボロってのは化学あるある話かと。
なので、手袋や目の保護。手に付いたりしたら、水で思いっきり洗う。等の注意が必要です。
で、なんで、加水分解が、アルカリで綺麗になるのかなと考えると、今回の裏地は複数層になっていて、その表面層のアミド結合かエステル結合が加水分解されて、中途半端に重合が切れてボロボロになってるのを、アルカリで完全に結合を切って剥がしてしまうってことなのかなと。
なので、強度や防水性は無くなったかもしれません。
でも、ボロボロで捨てるよりはよっぽどまし。
とりあえず、ざっと書きましたが、また後ほど、レポートしてみたいと思います。
ではでは