いづみ橋
あと2本
さて、春の恒例、いずみ橋トンボシリーズですが、既に飲んでしまったものを含めて、まだ手に入れていないのは、6号と9号です。
もう、Webなんかでは買えるのですが、生酒はできる限り、信頼のおける酒屋で直接買いたいので、本日はテクテクと散歩がてらお出かけです。
が、結論から言うと、まだ6号も9号も店頭に出ていませんでした。いつも行く酒屋は、入荷した後も味が落ち着くまで店頭に出さないのです。
代わりと言ってはなんですが、今日はこちらを購入しました。
いづみ橋では珍しく他県産の米を使用した酒です。
ちょっと調べると、こんな記述がありました。
さらに、ラベルをよく見るとこんな記載が。
有機農産物加工酒類って表記は始めて見ます。見逃していただけかもしれませんが。これも調べてみると。
国税庁のページに記載がありました。
こういう背景で作られたこの酒のスペックはこちら。
これまでのいづみ橋の酒程は尖っていない数値です。
まぁ、数値なんて、トンボ3号の例もあり、参考程度にしかならないので、実際に飲むしかないのです。
で、飲んでみると、これがまぁ、ほぼ数値通りの印象。
生酒では無いので、常温からほんの少し下げたあたりから飲み始めたのですが、最初は、特に印象の無い味。少しだけ味と香りが分離して、薄さを感じる味。
これが温度が上がってくると、甘さとふくよかさが出てきて、酒としての一体感が出てきます。常温から、燗酒が合う気がします。
が、これが、印象にあるいづみ橋の味かと言われると、ずいぶんと違います。
いづみ橋といえば、キレと辛さと味わいが高いレベルでバランスを取っている酒という印象なのですが、この酒は甘く、キレが少ないのです。
酒として見た場合は、十分に美味い酒なのですが、これがいづみ橋である必要は無いかなと。
これを買った酒屋のオヤジとも話していたのですが、これに限らず、今年のいづみ橋は甘いのです。何故か、数値上一番甘いトンボ3号が一番きりっとしているところは不思議ですが。
定番酒も全部この傾向の味になってしまうと残念なのですが、その辺りは、今年の酒を試してから傾向を見てみましょう。なんて偉そうですね。
てことで、妙に長い文章になってしまいました。
ではでは