RYEMASHの日記

がんがん使って、しっかりお手入れ

ディストーション その2

なるほどねと

最近週末にあんまり出歩かないのは、二日酔いってのもあるのですが、平日に歩き過ぎて、少し疲れが溜まっているからのようです。で、部屋でボケっとしていても何なので、先日のディストーションをもう一度確認してみました。

レンズはもちろんM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。F4.0で固定。

以下記載の焦点距離は35mm換算で、現像はOlympus viewer 3。歪み補正は自動で、色以外の補正はかけていません。

ではワイド端から。

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24mm。樽ですね。ワイド端だとこうだろうなというイメージ通りです。

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50mm。ちょっと糸巻きになってきました。ラベルは元々曲がって張られているようで、歪みではありません。

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70mm。これも少しだけ糸巻きですが、50mmとそんなに変わりません。

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100mm。少し糸巻きが強くなってきましたが、まだ耐えられるレベルです。

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150mm。これは気になりますね。以前糸巻きが気になった一枚が132mmでしたので、この辺りが一番収差が目立つようです。

f:id:RYEMASH:20170311195531j:plainテレ端200mm。少し戻ったように見えます。他の写真でディストーションが気にならないのを確認すると、やはりテレ端で撮っているようです。被写体との距離も関係してるのかな。

結果として、こういう縦の線がキッチリしていないと気持ち悪い被写体であれば、テレ端か50mm前後で撮るのがよいかも。画角は単焦点と同じく自分が移動すれば良いし。

単焦点という言葉が出ましたので、試しに単焦点でも撮ってみました。

まずはHeliar 75mm(150mm)。

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電子接点無しの完全に素のレンズ性能ですが、綺麗なもんです。

続いてUltron 35mm(70mm)。

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こちらもキッチリしています。

そもそも、ズームレンズと単焦点を比べるのはフェアじゃないし、特にこの2本はフルサイズのイメージサークルを、m4/3センサで真ん中あたりの美味しい部分を切り取っている形になっているので、こういう結果になったのでしょう。ちなみに、今は貸し出し中なので手元にありませんが、m4/3用のNOKTON 25mm F0.95ではかなり強い樽型収差がでます。

でも、やはりこの素直な描写があるので、単焦点は手放せません。

てことで、基本ワイド端以外は糸巻きというのを頭に入れつつ、焦点距離と、被写体との距離の美味しいところを探していくってことになりそうです。これはこれで楽しい作業かな。

ではでは