日常の不思議
冷蔵庫
たまに来る屁理屈噺に似てはいますが、ちょっと違った方向で日常の分からないことを一つ。
今回は冷蔵庫編です。
冷蔵庫を開けて、酒絡みのものしか入っていねえなぁ、というところから思い出したモノなのですが、昔から考えていたものです。
冷蔵庫にモノを入れ過ぎると冷えにくくなる。というのがその問です。
そもそも冷えにくくなるという言葉には二つの意味があると思っていまして、
1. 入れたモノが冷えるのに時間がかかる。
2. いくら時間が経っても、そもそも入れたモノの温度が下がら無くなる。
この二つです。
1は理屈的にも理由がわかるのですが、2が分からない。分らないのですが、実際に体感できるのが謎なのです。
言い換えると、1は温度の高い物質を多く入れると、その熱を移動させて熱平衡状態になるまでに時間がかかるという意味で分かるのですが、2はその熱平衡状態になる温度が高くなるというモノです。
実際の冷蔵庫という機器の造りを考えると、モノをたくさん入れると冷気の回りが悪くなって、冷えるのに時間が掛かると言うのも納得できるのです。
更に、熱的に外界と断絶された断熱系であれば、冷えた気体と、暖かい内容物の間での熱平衡になるので、その平衡温度が上がるのは理解できるのですが、冷蔵庫は常に冷やしている開いた系のはず。
ならば、時間が掛かったとしても、冷蔵庫内のセンサなり、冷気の温度に沿った温度に落ち着くはずと思うのです。内容量の大小にかかわらず。
なのですが、実際庫内にモノがほとんどない時には、いつも入れてるお茶の温度がかなり下がってますし、パンパンに入れてるときはぬるくなるのです。
考えられるのは、まだ熱平衡になっていないという可能性。一日やそこらでは平衡状態にならないのかも。
若しくは、比熱の問題として、冷やす元となる気体の量が、内容物の増加で減ってしまい、更に開放系のため、気体の熱が速やかに逃げてしまうという可能性でしょうか。いや、これも時間が経てばそもそもの平衡状態まで行くのではないかなぁ。。。
子供のころから考えてきた問題ですが、こうやって文章にすると、何となく答えが見えてきた気がします。
てことで、いつものようにジンを飲みつつ。
ではでは