一目惚れとじっくり惚れ
そんな言葉は知らんが
例えば前回ご紹介した酒器は完全に一目惚れで、色が好みとか形が好みとか理由も簡単に付けられるのですが、中にはじっくり見ているうちにジワジワと好きになって、どこがと問われても難しいのですがお買い上げ、なんてこともあるのです。
それがこちら
同じく橋村大作さんの杯。
ステム付き、印象的な青、鎬とクラックの表情と意匠は前回の杯と似ているのですが、印象はだいぶん違います。
購入の決め手はステムの青色だったのですが、今日撮影してみて色々面白さに気が付きました。
購入の決め手になっただけあり、ステムの青はとてもきれい。前回の器とは配色が逆です。
特に、ステムから杯への表情の変化がよし。
さて、ここからが、無意識に惹かれたところかも。
鎬とクラックと泡とグレー(なのかな?)の色ガラスで、まるで樹木の様に見えます。
氷の樹皮って感じでしょうか。
更に少し開いた口元を下から見上げると。
モノクロ写真のようです。
こんな風に、見る方向、角度、距離で印象が大きく変わるので、お店の中にあっても、チラチラと目に入って来ていたのかもしれません。
ま、なんてのは後付けの理由で、結局は一目惚れと相違は無いのでしょうが、気に入った一品が見つかるのは一つの幸運です。
てことで、2品目のご紹介でしたが、3品目はちょっと特殊な形ですので登場が遅くなるかも。
ではでは