RYEMASHの日記

がんがん使って、しっかりお手入れ

ワインは保守的

と、夏のお話し

日本酒に関しては、見たことの無い、呑んだことの無い蔵の酒を見つけると積極的に挑戦するのですが、ことワインに関しては、一度好みのモノを見つけると、しばらく同じ作り手や地方のモノばっかり飲む傾向にあります。

今宵もこちら。

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サヴォワのモンドゥーズです。去年の秋にも全く同じモノを飲んでいるようですが、やはり美味い一本です。

さて、普段はこのようなそんなに年数の経っていない、また長熟させるタイプでは無い、手軽なモノを飲むことが多いのですが、数年に一回くらいは、長熟のブルゴーニュを購入します。

本来はブルゴーニュが本命で、ジュラやサヴォワのワインは代替品、と言っちゃあ失礼な程美味いし、個性的なのですが、やはり長熟ピノは別格。でも最近は高すぎて手が出ない。

が、たまーに、高品質かつお手頃価格で手に入るのがアルベールモローです。

ボーヌの作り手さんですが、今回はトゥサン1979、トゥーロン1998、マルコネ1999を手に入れました。

ここで問題になるのが保管。特にこれから夏に向けてどうしようかって話です。当然セラーなんてありません。

結論から言うと、冷蔵庫に突っ込みます。

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こんな風に、タオルでちょっと角度を付けて寝かせます。

北海道にいるころは、夏でも押入れの布団の中に突っ込んでおけば問題無かったのですが、関東の夏はさすがに無理。真夏の昼間など、仕事で居ないときには室温40度越えてんじゃないかって程ですので、布団断熱でも怖いのです。

今日もコレを購入したワイン屋さんでそんな話をしていたのですが、特に1979のように、40年ものになると、30度以上の温度はさすがに無理。一発で劣化する可能性すらある。

逆に冷蔵庫の問題点は他の食材の匂いが付く点と乾燥なのですが、数年単位で置くのでなければ、高温にさらすよりははるかにマシという結論になりました。

まぁ、ウチの冷蔵庫は基本酒しか入って無いので、匂いの問題はあまりなし。乾燥は、うーん、乾燥する前に飲めばいいか。

他の問題点としては、冷えすぎるのと澱ってのがありますが、とりあえず、こうして角度を付けて澱を下に落として、飲む数時間前には冷蔵庫から出して適温まで上げるってことで対応です。

てことで、久しぶりのワイン噺でした。

ではでは

酒屋のおかげで

上越押し

川崎駅ビルに出来た上信越の酒屋にちょくちょく寄りますので、今年はその地方の酒が多くなっています。酒どころとしては一番有名ですが、何故かあんまり手を出していない地方でしたので、ちょうど良し。

今宵はこちらです。

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有りがたし。蔵はよしかわ杜氏の郷です。

店頭で蔵の方が試飲会をされていましたので、何種類か呑んでこちらを購入しました。

冷やでは淡麗。温度が上がるとかなり甘さが出てきます。

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この酒を選んだ理由の一つが精米歩合90%ってところ。

なんか研げば研ぐほど雑味が無くなり美味しくなるという風潮がありますが、この酒に雑味はありません。

一つの指標にはなるのでしょうが、この値だけにこだわると美味しい酒を逃してしまいます。

その辺りは日本酒度ってのも同じかも。結局呑んでみて美味いかどうか、自分の好きな味かどうかなのかと。

てことで

ではでは

カメラ点検完了

オリンパスオーナーズケアプラス E-M1 Mark II 専用メンテナンスパッケージ

使い始めて約1年経ったE-M1 Mark II ですが、専用メンテナンスパッケージを利用して、点検を実施しました。

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今回はその流れなどをご紹介です。価格やセット内容などはHPをご参照ですが、ざっくりいうと2回の診断とリフレッシュ整備、専用サポートデスクが含まれています。もちろん点検の際のピックアップサービスも含まれています。

1. 申し込み

オリンパスのWebページから申し込みます。フォトパス プレミア会員用とスタンダード会員用がありますが、プレミアの必要性は無かったので今回はスタンダードで申し込みました。

2. 申し込み後

申し込みが完了すると、メールで確認と専用サポートデスクの連絡先が送られてきます。私の場合、購入から1年後に申し込んだので、既に1回目の診断時期を迎えており、その旨と引き渡し日時を確認する電話が担当者の方からきました。

今回は電話では引き渡し時期を決めず、後日Webから申し込みをしています。3つ候補を挙げてオリンパス側の込み具合との調整になるのですが、第1候補で決まりました。

3. 診断申し込み

診断の際には細かい要求も可能です。私の場合、webで気になる症状等を書いた後に、デスクに電話して詳細を詰めました。

気になる症状のほかに、もし有償修理が必要になった場合、何円までなら連絡なしで修理するかとか、SDカードの内容をフォーマットしても良いかとか、返却の際にメールか電話で連絡が必要かなど、気になるところは何でも相談できるようです。

4. 引き渡し

本来はボディだけのメンテナンスなのですが、簡易点検と清掃だけなら無償でレンズも可能ということで、12-100proもお願いしました。

引き渡す際は、箱詰めの必要は無く、ボディとレンズを外してそのまま渡します。バッテリーは入れたまま。今回はSDカード周りでちょっと問題があったので、SDカードも挿入。もしフラッシュとかで問題があるならそれも渡すことになるのでしょう。

細かい点ですが、ストラップなどは付けたままでOK。プレートは外しました。

引き取り日時になると、日通のプロコンポさんが来て、その場で輸送時の傷などの確認のために、双方で外観のチェックをし、引き渡しにサインすることになります。

5. 診断

引き渡し後、約1週間で電話が来て、診断の終了と結果の簡単な説明がありました。今回は大きな問題は無し。

6. 返却

返却も日通のプロコンポ。先に頼んでおけば日時指定も出来るはずです。

診断結果は同封されている診断書に記載されています。最初の写真ですね。

こんな感じで、1回目の診断は特に問題も無くスムースに終了しました。結果として、右のグリップに少し浮きがあったので修理しておいたとのこと。自分では全く気が付いていませんでした。

有償パッケージで、それなりのお値段もしますので結構悩んだのですが、発売直後でまだ枯れてない時期に購入したこと、自分で状態を確認できるほどの自信が無いこと、何より、3年目のリフレッシュ整備が含まれているということが決め手になり、申し込んだ次第です。

雨風でも使いまくっていますので、その辺りの不安もありますし。

結果として、気付かなかったところも修理してくれたし、問題無しと確認済みなことで、精神的にも安心できますので、私としては購入する価値のあるパッケージでした。

だったら、購入直後に申し込んでおけば良かったなというのはありますが。

てことで

ではでは

AKG N200 WIRELESS

AKGサウンド

電車通勤になってからBe6iは遮音性の低さで使えなくなり、フィッシャーのOMEGAを常用していたのですが、どうにも所謂シュアー掛けが鬱陶しい。

有線ではシュアー掛けでもなんも気にしなかったし、ケーブルのタッチノイズも無いので良いこと尽くめのはずなのですが、BTイヤホンですと、せっかくワイヤから解放されたのに耳にかかるのが微妙なストレスにも感じていました。

更に、最近妙に音切れが多くなり、スマホ側かなと思ったらどうやらイヤホン側の劣化っぽい。一度壊れて交換したくらいなので、劣化も早いのかな。

なんていう要因が重なったことで、新たにBTイヤホンを購入しました。

こちら。

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AKGのN200 WIRELESSです。

AKGのBTイヤホンでは2製品目ですが、一つ目がN5005という、まぁ気楽に買えるものでは無いし、ケーブル交換で対応ということで、BT専用機としては実質初製品。今日発売で今日購入です。

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遮音性重視という観点ではこの背圧を調整するベンチレーション・システムの存在が不安だったのですが、店頭で視聴するとまぁまぁ良好。OMEGA程良くはないですが、Be6i程悪くもない。

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装着性としては、この3角形のゴムが特徴ですが、正直あっても無くても良いかな。ま、邪魔にもならないので良しです。タッチノイズはケーブルが布巻ケーブルなのでちょっと多め。強度や絡み難さとのトレードオフでしょう。

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面白いというか、一番の違和感はリモコンが左側にあること。これは慣れの問題かな。

リモコンの操作感はクリック感もあり、両端のクリックはシーソー型でOMEGAの様な力も必要ありません。ここはOMEGAがロシア仕様ならでは特殊性でしょう。知りませんが。

ここらでようやく音の話を。

AKG製品を購入するのは4品目。過去の製品は全て手放してしまいましたので今手元にはありませんが、AKGといえば広い音場とフラットな音。どちらかというと高音よりのイメージ。K712 proのオープン型が私のAKGのイメージです。

今回選択した理由も先述した今の不満に加えて、広い音場が欲しかったからです。

で、聴いた感想ですが、付属のシリコンイヤーチップですと、所謂記憶にあるAKGの音。音が痩せている訳では無く、フラットでちょっと高音より、かつ広い音場。低音もボンボン響かせる方向では無く、制御の効いた音という感じ。強いアンプでドライブするスピーカーの印象です。

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ただ、今回は遮音性重視ということで、いつものクリスタルラインのウレタンチップに交換しました。これにより、音場は少し狭くなり、低音も強めになりましたが許容範囲内です。

もし、電車とかうるさい環境でなければシリコンチップをお勧めします。

ちなみに。今回この製品を選ぶにあたり、対抗馬としてはSENNHEISER MOMENTUM Free、BeoPlay H5がありましたが、敢えて試聴はせず。何故なら結論が出無さそうだから。と言いますか、このN200を視聴して不満があったなら他のモノも聴こうと思っていたのですが、一発で気に入ったので、敢えての比較せずなのです。

ここからは些末。

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パッケージングはコンパクトで高級感があります。がゼンハイザーとかAKGの様なプロ仕様ブランドならば、パッケージングを質素にしてコストを下げてくれた方がうれしいかも。

箱は開けやすいですが、ウレタンからイヤホン本体を取り出すのが面倒だし。

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充電はMicro USB。ここは後発ならばUSB-Cにしてほしかったかな。

10分充電で1時間再生という高速充電対応なのは良いですね。

ちなみに、再生時間を試してみると、apt-xの大音量で6時間強でした。普通の音量ならもう少し増えるでしょう。

てことで、購入したばかりで外でも使っていないので、まだこれから感想も変わるかもしれませんがファーストインプレッションは良好な一品です。

左右分離型をターゲットに入れなかったのは後二つくらい技術的ブレイクスルーが欲しいから。電池の持ちと音切れ改善です。

ではでは

カワサキノサケ

でも、知ってる酒

先日何となくローカルニュースを見ていると、川崎で地酒を復活させようというプロジェクトがあり、そのプロジェクトから生まれた酒が発売されたと知りました。

なにはともあれこちらです。

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出穂と書いてしゅっすいです。

米は中野島産の楽風舞。これを聞いて、んっ?と思った方は正解。ラベルにも見えてますが、実際に酒造りをした蔵はいづみ橋です。

詳しくはこちらのページにありますね。

カワサキの日本酒【出穂(しゅっすい)】

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アルコールの高さといい、まさにいづみ橋。

売店は限定されていますが、川崎の中でも比較的近くでしたので、さっさく昨日購入した次第。

味わいは近年のいづみ橋楽風舞火入れの味とほぼ同等。

いづみ橋でも楽風舞の味は生でも火入れでもかなり変わりますし、年によってもずいぶん違います。最初は雑味が多かった印象。生酒ならばトロミや乳酸系の味もありました。

今回のこの出穂は辛口、サッパリ系ですが喉にピリッと来るほどの刺激は無し。少し時間を置くと多少味は濃くなりますが、重くはなりません。

こういう、企画系の酒は、奇をてらうものも多いのですが、こちらは酒としてきちんと美味い。というかいづみ橋の味。

先ほどのリンクに販売店も書いてあるので、気になる方は是非。

てことで

ではでは

呑み風景

全体像

酒も変わったところで。

段酒写真を撮る際には、余計なモノが写り込まないよう多少机上を整理しているのですが、実際はこういう感じなのです。

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酒、酒器、板はいつもの通りですが、そこに、お茶、スマホ、メモ帳ってのがいつもの風景なのです。

酒の印象メモ記録はもっと効率的な方法もあるのですが、メモ帳、ボールペンでは文字やらマーキングやらを自由に書けるので、酔ってるときにはやはりコレ。ま、後から判別できなことも多々なんですが。

光的にはこのちょっと上にディスプレイがあり、撮影時には消すのですが、今回は付けたまま、なので、ちょっと色が青方向にズレてます。

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酒の話をしますと、先ほどの男山がスイっと空いたので、二本目の 国香です。

静岡の酒で「こっこう」と読みます。

二本目の酒は相対評価が強くなるのですが、一本目に比べて厚みがある。スッキリ系では無くドッシリとした味。それでも絶対的にはスッキリ系かな。

しかし、日本酒ラベルはポエマーが多いなぁ。

てことで、何のメッセージも無く。

ではでは

地酒なんだよね

コレも

前にも書いたかも知れませんが、地元の酒って子供のころからテレビのCMとかで流れてたりしますので、地酒ってイメージが無いのです。

その筆頭がこちら。

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旭川の男山。純米生酒です。

ラベルは、旭川と言えば旭山動物園。そこのペンギンです。ジェンツーペンギンをベースにキングペンギンの色合いを加えた感じでしょうか。

酒器もペンギンに合わせて白黒。

ペンギンラベルの日本酒と言えば、Ice Breakerを思い出すのですが、ちょっと時期的に早いな、なんて考えている時に偶然見つけたのがこの酒なのです。見つけたのは横浜のSOGO。

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北海道出身の方であれば、男山酒造り資料舘とか絶対聞いたことがあるはず。

身近過ぎて、日本酒好きを自称していた札幌時代は手を出さなかったし、実際、そんなに美味いとも感じていませんでした。

という流れでバレバレのように、この一本は美味い。

すっきりグラニュー糖系の甘さで、驚いたのは雑味が無いこと。北海道の酒、と言っても30年近く前の話ですが、基本的に雑味の強い酒か、妙に作られた味という印象だったのです。昔の話ですよ。

もちろん、作り手の方の努力なのでしょうが、酒造り前線が温暖化で北上してるってのもあるかも。

以前呑んで美味かった蝦夷の熊もありますし、北海道も侮れません。

ちなみに、いつも日本酒写真を撮る際には彩度を下げて、ヘタすればモノクロレベルまで色合いを無くすのですが、今回は敢えて上げてみました。外光撮影かつ夏の酒ならば、こっちの方が美味しそうに見えるかなと。

てことで

ではでは