Sennheiser MOMENTUM True Wireless その3
操作とか色々編
ファーストインプレッションとしてはラストの3回目は、操作感やその他気になった点などです。
まず操作から。
プレイヤー操作や着信等の操作はこのロゴ面のタッチコントロールで行います。が、これが中々に癖のある動きをします。
おそらく誤操作防止のためでしょうが、ちょっと触れただけでは反応しません。表現しにくいのですが、ある程度しっかりとタッチする必要があります。
このため、シングルクリックは問題無いのですが、ダブルクリック、トリプルクリックになると、失敗する場合がかなりあるのです。
タッチした際のビープ音も少し遅れて聞こえるので、更に失敗しがち。
今は結構慣れたのですが、ダブルクリックの成功率は9割5分、トリプルクリックの成功率は8割ってところです。
実際のところトリプルクリックは曲の戻しでしか使わないので、そう頻繁に行う操作では無いのですが、クリックのリズムを間違えてダブルクリックになると曲送りになるので、ちょっとイラッとします。
コツはタン・タッタンって感じのリズムです。
この辺りの操作性やタッチ感度は、今後ファームアップデイトで改善してほしいところです。
そういや、これまでの使用中で2回程右のクリックが全く効かなくなることがありました。
ケースに戻して一端オフにすると直ったのですが、これも初期ロットではしょうがないかと、認めていいモノかどうかは一応エンジニアのはしくれとしては微妙なところ。
いずれにしても慣れの必要な操作であるのは確かです。
続いてアプリ。
必須という訳では無いのですが、先ほども書いたファームアップデイトもアプリ経由で行うようなので、入れておくに越したことはないでしょう。
こちらが基本画面。イヤホンがオンラインの場合のみ操作ができます。
右上の設定ボタンを押すとちょっとした設定ができます。
私の場合はsiriやgoogleの音声コントロールは使わないので、音声アシスタントへのアクセスをdisableにしています。右側シングルクリックで起動してしまうので鬱陶しかったのがこれで解決。
smart pauseは左右のNFMIが切れた際にプレイヤーを一時停止する機能です。なので、これを適用していてもNFMIが届く距離に両イヤホンを置いていると再生が始まるので注意です。
自動着信は色々試してみたのですが、イマイチ分かりません。どなたか教えてください。
トップに戻って、Transparent Hearingですが、これは外音の取り込みのオンオフとオンにした際に音楽を止めるかどうかを設定できます。
操作的には右をダブルクリックした際の動作になりますが、これ、本体でも同様の設定にすることができます。
アプリで再生停止に設定しておいて、右をダブルクリックすると外音取り込みモードになって音楽が止まり、外音が聞こえます。
ここでもう一度右をダブルクリックすると、収音マイクがオフになり音楽の再生も始まるのですが、左をシングルクリックすると、外音取り込みモードのまま音楽も再生されます。
ま、会話の邪魔にはなるので、あまり使わない機能ではあるのですがTipsとして。
後はEQなんですが。
パラメトリックとも言えないですが、この系統のEQはどうにも使い難いので私的にはデフォルトのままです。
ここまで、操作系統のお話しをしてきましたが、ファームアップでもう少し詰めてほしいところです。クリック操作と対応する動作を自由にアサインできれば更に良いのですが。
あと気になる点としては、見てお分かりの様に本体が紡錘形で丸っこいのです。
このため、ケースから取り出したり、手で持っていてもイマイチ引っかかりが無いというか安定性が無いのが気になるところです。
ここは慣れるしかありませんが。
さて、3回にわたってお送りしてきたMOMENTUM True Wirelessですが、音質と接続性という基本部分は文句のつけようがないレベルに仕上がっています。
後は操作性が改善されれば言うことはありません。
電池の持ちに関しては最新のQualcomm、QCC3026を搭載した機種には負けるでしょうし、True wireless streso plusで両耳側へのBT接続ってのも気にはなりますが、ゼンハイザーというイヤホンの基本性能としての優位性を含めるとしばらくはリファレンスに成り得る機種かと思います。
てことで
ではでは
2018年のお買い物
ベスト3
2017年はOM-D E-M1 Mk2という大きな買い物をしましたが、2018年はその反動か大物は無し。ですが生活の質が改善されたモノという見方では、幾つか買って良かったモノがあります。
ということで、年末企画、今年のベストバイを3つほど。溜める必要もありませんので1位から発表です。
第1位:風呂掃除セット
1位からショボいモノが登場です。ですが、このセットでお風呂生活が大きく改善しました。
梅雨前に洗濯機のカビ掃除から始まったカビとの闘いですが、風呂に関してはこのセットでほぼ解決。
防カビくんでカビを防ぎ、Lecのモップで毎回風呂あがりのお湯を抜く間に、風呂場全体を拭くだけ。洗剤も無しで、毎日ピカピカの風呂に入れます。
これまで、黒カビはまだしも、多少の赤カビはしょうがないかと諦めていたのですが、もうそのころの生活には戻れません。
防カビくんの効果は約半年。モップも毎日使って約半年で毛がかなり短くなりますので交換です。ランニングコストも抜群な一品。
続いてはこちら。
第2位:マキタの18v掃除機
またまた生活臭溢れる一品が登場。
元々7.2vのマキタは使っていたのですが、メインの掃除機としてはさすがに非力すぎ。そこでパナやダイソンなんかも考えたのですが、構造のシンプルさとバッテリーの汎用性でこちらを選びました。
結果は大正解。絨毯がメインの家では無理がありますが、フローリングの床では回転ブラシも何もいりません。単純に吸引力のみで戦えます。
コレを購入してから、ちょっと気になった時に直ぐに掃除ができるので、棚とかに溜まるホコリすら少なくなりました。
特筆すべきは、バッテリー充電の速さ。約20分で満充電になります。おかげで、予備の電池を買う必要もありません。この掃除機の価格のほとんどはバッテリー代ですので、その点大助かり。
ネックは重いってところと、カプセル型なのでゴミを取りだすのが少々面倒。重さはしょうがないとして、紙パックという選択肢もあったかなという点を考慮して2位です。
第3位:完全ワイヤレスイヤホン
ようやくガジェットっぽいモノが登場。
9月にNT01を購入し、その快適さと意外なほどの音の良さに感服していたのですが、xperiaとの相性の悪さという面で不満が残っていました。ですのでそのままでは3位には入らなかったのですが、12月のゼンハイザーですべてが払拭されました。
とはいえ、別記事でも書く予定ですが、ゼンハイザーもまだ進化の余地があります。
ですが、特にマスクを付けることが多い冬に、その真価を発揮する完全ワイヤレス型の未来は明るいだろうということで3位です。
さて、今年1年は何かと体調を崩しがちでしたので、1位、2位は居住性の質を高める品がランクインしました。
この他ランク外では、同じく居住性という意味で、Blueairの空気清浄機やギックリ後に購入したエイプマンパッドなんかもありますが、それらはもう少し様子見です。あ、ドルツのジェットウォッシャーも同じ部類ですね。
ガジェット系ならば、マクロレンズが大活躍してますが、生活の質改善という軸では今回ランク外です。
後は購入物では無く、生活習慣として洗濯機の蓋を開けたままにしておくなんてモノもありましたが、さすがにどうランク付けしていいのか分かりません。
てことで、地味ながら意外に面白かったこの1年でした。
ではでは
Sennheiser MOMENTUM True Wireless その2
イヤーチップ編
その2は音質編にしようかなとも思ったのですが、音質は専用アプリのEQでもいじれますし、完全ワイヤレスではチップの安定性も重要ってことで、イヤーチップ編です。
まず、前提としてこのイヤホン、結構チップを選びます。
理由はこちら。
マクロで見ると、ノズル横にQRコードっぽいものが印刷されているのに気が付きました。製造の自動化で使われてるのかな。それはおいといて。
ノズルが太くて、かなり短いのです。従って、ポロっと外れやすい。普通のBTイヤホンなら、あ、外れちゃったで済みますが、完全ワイヤレスの場合そのまま本体落下、紛失という事態にもなりかねません。
さらにこのイヤホンは軽いモノの、それなりに大きさがあるので、より外れやすいとも言えます。
いくら音質が気に入ったチップでも、外れやすい様では安心して使えないというところが、チップを選ぶミソです。
さて、そういった点も確認しつつ、今回試したチップはこちら達。サイズは全てM。
左から付属のシリコンチップM、Final、Ts-400、Crystalline Audio(CA)、コンプライTW用。
更にこちらも。
Ts-167(本物)とSonyトリプルコンフォートです。
以上7つですが、コンプライTW用は比較するまでも無くダメでしたので、今後登場しません。
これらを以下の3ポイントで比較です。
1. ピースと耳のフィッティング
2. ピースとイヤホンのフィッティング
3. 音質(完全主観)
1と2が紛らわしいですが、1はピースが付いたまま本体が耳から外れる事態、2はピースが耳に残ってしまう事態等に対応しています。
スケールは〇>>>>>>>✖で右に行くほどイマイチになります。イマイチとは言っても使い物にならないレベルのモノはありません。では、ファイ!
1. ピースと耳のフィッティング
Ts-167=Ts-400>CA>Sony>final>付属
CAまでのウレタン勢はほぼ同等です、Sonyは特殊な構造かつサイズが少し小さめなので、Lサイズにすればウレタンにも匹敵するかも。finalはシリコンの中ではシッカリしている方、付属はコレでMなのですが妙に小さめ、Lにしても安定感はあまりありません。
2. ピースとイヤホンのフィッティング
付属=Ts-167=final>Sony>>Ts-400>CA
ほぼ逆です。付属とTs-167は専用というだけあってピッタリというか、短いノズルでも外れないようにキツメに調整されています。finalも同等。sonyも意外にキツメなので今のところ外れてはいませんが、Lサイズにするとどうだろうという懸念はあります。
Ts-400は実際に外れそうになりましたし、CAはポケットに入れてる最中に外れてました。
3. 音質(完全主観)
ここだけはスケール変えて、低音迫力系←バランス→高音広音場系って感じです。私の好みはこの中心付近、バランスの辺りです。
Ts-400=Ts-167>CA>sony<<final<<付属
大体sonyを中心として左右に分かれる感じです。音質だけで言えば、最も好みはCAです。低音の迫力を出しながらも、高音のスポイルも少ない。シリコン勢は静かなところで聴くなら良いかもです。
さて、この3点で比較して、結局使用するのはTs-167にしました。最初に間違えたモノを選ぶのは何か恥ずかしいモノがあるのですが、それはそれ。
普段なら好みの音質重視でCAというところなんですが、本体から外れやすいのは致命的です。
問題はTs-167はお高すぎ。値引きされても1ペア¥1000はちょっとひどいなぁ。あとほんの少しノズル外径を太くしてくれればTs-400/500やCAも普通に使えるのに。
次点を考えるならsonyは面白いかも。上記スケールでも常に真ん中あたりをキープしています。
右の緑芯がsonyです。今回初めて試したのですが、シリコンゴム、シリコンフォームで中空構造、洗えるらしい。付け心地もウレタンとシリコンの中間くらい。先ほども少し触れましたが、Mだと少し小さめだったので、Ts-167がヘタって来たらLサイズを試してみましょう。
てことで、とりあえずはチップ選択終了です。次は操作やアプリ系かな。
ではでは
Sennheiser MOMENTUM True Wireless その1
基本スペック編
の前に一つ訂正です。前の記事でコンプライ167が使えないと書きましたが、どうやら違うチップを試してたようです。実際はカッチリ使えます。その辺りのお話はまた別途。
もとい。2~3日使用して、まずは基本となる接続安定性と電池の持ち、充電あたりから。フィッティングに関しては音質、チップ編で書きます。
接続安定性
xperia XZ1とBT5で接続しaptXで試聴していましたが、全く切れません。瞬断すらなし。
これまで結構な数のBTイヤホン、ヘッドフォン。プレイヤーもスマホ数台、ipodを使ってきましたが、安定性は最高です。大きな駅構内、ヨドバシの売り場、歴代の製品では必ず切れる様なホットスポットでも全く問題無しです。これは、文句なしに素晴らしい。
電池の持ち
普通に聴くような音量、aptXで、満充電から実際に音楽をかけ続けた結果、4時間9分で切れました。
この製品はR側がメインで、LRはNFMIで接続されます。なので、R側の方が早く電池切れとなり、通信も切れます。ちなみに切れた際の電池残量はL:R=37%:0%でした。
最近の製品では、電池残量の多い方をメインに切り替えることにより持続時間を延ばすものもありますが、このイヤホンにはそのような機能はありません。でも4時間使えれば十分かな。
充電
充電は付属のケースでのみ可能です。
先ほどのR側0%の状態から満充電まで1時間半です。緑LEDで満充電です。
コネクタはUSB Type-C。ケースはファブリック仕上げで高級感がありますが、少し大きめ。かつカバンに入れてたら表面は擦り切れそうです。
イヤホン自体がマグネットでケースに固定され、更にケースの蓋もマグネットです。
イヤピースがハマる穴は深めなので、大き目のウレタンチップでも問題無く収容できます。
てことで、まずは完全ワイヤレスとして気になるところを確認してみましたが、特に接続安定性には驚かされました。これでスマホと別にiPodを持ち歩く必要も無くなりました。
続いては、操作性や音なんかの感想でも。
ではでは
抗えない魅力に
抗わない
ま、結局こうなった訳です。
MOMENTUM True Wirelessが何故か手元に。
NUARLも確かに悪くない。ですがコレはレベルが違いすぎる。正直MOMENTUM Freeよりも好みなほど。一度聴いてしまうと抗うことは出来ませんでした。
詳細はまた後日にしますが、とりあえずイヤーチップで音がガラッと変わります。付属のシリコンではカラッとしたMOMENTUM系統の音、音場が広くなる替わりに、低音の押し出しがイマイチ。
これをコンプライTs-500に交換すると、一気にIE80系の音になります。これはタマラナイ。
一応eイヤホンの情報を見ると、適合するコンプライは167になってますが、167だとちょっと軸が細すぎますし、音がこもり過ぎ。反対にTs-500はちょっと緩くて、耳から外すときに少し気を付けないと耳の中にチップが残ってしまいますが、パワー感と音場の広さのバランスは素晴らしい。
タッチコントロールは少し癖がありますが、その辺りはまた後日。今はTrue wirelessでもここまでの音が出るんだってことで感動に浸ってます。
あ、ちなみに少なくとも室内ではxperiaでかなり距離をとっても全く音切れはありません。これで、外のノイズが多い環境でも切れなければ言うことなしです。
その辺りは明日の通勤時に確かめましょう。
てことで、今夜のところはとにかく音に興奮しているということだけをお伝えです。
ではでは
1日置いて3足目
記録用に
こうやってブログに記録しておくと、前回のオイルアップは何時だったけな?と直ぐに調べることが出来るので便利なのです。
ということで、9870です。歩行距離は1735km。
こちらも変わりなくマスタングを使用しています。
しかし、このクロンダイクは乾燥しているのかどうか分り難い。元々厚紙の様に硬い革なので、オイルを入れてもさほど変わりませんし、その分乾燥しても変わらない。
結局このブーツに関しては時期を頼りにオイルアップです。
そういや前の記事でも書き忘れましたが、革紐とインソールの革底にはモウブレイのデリケートクリームをいれて潤いを戻しています。とはいえ、この靴紐はそろそろ切れそうかな。
てことで、今期のブーツは用意万全な週末でした。
ではでは
NUARL NT01AXかゼンハイザー MOMENTUM True Wirelessか
悩ましい
所謂完全ワイヤレスイヤホンに慣れて、もう外出時にはこれ以外の選択肢は無いなというくらいになっているのですが、ここに来て待望のゼンハイザーMOMENTUM True Wirelessの発売日が決まりました。
12/20です。
スペックを見ると、BT5.0対応で電池の持ちや接続性も良さそうだし、曲の送り戻しに加え、Transparent Hearing functionもあるので、付けたままの会話も可能ってことでまさに求めていた機能が全部入り。かつゼンハイザーの音は好きなので、買わない理由がありません。
ボーナスも一応出たしねってことで。
ですが、もう一つ気になるのがこちら。
現在使用しているNUARL NT01のUpgrade版である、NT01AXです。
まず、音が気に入っているのに加えて、中華ホンにも関わらず、絶えず進化しているところに好感が持てるのです。
NT01Bになって、曲の戻しができるようになって、更にAXではqualcommのQCC3026を採用することにより、プレイヤーから左右同時に通信が出来るTrueWireless™ Stereo Plusが使えます。ま、対応するプレイヤーは今のところありませんが。
ですが、現状でも左右両方で電池の多い方を親機とすることで、カタログ値ですが10時間以上の再生時間を誇ります。aptXに対応したことにより、もしかするとxperiaでも接続性が上がったかもという期待もあり。
更に悩ましいのは、アップグレードプログラムがあり、今持っているNT01から1万円でAXに変更することが出来るのです。
これで、AXにも外音取り込み機能が付いていれば、悩みなくNUARLを使い続けるのですが、この機能が結構ネックだったりするんです。
悩ましいけど、アップグレードプログラムが始まる1月中旬くらいまでは悩みますかね。
ちなみに、細かいことですが、完全ワイヤレスイヤホンが手放せなくなった理由の一つは、マスクの干渉問題が解決されたってことが大きいのです。
冬場空気が乾燥するので、外出時にはマスクを付けることが多いのですが、この際にマスクの上からイヤホンを付けたか、下から付けたかによって、マスクやイヤホンを外すときのイライラがあったのです。それが解消されるだけでも、価値がある。いや、そのイライラが顕在化されたってことで、いってこいなのか。
てことで
ではでは