ワークブーツ 9875 雨の手入れ
人それぞれ
昨日100Kmを迎えた9875ですが、前日の土曜日に雨に降られました。これまでも、何度かは濡れてますが、今回が一番でしょう。結構な土砂振りの中、5Km程歩いた結果です。傘は差してましたけど。濡れた状態がこれです。
全体に染みてる訳では無いです。中にまでは染みてはいません。
濡れた色はoro-Legacyに似ていますね。
で、お手入れですが、まずは、タオルやキッチンペーパーなんかで、表面の水を拭きます。更に、見える泥や汚れも手で取っておきます。次に、部屋の中に置いて乾かします。
以上です。
以上なんです。
なので、染みの境界には輪染みが出来ます。これが6時間後。半乾き状態です。
予想通りの感じです。
いくらなんでも、簡単すぎるので、もう少しご説明します。
この靴は良い意味で所詮ワークブーツ。染みも出来るし、傷も擦れもできます。かつまだまだ若い靴なので、これからも変わっていくことを考えると、この程度の染みはイチイチ気にしません。
ただし、気をつける点は幾つかあります。
まず、最初に、水をふき取るときには、強くこすらず、表面を叩くように水分を取ります。濡れた銀面は脆くなってるので、強くこすると、最悪はがれてきます。もちろんまだブラシもかけません。
次に、完全に乾燥というか、過乾燥して革がカチカチになる前に、少し履きます。5キロくらいですかね。これで、革の奥にあるオイル分が表面に出てきて、”いつもの状態”に戻るようならオイルアップの必要はありません。今回はそうでした。中まで染みた場合も同じです。
良く、濡れたら乾かしてオイルアップと言われますが、状態次第です。今回は若くて、まだオイル分が多いので、これで問題なし。
完全に保湿成分が抜けて、元の状態に戻らないようなら、オイルアップが必要ですが、普通そこまではいきません。
後は、普段からブラシをかけて、靴を綺麗にしておくことが大事です。汚くしてると、水分と共に汚れが染みこみ、それが表面に浮いてくることで、染みが濃くなってしまいます。同時に、普段ブラシをかける際に”いつもの状態”の革の感触を覚えておくことです。
あ、今回は中まで染みてないので、新聞紙を詰めたり、ツリーを入れたりもしません。というか、ツリーは持ってません。
こんな感じで、文章にすると面倒な感じですが、実際は、一晩置いて、触って大丈夫そうなら履いてみて状態を見るだけです。
で、最後に普通に乾かして、ブラシをかけて終了です。
そうすると、以前あげたようにこうなります。
染みもたいして目立ってないです。味です。
ということで、人それぞれではありますが、私の場合は、革に異常が出ない限りは気にしません。どうしても、染みが嫌と言う方は、あえて全体を濡らしてしまうという手もあるのですが、その後の革のメンテに自信が無ければやらないほうが良いかと。
ではでは