ブラシと仕上がりと
まとめてみました
先日のオイルアップ時から使っている化繊ブラシがだいぶん馴染んできましたので、これまでのブラシと合わせてまとめてみました。オイルは全て同じでマスタングです。
ではさっそく化繊ブラシの仕上がりです。
写真でどこまで表現できているかは微妙なところですが、馬と豚の中間くらいの艶感です。
ブラシ自体の硬さが豚と馬の中間くらいなので、そんな感じかなと思ったら、まさにその通り。
ここで、過去何回かご紹介している豚馬と比べてみますと。
こちらが豚、一番硬いブラシです。黒が深い感じで、化繊ほど艶はありません。渋い艶です。
こちらは馬、一番柔いブラシ。表面がピカピカして金属的な輝きです。
ブラシ自体を見てみますと。
左から、馬、豚、化繊です。
毛の硬さは、豚>化繊>馬です。毛の密度は、硬くなるほど低くなってます。
横から見ると。
毛の長さも違うのですが、毛並みも馬と豚が微妙な弧を描いているのに対し、化繊は平らです。
また、台の厚さも各ブラシで違っていて、化繊が一番薄くなっています。
もちろんこれは、ブラシのメーカ(馬:コロニル、豚:平野モゥブレィ、化繊:R&D)によるのですが、私の使っているものに限れば、そうなってる訳です。
で、これが以前もちょっと書いた、化繊ブラシの使いにくさに繫がっていたのです。台が薄く、毛が短いので、握った手が靴にぶつかるのですね。
ただ、これも数回使ううちにコツをつかみましたので、今では問題なく使っています。
さて、じゃあどれが好みかと言いますと、どれも独特の良さがあるのですが、一本だけと言われると豚にするかもしれません。
普段の汚れ落としから、クリーム伸ばし、余分なクリーム落としまで万能で使えます。
これは化繊もほぼ同じですが、磨いているときの音は化繊が好み。
馬は、繊細な艶が出るのですが、ワークブーツには繊細すぎるかもかもしれません。
あ、最後に書くことではないのですが、化繊ブラシは安いから馬や豚より劣るということはありません。あくまで仕上げの違いで選べばよいと思います。
てことで、ようやく3種類のブラシを全部使ってみたわけですが、今後は気分次第でブラシを変えていこうかなと。
てことで
ではでは