久々のAurora HDRいじり
PL Filter効果
以前にご紹介したAurora HDRですが、現状Macでしか動きませんので、あんまり稼働率が上がっていません。
が、先日の砧公園の様に風景写真ですと、ちょっと試したい機能があったのです。
PL filter効果です。もちろん後処理ですので、光学的な偏光filterのような自然な仕上がりとは違うのでしょうが、青空と紅葉のコントラストをはっきり作れないかなと、いうことで試してみました。
まずはjpeg撮って出し。修正無し。
空の色がはっきりしませんし、左の暗部も潰れています。
コレを、Aurora HDRのPL filter効果を強めに掛けてみると。
確かに、空の色ははっきりしましたが、暗部の潰れは更に強くなったようです。
なので、暗部を引っ張り上げてみたのがこちら。うーん。なんか秋っぽくは無いですね。
ちなみに、以前HDRを使わずに、現像ソフトだけで調整したのがこちら。
木々の色合いは好みですが、これに青空が綺麗に映えると良いんですけどね。難しいモノです。
同じように、例えばこれも前回上げた、現像ソフトのみで処理したモノ。
もうちょっと空の青さと赤のコントラストが強めに欲しいなとAurora HDRでPLを強めにかけると。
なんかべたっとして、嘘くさい画です。
更にこちら。
これも敢えて違和感を感じるほどレタッチしてみると。
何か赤が死んでしまいました。
一応すべてRAWファイルからの現像ではあるので、画質としての品質低下は少ないのかもしれませんが、なまじ何でもできるだけに、思い通りの画に持っていくのは知識とセンス、何よりソフトを使いこなす腕が要るのでしょう。
ちなみに、なんでソフト処理としてPL filter効果を使ったかと言いますと、プロミナーのフィルター径は86mmととんでもないデカさなので、このサイズのC-PL filterなんて買おうとすると、ちょっとしたレンズが買えてしまうのです。
更に、付けるなら普通の保護フィルターの上に重ねて付けることになるのですが、何となくケラレル気がするのです。
まぁ、巨大なC-PLを買っておけば、他のレンズにもステップアップリングを使用して使用可能なんでしょうが、さすがにでかすぎます。ステップアップリングを何層重ねるんだという話です。見た目も異様なものになるでしょうし。
てことで、レタッチアレルギーが無くなりはしたモノの、更に悩みが増えてしまったというお話でした。
ではでは