NUARL NT01 音質とこれから
好みの問題
いや、本当に好みの問題なのです。
完全分離型のイヤホンだからと言って、別に特性的に音が悪くなるという要因はありません。
しょっぱい音が多いのは、左右で電池とDSPが必要なので、その分ホームファクタに制限が出てしまい、音質とのバランスを取る際に自由度が減るからです。
で、このNT01ですが、好みで言うと好きな音です。
ドンシャリ気味な派手な音調ですが、外で聴く分にはちょうどいい。ドンと言っても、最低音の100Hz以下の音なんか期待しないし、どちらかというとボーカル帯域の音が綺麗に鳴るのが好ましい。
低音好きにはちょっと物足りないかも。ベースやバスドラの分離が甘いので演奏者の指が見える様な描写にはなっていません。
ですがこれは何度も言うように完全分離型だからでは無く、単にイヤホンとしての性能がそこまでってことです。
先日のIFAではゼンハイザーを含め各社が完全分離型のイヤホンを出品していたようですので、今後に期待できるところです。
さて、今後の話ですが、必須な機能が見えてきました。
まず、外音取り込み機能は必須。電池はqualcommのBT5 native chip採用製品が増えてくると思われますので、5時間越えも可能でしょう。安定性に関してはA2DPでは無く、マルチシンク可能なprofileが出てくれると嬉しいのですが、これは期待薄かな。
あ、今でも出来るのに、何故かやって無いこととして充電器を別売りにしてほしい。
通勤中に切れることは無いけど、イチイチ充電器を持ち歩くのは面倒なのです。家と職場においておけば、カバンから取り出して充電なんてしなくてもいいのに。
なんて、一度楽な道を見つけると、更なる楽さを求めてしまうのです。
てことで、総論として、xperiaで使う以外であれば、このイヤホンはお勧めです。
うーん、なんか解せませんが。
ではでは
NUARL NT01 操作性
2台持ちと慣れ
まずは2台持ちから来る問題。
先ほどは接続性について書きましたが、とりあえず音楽を聴くという意味では障害は無くなりました。が、ここで問題になるのは、私が使っているのはiPodなので、通話はできないのです。いわゆるハンズフリー通話。
まぁ、実際にはハンズフリー通話は周りから見ると突然独り言を言い始めたようにしか見えないし、特に完全ワイヤレスではケーブルも無いので異様過ぎることもあり、普段は結局端末から普通に通話するのですが、着信があったことすら気が付かないのはちょっと問題。
解決策としてはxperiaとiPodを同時に接続することなのですが、このNT01では諦めざるを得ません。
複数台繋がるというと、BTのマルチポイント対応であれば可能と思われるかもしれませんが、ここで問題になるのは同時接続数です。
NT01はマルチポイントに対応しており、複数の端末を登録することは出来ます。例えばxperiaとiPodの様に。ただし、同時に接続できる端末は一台なので、iPodに繋げるとxperiaにはつながりません。一度切る必要があるのです。
この点、例えばゼンハイザーのモメンタムならば、xperiaとiPodを同時に接続でき、iPodから音楽を聴いている最中にxperiaに着信があると自動的に通話に切り替わります。
が、先ほども書いた様に、着信さえ分かれば良いのなら、xperiaの振動で察知できるので、許容範囲かなと。出来るに越したことはないですが。
続いて慣れのお話。
以前も書いた様にこのイヤホンはボタン操作です。
右のイヤホンボタンはボリューム。ワンクリックでダウン、ダブルクリックでアップなのですが、ボタンが結構硬く、ダブルクリックは結構慣れが必要。ただ失敗してワンクリックになっても音量が下がる方向に動くので耳を傷める心配はありません。その辺は考えられてるなと。
左ボタンは、ワンクリックで再生停止、ダブルクリックで曲送りです。通話で使うならワンクリックで着信。
これも、結構失敗しますね。
と考えると、タッチ操作の製品が多いのも分かる気がします。私も次に買うときには評価基準にはならないかも。
続いて充電環境。
このイヤホンの充電ケースはこちら。
オシャレな形では無いですが、必要十分。2回程度の充電ができますので、途中の充電時間を挟むとスタンドアロンで12時間程度の試聴が可能です。4つのインジケータはケースの充電具合です。
オシャレでは無いと書きましたが、この形の恩恵もあるのです。
こんな風に、イヤホンを収納して上から蓋で押さえつける形ですので、多少出っ張ったチップを付けても問題無く収容/充電が可能なのです。
実際、こういう短いチップから。
長めのチップまで、
問題無く収容できます。
ノズルは太めなので、コンプライなら500番台、クリスタルならMコアでちょうどです。
更に装着性。
一応こんなフィンが付いていますが、柔らかすぎるので、装着の安定性に寄与しているとは思えません。それでも、使用中に落ちそうになったりどころか、ヒヤッとしたことすらない程に安定しています。
落とすなら、外音を聞く際に外した際でしょう。
そう、そういう意味で、外音の取り込み機能は必須です。コード付きのワイヤレス(なんだこの表現)ならば、耳から外しても首にかけておけますが、完全ワイヤレスではそれが出来ません。外して手に持つか、ポケットに入れるかでしょうが、誤って変な操作をしがち。
買い物とか急に声をかけられたときなどは外音の取り込み機能が必須です。
さて、また長くなりましたので、音質含めた総評は後程。
てことで
ではでは
NUARL NT01 接続安定性
思考錯誤の果てに
プレイヤーがiPhone/iPodなら、全く何も問題ありません。
以上
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いや、数週間xperiaで散々設定やら、スマホの位置やら、思いつく限りのことを試した結果がこれですよ。
androidいやxperiaだけの問題の可能性が高いのですが、とにかく安定しないのです。かつ再現性も低いという有様。
このイヤホンは左が親機でプレイヤーと通信し、右が子機となるのですが、まず子機が切れまくるのです。酷い時には家の中で目の前にプレイヤーを置いている状態でも右から音が出なくなります。
外に出ると更に顕著で、右も切れるし、左も切れる。
ただ、再現性が無いと書いたのは、調子が良い時には品川駅ですら全く切れないのです。その代わり、誰もいない夜の路地で突然不安定になったり。
このNT01は左右のイヤホンの通信にNFMI(近距離電磁誘導)を使わずに、アレイアンテナで指向性を高めて省電力と安定性を実現しているそうです。それでもこのレベルなら使い物になら無いはずだよなと、色んな設定をいじることに。
まずは、codec。以前の記事で書いた様にandroid8からAACがサポートされていますので、普通に接続するとAACでつながります。これをSBCに落とすことで安定するのではないかと。
操作的にはこの開発者向けオプションからBluetoothオーディオコーディックを選択します。
システム標準がデフォルトなんですが、これをSBCもしくはオプションの無効化を選択するとSBCに落ちます。
で、効果はどうかというと、安定することもあるし、しないこともある。わざわざメニューの奥まで進んで設定する程の効果は見られません。かつこの設定は繫がる毎にリセットされますので、毎日、毎回操作する必要があります。面倒すぎます。
後は、位置情報取得用のBTビーコンやwifiビーコンを切る、何はともあれ再起動してみる、イヤホンの左右の電源を入れる順番を変えてみる等々、root化以外でできそうなことはあらかた試したのですが、どれも目に見える効果はありませんでした。
ここからiPod
そんなこんなで数週間経ち、もうこんなもんかと諦めかけていた時に以前バーで誰から聞いた話しを思い出したのです。曰くAirPodsでは切れた経験なんてほとんど無いよと。
もしかしてと、3年くらい充電すらせずに放っておいた第5世代iPodを引っ張り出し、繋いでみると、もう脱力するレベルで何の問題も起きないのです。BTは水に弱いのですが、iPodを居間に置いて、洗面所でイヤホンを付けたまま顔を洗っても問題無し。
外に持ち出す際も、胸ポケットとかでは無く、バックパックの奥底に突っ込んでも全く切れない。唯一、大きな交差点で消防車が来た時にちょっと切れたかなって程度。
いや、ホントにこの数週間のストレスは何だったんでしょう。
改めて調べるとxperiaとBTの相性の悪さは結構有名なようですね。Z5からXZ1に変えたので大丈夫かと思っていたのですが、甘かったようです。
さて、ここからはIOSデバイスを使った際の使用感やイヤホンの音のお話なんですが、長くなりましたので、まずはここで切ります。
てことで
ではでは
酒は楽しく、美味しくと
改めて思う
最近仕事がらみの酒が多かったせいか、酒のあてが愚痴だったり金の話だったりと、ありがちではあるものの、あまり健全ではありませんでした。
そういうのはweekdayに済ませて、weekendは美味しく楽しむのですと改めて思った次第。
本日はこちら。
長野の笑う亀と書いてしょうきです。
甘さよりのバランスで、酸味は殆ど無し。少しの苦みが爽やか。夏のお酒です。
とはいっても季節上では秋になってきましたので、酒器は焼き締めの片口と杯。夕暮れの光で、少し赤めの色合いが乗ってます。
シンプルなラベル。ラベルの印象と味の印象って、結構合致するものです。
ラベルの印象に味の感想が引きずられているだけかも知れませんが、それも含めて蔵の味です。
てことで、今夜は楽しく、美味しくと言いたいところですが、後程盛大な愚痴というか徒労のお話を書く予定。
ではでは
勢いで買った
後悔はしていない
お久しぶりの投稿ですので、文章を作るのに多少手間取っております。ちょっと間が空くと壁が出来てしまうようです。普段なら酔っぱらって、滑るままに筆を滑らすのですが。
そんなことは置いておいて、今夜はこちら。
NUARLのNT01-MB。初めての完全分離型BTイヤホンです。
勢いで買ったってのは嘘では無いのですが、現時点で評価の高い完全分離型を試してみたいという意図がありました。
まず、音質やら途切れやすさなんかを語る前に、完全分離型は本当に楽です。特に夏。
普段手ぬぐいを持ち歩いていますが、首筋の汗をぬぐったりする際にもケーブルを気にしないで済むってのは本当にストレスフリーです。その意味では買った価値のある一品。
ここから少し細かく見ていきましょう。
まず、コレを選んだ理由ですが、評判が良かったこと、実際に店頭で試してみて違和感が無かったこと、そして一番の理由は操作がボタンなこと。
タッチ系の操作では誤操作が多くなりそうでしたので、このボタン操作ってのは加点です。
2点目の理由は再生時間。カタログ的には5時間とありますが、実際に試してみると普通の音量で4時間10分程。これだけあれば通勤使用で問題はありません。
3点目の理由は切れにくいという評判。コレは後々苦労するのですが。
逆に妥協したのはcodecがAAC対応でapt-xに対応していないことと、曲の戻り操作ができないこと。
コレに関しては、スマホをandroid8対応にし、AACが使える様になったことと、普段の操作で曲の戻りを殆ど使わない事が分かったので、致命的な問題にはならないと判断しました。
てことで、ここから細かい話が始まるのですが、そちらは次の記事シリーズで。
ではでは