ハイポリッシュ実験後記
失敗やら発見やら
先ほども書きましたが、今回の実験の成果はどちらかというとコチラです。
まず、一枚目の写真から革が変わった理由。
厚塗りし過ぎました。
以前8103に塗った時、ある程度厚塗りしないと効果が薄いと学んだので、比較実験ならば更に厚塗りした方が効果に差が出るかなと思ったのが間違い。豚ブラシで塗り過ぎ分を取ろうともしたのですが、乾いてしまった後では無駄でした。
過ぎたるは及ばざるがごとしってことで、ここまで厚く塗ると、水磨きで水溶成分を溶かすどころでは無く、ワックスが残ってかつポロポロと剥がれてきてしまいます。
次はこちら。
先ほども挙げた再度ポリッシュを塗った状態ですが、ここでは革に染み込み過ぎています。
ポリッシュはあくまでもコーティングですので、先にレーダーバルサムやマスタングで下地を整えてから使うべきものでした。
次は失敗では無いのですが、ポリッシュを使うべきというか、使って良いところは制限があるね、という意味を実感した一枚。
今回の革は比較的薄いので、水拭きで艶を出した後、ぐにゃぐにゃ曲げてみたモノです。
ポリッシュのコーティングが割れて剥がれる感じで白く浮いてしまってます。これがあるので、ブーツに使う際にも、つま先等革が曲がらない所に使うべきなんですね。
こんな感じで、ポリッシュは塗る場所、塗り方、量、磨く素材、磨き方等かなり奥の深い世界です。その分好みの作業方法を見つける楽しみはあります。スコッチを使ってみようなんて思いつく人の気持ちもわかります。
最後に、今回ポリッシュの缶を開けると、既に少し乾燥が始まっていましたので、パラフィルムで封をしてみました。
どれほどの効果があるかは次に開けてみた時にしかわかりませんが、気休め程度でも期待したいところです。
てことで
ではでは