酒盆も傷ついてきたし
塗り直すかと
今年に入って、漆器の盆は購入したのですが、以前から使っている杉と桜の板盆も現役です。ですが、ウレタン塗装の傷がずいぶん目立つようになってきました。
継ぎ目の辺りが傷だらけ。ならば塗り直しということで、まずは裏側で試すことに。
100番と400番のサンドペーパーでウレタン層を削り地をならします。
縦に三分割し、右から何も無し、くるみ油、尾山製材の蜜蝋クリームです。
蜜蝋クリームは菜種油、椿油、蜜蝋のミックス、革用ですが木材にも使えます。くるみ油はそのまんまクルミです。
ぱっと見で、尾山とクルミの違いは分かりません。色んな角度に光を当ててようやく違うかなって程度です。
触っても、尾山はロウの分だけ少しコーティングの引っかかりがありますが、これも言われたら分る程度。
気になるのは両方のオイル共に購入してずいぶん時間が経っているので、劣化してる可能性があること。香りは植物オイルの良い香りで酸化した感じは無いのですが、特に尾山は感触が変ってる気が。
ま、とりあえずお試しなので、2回重ねて、革と同じように耐水性なんぞを試します。盆なので輪染みの出来にくさを計る目的。
見た目では全然分からなかったのですが、水を垂らすと一目瞭然。同じく右から蜜蝋、くるみ、生。
蜜蝋クリームはロウでコーティングされているので、かなりの撥水性があります。生木はそのまんまで染み込み始め、くるみはその中間。
これだけ見ると、蜜蝋が良さそうですが、もう少し経年変化を見てから決めようかと。正直気持ちはクルミに傾いています。
いつも行くバーのカウンターもくるみ油で拭き上げているらしく、香りが店の香りに似ているのです。
てことで
ではでは