さっと呑んで
さっと寝よう
比較的湿度が低い一日でしたが、暑いには変わりなし。こんな日はさっと呑んで、さっと寝るに限ります。って、こんな日はずっと続くのですが。
さっと呑む酒と言えばシュワシュワ系。
青森は十和田の鳩正宗です。たぶん2回目で発泡にごりは初めてかと思います。
もう頭に浮かぶ通りの発泡にごりの味です。しかし、発泡にごりの酒って奥底にブルーチーズの様な味を感じるのは私だけでしょうか。
こういう発泡系の酒は開けるときに気を遣うのですが、ちょっと栓を緩めて、吹く直前に締めるというのを繰り返すと落ち着きます。ただ、これもやり過ぎるとせっかくの炭酸が弱くなりますので、ブシャーと吹き出さない程度まで落ち着いたら、多少こぼれてもグラスに注いでしまうようにしています。
グラスはサカナ切子なんですが、白いとほとんどわかりませんね。
てことで、果たしてさっと寝られるのか。
ではでは
ハイポリッシュ実験後記
失敗やら発見やら
先ほども書きましたが、今回の実験の成果はどちらかというとコチラです。
まず、一枚目の写真から革が変わった理由。
厚塗りし過ぎました。
以前8103に塗った時、ある程度厚塗りしないと効果が薄いと学んだので、比較実験ならば更に厚塗りした方が効果に差が出るかなと思ったのが間違い。豚ブラシで塗り過ぎ分を取ろうともしたのですが、乾いてしまった後では無駄でした。
過ぎたるは及ばざるがごとしってことで、ここまで厚く塗ると、水磨きで水溶成分を溶かすどころでは無く、ワックスが残ってかつポロポロと剥がれてきてしまいます。
次はこちら。
先ほども挙げた再度ポリッシュを塗った状態ですが、ここでは革に染み込み過ぎています。
ポリッシュはあくまでもコーティングですので、先にレーダーバルサムやマスタングで下地を整えてから使うべきものでした。
次は失敗では無いのですが、ポリッシュを使うべきというか、使って良いところは制限があるね、という意味を実感した一枚。
今回の革は比較的薄いので、水拭きで艶を出した後、ぐにゃぐにゃ曲げてみたモノです。
ポリッシュのコーティングが割れて剥がれる感じで白く浮いてしまってます。これがあるので、ブーツに使う際にも、つま先等革が曲がらない所に使うべきなんですね。
こんな感じで、ポリッシュは塗る場所、塗り方、量、磨く素材、磨き方等かなり奥の深い世界です。その分好みの作業方法を見つける楽しみはあります。スコッチを使ってみようなんて思いつく人の気持ちもわかります。
最後に、今回ポリッシュの缶を開けると、既に少し乾燥が始まっていましたので、パラフィルムで封をしてみました。
どれほどの効果があるかは次に開けてみた時にしかわかりませんが、気休め程度でも期待したいところです。
てことで
ではでは
ハイポリッシュ実験
ポリッシングクロス比較
さて、先の連休中唯一やったことは、ポリッシングクロスの違いで、どれだけ艶に違いが出るかの比較実験です。
実はこの実験、幾つか失敗しているのですが、そのお話しは後にしてまずは作業の様子から。
用意したのは牛のヌメ革とモウブレイのHigh shine polish。
クロスはモウブレイのポリッシングクロス、使い古いしたコットンT、紙製のワイプオール、東レのトレシーです。モウブレイは水磨きとバーボン磨きを試しています。
まずは、なし以外のところにpolishを塗ります。
結構染み込んでます。実は一枚目の写真に写っている革と違っているのですが、それは後程。
続いて、コレに水を垂らして磨きます。
結果はこちら。
直上から見ても違いは分かりません。
少し角度を付けると、艶が出ているのが判りますが、その違いまでは判りません。肉眼だとわかるのですが結構微妙です。
実はやってみて分かったのですが、違いは艶の出方よりもその作業のし易さです。そして、その作業のし易さと艶の出方は比例しています。
その意味で順位をつけると、使い易い順から以下になります。
モウブレイ水=モウブレイバーボン>コットンT>>>ワイプオール>>>>トレシー。
使い難い方から説明した方が分り易いのでトレシーから見ていきましょう。
・トレシー
マイクロファイバー製ですので、垂らした水が一瞬でクロスに染み込み拡散してしまい、水磨きになりません。水磨きは適度に表面に水が残るのが重要なようです。更に、マイクロファイバーの汚れを吸着する特性のせいで、本来艶となるべきワックス成分もこそぎ落としてしまいます。
・ワイプオール
トレシー程ではないモノの、こちらも直ぐに水が無くなってしまい、かつゴワゴワしているので、ワックス成分を落としてしまいます。
・コットンT
これは適度に水が残りますので、優しく磨くことができます。専用のポリッシングクロスが無い時には十分代用できますが、糸くず等が付着しないよう気を使う必要があります。
・モウブレイ水
バーボンを飛ばして、水磨きを先に。コレは文句なく一番使い易い。水も適度に残りますし、軽く引っかかり無く磨くことができます。High polishの水溶成分を溶かして吸い込んでいる感覚が指先に伝わります。
・モウブレイバーボン
スコッチで磨くと良いと話に聞いたのですが、スコッチが無かったのでバーボンで代用してみました。結果は水とあんまり変わらないかな。磨いている間の香りが良いので、酒が飲みたくなるのが難点。うん実験関係ないです。
こう見てみてみると、ある意味下馬評通りの結果です。今回手元に無かったのでできませんでしたが、ストッキングが良いというのも、水の染み込みや糸くずの付かなさから、さもありなんという感じです。
てことで、結果自体は予想通りで面白くないのですが、この後の失敗談の方が勉強になった今回の実験でした。
ではでは
繊細というか
敏感というか
先ほどのDate Seven episode3。かなり味の変化が大きいようです。
片口に注ぎたて、ひえっひえの時には先ほど書いた通り、水の味と不純物の無い美味さなんですが、少し時間がたって温度が上がり空気に当たると何とも言えない甘さが出てきます。
何とも言えないと書いたのは、グラニュー糖でも無く、上白糖でも無く、かといってその混ぜ物でも無くということで、語彙が見当たらないということです。何とか表現する言葉を見つけたいところ。
さて、こういう変化が面白い酒ですので、呑み方としては口の広い片口が合っているかと。
要冷蔵とありますが、冷えた瓶から冷えたままで呑むのは勿体ないです。空気にさらして温度を上げてが上手くできる器があるとより楽しく呑めるかな。
てことで
ではでは
夏連休の贅沢
家から出ない
さて3連休中日。この時期の休みはクーラーの効いた部屋に籠るのが一番の贅沢じゃい、ということで絶賛引き籠り生活継続中です。
ちょいとした実験はしていたのですが、夕暮れからはいつものこちら。
本日のお供はDate Seven Episode3です。
先に言いますと、とても好きな味。大吟醸ではありますが、香りがしつこく無く、グラスを近づけた時にフワッと香ってスッと引く感じ。そこからの味も以前書いた水の旨さに雑味の無い味が乗って、とても上品なふくよかさです。
今回珍しくこのエントリを書く前に巷の評判を見てみたのですが、これまでのSevenに比べインパクトが無いという感想が結構あるようです。精米歩合33%にしては普通かななんて感想もちらほらと。
うん、確かにその通り。でも私の好みにはドストライク。生酛をコントロールして、こういう上品な味にするのは難しいんだろうな等とも考えたり。
いや、一番注目すべきはこの手間、この味でこの価格ってところです。もちろんスペシャルな酒なので、他の酒との価格比較はふさわしくないのでしょうが、それでも凄いです。
てことで、涼しい部屋でダラダラと。
ではでは
水の味と
水っぽさ
しっかし暑い。今日は両手に荷物を持って歩いていたので、手ぬぐいで汗をぬぐうこともできず、文字通り滝のように汗が流れました。
そんな日の酒はこちら。
岡山、熊屋酒造の庵です。
初めての蔵なので狙った訳では無いのですが、水の味が爽やかで暑い季節にはピッタリです。
酒米は岡山の雄町。
さて、タイトルにも書きましたが、日本酒の中でも時々水の味としか表現しようのないモノがあります。私の語彙力が無いだけなのですが、甘味とか酸味のようなはっきりした味覚では無く、なんか旨い水なんです。
で、水っぽい、もしくは薄いと感じるモノもあり、この二つは明確に違うのです。
この違いは何なんでしょう。
水っぽいのは味覚として薄いと感じますが、水の旨さは舌への刺激とかそういう感じでしょうか。硬水と軟水を比べた時の違いの様に。
なんて、味を言葉にすること自体が無粋ですね。
てことで、旨い酒に当たりましたというシンプルなお話しでした。
ではでは
寝酒のバーボン
と、氷のお話し
最近普段使わない部分の脳みそを使っているので、変な興奮が頭に残っているのです。
ならば、渋く寝酒のバーボンなど。日本酒だと懐が深すぎるので。
Precinct No.6です。ソーダには合いませんが、ロックでは中々良いお味。
照明下のガラス器を撮る時には、口元の輝きを綺麗に表現することを目的に構図やRAW現像の方向性を決めています。今回の機材は久し振りにPENとULTRONです。やっぱMFは面白いし歩留まりが良いです。
そうそう、氷の話ですが、以前市販の氷は封を切ってからしばらく置くとビニール臭さが移って使えなくなると書きましたが、ジップロックに移すと変な香りがつかないようです。
これ、バーで削った丸氷をジップロックで保存しているのを見て、教えてもらったモノなんですけど。
確かに、とりあえず変な香りは付いていません。とはいえ早く使い切ることに越したことはないのでしょう。
てことで、落ち着いたらさっさと寝ましょう。
ではでは