撮りたかった器
筆頭
マクロで花なんかを撮るのも楽しいのですが、一番取って見たかったのがこの器です。
橋村大作さんのクラック。
今日は片口も杯もクラック、かつ自然光で撮れますので、何枚か撮ってみました。
キャプションは少な目で行きます。
アンバーの片口。
口元の表情。
水色の杯。
ホワイトバランス的にはこっちかな。
滑らかさと硬質感。
底付近はガラスも厚いので、色も濃い。
と、キャプション少な目で来ましたが、この器はやはり魅力的です。
ちなみに、今回の写真は全て深度合成を使って、ピント範囲を広げています。先日の実験を見ても、絞りだけでピン幅を広げるより、深度合成を使った方が自然な仕上がりになると分かりましたし、使える機能は使うのです。
ただ、出来上がりがjpegになりますので、後からホワイトバランスの調整が効かないのが難点。難点というか、撮影時に仕上がりの画を意識して撮らなければならないという意味では正しいのかも。
これらの写真も全てカメラからの撮って出し。何もいじっていません。
てことで
ではでは
白い
白すぎる
先ほどはあまり見たくない黒いモノのお話しでしたので、今度は美味くて白いモノを。
こちらです。
日本酒なんですが、ラベルが白すぎて何がなんだか分からない。微妙に見えますけど。
以前真っ黒で全く見えないラベルをご紹介したことがありますが、今度は白です。
こうすると少し見えるかも。奈良は梅乃宿の透音と書いて、とおんです。
梅乃宿は以前から実験的な酒をよく造りますが、これもその一本なのでしょう。
冷やでは甘みを含んだ濃い目の味で、ちょっと四国の果実感も感じます。
これが常温にあげていくと、酸味が薄くなって淡麗な雰囲気に。普通の感覚とは逆の方向性です。
ただ、実験的とはいえ、やはり梅乃宿だねぇという味。なんか安心できます。
てことで、黒から白への一日でした。
ではでは
俺たちの戦いはこれからだ
ジャンプ風に
いや、カビなんですけどね。たちでも無いし。
先日夜中に酔っぱらって書いた様に、洗濯槽のカビ取りを再挑戦したわけです。
お見せ出来ないレベルでは無くなったので撮ってみましたが、この位は浮いてきます。前回はこの10倍は浮いてきました。
更にこの後普通に回すと更に浮いてくるので、出来るだけすくう訳です。
結果、大物のカビは出なくなりましたが、その代わりに小さい粉の様なカビがまだ浮く状態になりました。
実はこんな風にカビが浮いてくるのは2回目で、1回目は15年程前。同じように洗浄剤で洗ったのですが、取り切れなくて、結局全ての洗濯ものをネットに入れて洗うという習慣になったのです。
それからしばらくして、カビも浮いてこなくなったので、普通に洗濯していたのですが、それが今回の事態に繫がったのでしょう。浮いてこなくなったのは、単にカビが強く付着していただけで、それがこういう梅雨の時期だと緩んで浮いてきたのかと。
で、前回の教訓からすると、一度洗浄剤を使うと中途半端にカビが剥離するので、徹底的に取りきるか、諦めてネットを使うしかないのです。
ただ、ネットを使っても、汚い水で洗っているという事実には目を背けなけれならない。なので、今回は徹底的に洗浄することにしました。
もう一つ、根本的にカビを発生し難くするという意味では、洗濯機のフタを常に開けるようにしました。
考えてみると当たり前なんですが、湿気を取るのが一番効果的。なんで数十年来気付かなかったんだろうという話です。
てことで、とりあえず出来るだけのことはやった洗濯機。もう、25年使っているので、買い替えても勿体なくは無いのですが、使えるモノを買い替えるのはどうにも抵抗があるのです。
これからはフタ開けで湿気取りプラス3か月毎位で洗浄剤を使いましょう。
ではでは
カビとの闘いの日々
ジンを飲みながら
昨日ちょっとだけ触れた洗濯機のカビですが、何となく取り切れていない気がしましたので、本日リベンジです。
本日使用したのはこちら。
先日は即効性を期待してアリエールの酵素系、漬け置き無しの洗浄剤を使ったのですが、イマイチの効果。ならば、今度は本命、過炭素ナトリウム系で漬け置き洗浄です。
結果、とんでもない量のいわゆるカビワカメが浮いてきたのですが、さすがにそれを写真で撮るのは憚られるレベル。
なので、使った洗浄剤の写真だけをご紹介、ですが重要なのは一緒に写っているネットです。
ハンガーを折り曲げて、台所ネットを括りつけた簡単なモノで、使い捨てでも勿体なくありません。
で、何故これが大事かと言いますと、漬け置きで浮いてきたカビをそのまま排水しても、どっかに引っかかって、結局また浮いてくるのです。となると、水の中に浮いている状態で如何に掬い取るかが重要なのです。
しかも、カビは結構重いらしく、水流を止めると直ぐに沈んでしまいます。このため、洗濯機の一時停止ボタンを駆使し、ちょっと回して全体に拡散したところで、ネットで掬い取る。
コレを何度も繰り返します。
こう書くと面倒な作業のようですが、やってみると途中から金魚すくい感が出てきて妙に楽しくなってきます。
結果、かなり綺麗になったようですが、ここまでくると徹底してやりたい。本当なら分解して洗濯槽を洗いたいところですが、もう25年も使っている洗濯機ですので、そこまでやるならいっそ買い替えというオプションの方が現実的です。
なんで、もう一度同じ過炭酸ナトリウムで洗浄かな。
ちなみに今年は妙にカビが出るようで、先日は風呂場に銀コーティングの煙を使ってみました。効果はこれから分かるでしょうが、梅雨の時期を乗り切れれば僥倖です。
で、ガラッと変わってこの記事執筆のお供のジン。
冷凍庫でキンキンに凍らせたものをショットで頂いてます。
この手の酒に合うのは、能作のハナシベ。これも定番。
冷凍すると香りは引っ込みがちになるのですが、この器だと口すぼみ型のおかげで上手く香りをキープしてくれます。蒸留酒にはピッタリ、てのは何度も書いてますね。
ラスの一枚はやはりマクロ。錫器でも鋳造と鍛造の違いが写せないかなと思ったのですが、ぼやぼやしているうちに、表面の水滴が凍ってしまいました。
この程度なら錫ペストにはならないでしょうが、錫器を冷凍庫に入れるのはご法度です。まぁ、錫ペストへの相転換温度は-40度付近ですので、一般家庭の冷蔵庫では問題無いのですけど。
てことで、なんか寝付けない夜の雑談でした。
ではでは
タッチノイズは軽減できるのか? その2
実践編
では液体ゴムで処理してみます。の前に下準備を。
始めに長さ調整用の部品が邪魔。コレ取り外しができるタイプでは無いので、無理やり取っ払います。
カッター等刃物を使うと、誤ってケーブルを切断するおそれがありますので、ペンチで慎重に割って取り除きます。
更にイヤホン本体部分とリモコン部をマスキング。
後は液体ゴムスプレーを吹き付けるだけ。
今回は範囲も狭いので部屋の中でやりましたが、本来屋外や広いところでやるべき作業です。
流石にレンズにゴムが付くのはまずいので、噴射中の画像はありません。
ここから4時間ほどで乾きます。
処理後のケーブルです。見た目では分かりませんが、かなり抵抗が増えてます。
さて、肝心の効果。
結論から言うと微妙。確かに滑りは悪くなってますので、ケーブルが変にズレることは無くなり、それによるノイズは低減されています。
ですが、襟もとに当たるノイズは消えるわけでは無いので、効果てきめんと言えるほどではない。言ってしまえばプラシーボレベルかも。
ただ、私の”何か手を加えないと気が済まない”という欲求は満たされましたし、この製品への愛着もさらに増しましたので結果OKなのです。
実際、この結果は予想の範囲でもあったのです。ゴム処理をするならドブ付けするレベルじゃないと顕著な効果は無いでしょうし、滑りを良くするなら、それこそ熱収縮チューブでも入れなきゃならない。
ただ、どちらもどう考えても副作用の方が多そうですし、熱収縮チューブに関しては、ケーブルをいったん切らないと入れることすらできないということで、実質不可能。
そう、肌のかぶれに関しては2週間ほど使いましたが問題は無い様です。
結果的に私の工作熱を満たしただけになりましたが、効果が無いとも言い切れない。じゃあ、やらないよりはやったほうが良いかというと、そうでもない。有機溶剤を使ってますので、ケーブルの素材によっては悪影響を与える可能性もある。
なので、お勧めはしません。でも愉しい。
まぁ、現実的にタッチノイズを減らしたいなら、首の後ろに回さずに、前に垂らすのが良いってのは分ってるんですけどね。それじゃあ面白味が無い。
てことで、今後も何か思いついたら積極的に試していく方向で。
ではでは
タッチノイズは軽減できるのか? その1
予備実験編
先日購入したAKGのN200。音も装着性も思い切り好みなのですが、唯一にして最大の欠点がケーブルのタッチノイズです。
布巻のファブリックケーブルのために、とにかくガサガサ、ゴソゴソとうるさいのです。
しばらく使っているうちに慣れてきたというか、多少気にならなくなってきたのですが、やはり何とかできるモノなら何とかしたい。
ならばと考えた方策は二つ。
1. ケーブルの滑りを良くしてノイズを軽減。
2. 逆に滑りを悪くして、ケーブルを動き難くする。
このどちらかでケーブルを処理しようと思い立ったのですが、さすがにいきなり本物に試すのは怖いということで、思いつく方策をファブリックケーブルの質感に近い、細引きで試してみました。
謎の絵面ですが、3種類の処理を試してみました。左から。
1. 液体ゴム:滑り止め
2. トコノール:滑り易さ
3. 白ボンドを水で薄めたモノ:滑り易さ
まず、タッチノイズ云々よりも、一番右の白ボンドは上を向いちゃってることでもお分かりの様に、硬化後ケーブルが硬くなりすぎるので却下。
残った二つ。トコノールは触った感触はなめらか。液体ゴムは抵抗が増しています。
悩みましたが、ケーブルは特に汗のかきやすい首筋に当たるモノなので、水溶性のトコノールは如何なもんだろうということで、脱落です。
結果として液体ゴムを使うことにしました。
但しこちらも有機溶剤などを使っていますので、乾いた後とはいえ直接肌に触れてかぶれたりしないか不安が残ります。
まぁ、でもここで逡巡してもしょうがないってことで、実験あるのみ。
てことで、実践編に移ります。
あ、一応三本の質感の違いが見た目で分かるかなと撮ってみました。
液体ゴム
トコノール
白ボンド
うん、わからね。
ではでは
今日は半ドン
ゆっくり呑むか
午前中で仕事を終え、今日はゆっくり呑むかと思いきや、洗濯機にカビが出て、その対応で午後を使ってしまいました。
まだ、完全には取り切れていないのですが、とりあえずはこの辺で一杯。
栃木の朝日榮。試験醸造です。
吞口は淡麗、後味は芳醇。甘さやベタつきは全くない、夏向きの酒です。
ここからはいつもの。
漆器の表面。杢とスジが綺麗です。
このサイズになると、小さなホコリも目立ちます。後処理で消すこともできますが、出来るだけ被写体を綺麗にするのが大事なのでしょう。
注器の口元。
しばらく水に漬けた化粧土の表情が、なんか生々しい。
胴の鎬の部分。
なんというか、エイリアン系?
ただ、これだけ水を吸い込む様子を見ると、やはり使用前に水に漬けておかないと、酒が染み込み過ぎて匂いやカビの原因になるなと、改めて思った次第。
てことで
ではでは